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10話“これからは”

見事に右手が弱点らしきどこに貫通した。


すると生き物は、


蝋燭の火を息で吹いて消した煙のように消えたのだ。


「お兄ちゃん?」


愛の声がちょっと震えていた。


無理もない。



あんな離れてたのに一瞬で

目の前までとんだからだ。



正直自分も驚いている。



「なんで?」


刺された場所はまるで


なかったかのように治っていて、


さっきおきたことがまるで嘘みたいだ。


「なんでって?」


「さ、さ、さっき刺されてたじゃない!」


確かに死んでてもおかしくはなかった。


いや生きてるほうがおかしい。


「俺だって驚いてるよ!


目は熱いし、


体は軽いし。


なんだったら、


刺さる前は生き物の弱点殴っても

貫通してねぇのによぉ!


今殴ったら、

貫通したんだよぉ!」


そうもめてると前にも後ろにも


10体いた。


「愛とりあえず家に入ろう。」


「うん」


そう言ってとりあえず家に入った。


そしてまず最初に

テレビをつけてニュースを見た。


想像通りでどの番組も

今の騒動を流していた。


「お兄ちゃん避難用バック準備できたよ」


と言って愛はジャージ姿で降りてきた。


「俺も着替えてくる」


俺はすぐに着替え、


愛と同じタイミングでバックを持って、

玄関のドアを壊す勢いで


避難所に向けて出たのだ。

第一章“異変”が終わりました。第二章は6月1日木曜日に出します。

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