そしてみんなどこへいった
リプレイ風の創作小説です。
架空のテーブルトークRPGを想像して書いてみました。
黒森 冬炎さまの「狭いところで槍」企画の参加作品です。
長い槍をせまい場所で振りまわすと、仲間や壁に当たるリスクがあります。
はたして槍使いは、この困難にどう打ち勝つのか……
というシリアスな展開にはならないかも。
キャラクターシート抜粋
・プレイヤーAさん
キャラ名:ハイド 性別:男性 種族:人間
職業:戦士 武器:長槍 装備:硬革鎧
・プレイヤーBさん
キャラ名:モナ 性別:女性 種族:人間
職業:神官 武器:短杖 装備:神官服,マント
・プレイヤーCさん
キャラ名:ガモス 性別:男性 種族:ドワーフ
職業:戦士 武器:戦斧 装備:金属鎧
・プレイヤーDさん
キャラ名:シュリ 性別:女性 種族:ハーフエルフ
職業:魔術師 武器:短槍 装備:革鎧
* * *
あなた達は王都の冒険者ギルドで、護衛の任務を受けました。
2頭びきの幌馬車が、隣町から王都まで荷物を運んでいます。
あなたたちは馬車を囲んで、徒歩で移動しています。
歩く速さでゆっくり進んでいましたが、ちょうど中間地点となる森の広場まで来ました。
馬車の御者をやっているお姉さん『カリナさん』が、小休止を提案したところです。
すでに依頼をうけてるんだね。
いちおう、外敵がいないか周りを見張っています>GM
依頼者の関係者ってカリナさんだけ?>GM
そうです>モナ
「荷物の中身って何? お宝?」>カリナさん
「お宝といえばお宝ですね。ご覧になってかまいませんよ」
カリナさんは御者台の後ろの幌を開きました。
荷台に金色の箱のようなものが見えました。
「お、お宝、お宝……」
御者台に上がって、ふらふらと宝箱?に近づきます>GM
「おいおい、大丈夫か」>シュリ
ワシ、背が低いから見えないかも
シュリが幌の中をよく見ました。
やや丸みのある長ぼそい、変な模様の箱があります。
長さは2mくらいで、一方に顔のような図柄が彫られています。
ひょっとして古代エジプトのあれ?
ツタンカーメンの棺桶では?
「ご主人には触ってもいいと言われてますが、気を付けてくださいね」
いや、触んないでしょ。そんなもの>カリナ
「では遠慮なく」
ぺたぺたー
おいっ>シュリ
すると、箱に彫られた顔の目がギラリと光りました。
「え? 何だろ」
おいおいおい。やばくないか
でも、オレらは馬車の外にいるから、状況はわからんのだよ
あたしはシュリの方を見てたから、様子がおかしいのはわかるかも。
「ねえ。カリナさん。今、ここの顔の目が光ったよね」
「え? まさかー。怖いこと言わないでくださいよ。それ、古代人の棺ですよ」
カリナさんがそう言ったとたん、箱がガタガタと揺れ始めました。
古代人の死体がよみがえるのかな
「きゃー。棺が動いたー」
「シュリ! カリナさん! 馬車から降りて! モナは昇天魔法の準備! 俺とガモスは前に出るぞっ」
「Yes、リーダー」>ハイド
カリナさんの手を引いて馬車から飛び降ります>GM
馬車に向かって槍を構える>GM
同じく斧を構える>GM
神聖魔法の準備します>GM
カリナさんを背後にして、魔法詠唱の準備します>GM
それぞれが構えていると、箱から光が幌をつきぬけて皆さんを覆いました。
光が消えると、皆さんは森ではなく別の場所に立っていました。
転移魔法?
「あれー? ここどこー?」
「みんな無事か?」>ALL
あなた達はまっすぐな通路に立っています。
床と壁、天井は土色のレンガのような感じです。
幅も高さも3メートルほどでまっすぐに続いています。
ところどころ、薄く光るレンガ?があり、近場の視界は通っています。
当然、馬車は来ていないですね。全員いる?>GM
カリナさんも含めて全員います。
馬車も馬もきていません。
モナの足元に20センチ四方の粘土板のようなものが落ちていました。
「あら、これは何でしょう」
拾います。
「なになに~……おたから~?」
「おいおい、罠じゃないだろうな」
えーと、古代語の技能を持っているのは……シュリだけか。
古代語……。本栖湖とか山中湖とか……
それは富士の五大湖>ハイド
古代語ってのはガンダーラとか999とかでしょ。
それはゴダイゴ>ハイド
古代語でこう書かれてます>シュリ
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6人の小人が 出かけた
1人が蜂にやられて 5人が残った。
5人の小人が 出かけた。
1人が車にひかれて 4人が残った
4人の小人が 出かけた
1人が熊におそわれて 3人が残った
3人の小人が 出かけた
1人が橋でころげて 2人が残った
2人の小人が 出かけた
1人が首をもがれて 1人が残った
1人の小人が 出かけた
雷にうたれて いなくなった
そしてみんなどこへいった
---------------------
だ、そうです>ALL
マザーグース?
アガサ・クリスティ~
ナントカ大作戦かも
小人って、ハーフエルフとドワーフって意味じゃないよね。
「この6人って、まさか私たちのこと? でも私たちは5人ですね」
あ、しまった。盗賊ブリマン役のEさんは今日休みだった。
なにーーーー!>GM
おつりがきますね
どれか1行消えるんですね>GM
首、がいやだな
まあ、このまま進めますね。[汗]
ってことは、ここはトラップ満載のダンジョンってことか。
誰か盗賊技能もっているやついる?
本日欠席のブリマン君以外は、誰も盗賊を持ってないはず>ガモス
あ、実はカリナさんが盗賊持ってたりしない?>GM
カリナさんは腰に小刀下げてて戦えそうですが、盗賊技能はないです>モナ
「まあ、ここで立っていてもしょうがない。罠に気をつけながら移動しよう」
「了解、リーダー」>ハイド
「敵に見つからないように、そっと進もう」
ガッチャ、ガッチャ
ガモスだけ金属鎧なんだね
ここでダイス2個で知覚で振ってみてください>ALL
成功>GM
成功>GM
失敗。知覚と敏捷が低いのよ>GM
成功したよー>GM
成功した人は、通路の一方から微かに風が動いているのがわかります。
通路の風上の先の方は、風下の方に比べてやや明るいようです。
「あっちが出口かもしれない。行ってみよう」
隊列はどうします?>ALL
「俺とガモスが前衛、カリナさんを挟んでモナとシュリが後衛で行こう」
「うん。それが無難だよね」
「いちおう、後ろから敵がこないか見ておくね」
幅3メートルだよね。2人並んで歩けるけど、ハイドの長槍って戦闘で邪魔にならない?>GM
ルールには特にないですが、明らかに無理な動きになる場合は、判定に補正がかかるかも>ガモス
今回、マスターが『森から始める』って言ってたよね。
武器で槍を選んだけど、身長より長いから2メートルくらいあるのかな。
まさかのダンジョンクエストだった。
ほんとに無理そうだったら、あたしの短槍を貸すよ。あたしのは1メートルくらいだと思う>ハイド
さて、しばらく風上に向かって歩いていくと、通路が行き止まりになっていました。
終端の左側に上への斜面があります。角度30度ぐらいで、幅1.5メートルほど。
先の方は明るくなっています。
出口……。でも、なんか嫌な予感がするな。
「あたしが先に行って、様子をみてくるよ」
上がってみます>GM
「たのむぞ。気をつけてな」>シュリ
「お願いします」>シュリ
「シュリ、ロープ持ってたよな。上がったらロープを頼む」
ダイス2個で敏捷で振ってみてください>シュリ
楽々成功~♪>GM
這うような形になりますが。簡単に登れます。
中盤あたりまで来たところで、坂の天井でガチャッと物音がしました。
もう一度ダイス2個で敏捷で振ってみてください>シュリ
物音?
怖いですね。でも成功~♪>GM
坂の天井から槍が伸びて、シュリのすぐ横に刺さりました。
「うげげっ」
おしいっ! なんて言っちゃいけないんだね。
天井を見ると、無数に丸い穴が開いています。
槍は引っ込みました。
どうしよう。あたしは突破して登れると思うけど>ALL
ワシ、敏捷4しかないの。ロープで登っても多分串刺しになる。
あれ? ガモスってそこまで低かったっけ。あ、金属鎧か。
シュリだけ先に行ってもらって、助けを呼んでもらうというのは?>ALL
それだとクエスト失敗になりそう>モナ
「シュリ。悪い、一度戻ってきてくれ。出口だとしてもガモスが登れない。たぶん『蜂』のトラップだろう」
なるほど、蜂ってこれのことね>ハイド
「りょーかーい」>ハイド
戻ります
さっきの隊列で風下に移動します>GM
しばらく進むと、廊下の床が終わっている箇所がありました。
中央に直径50センチほど、長さ3メートルぐらいの円柱が対岸まで橋渡しされています。
「橋、だねえ」
『橋で転げて』じゃなくて、橋が転がりそうだ。
「ガモス、橋を押さえてて。まずはあたしが行く」>ガモス
そっか。橋をおさえたら転がらないんだ。
「おお、それだ」
しっかりおさえます>GM
そうですね。橋をおさえてたら補正かかります。敏捷+1で>シュリ
難なく大成功♪
シュリは楽々わたりました。
ワシ、プラス1でもちょっとキツそうだな。
「リーダー、そっちから槍を伸ばして~」>ハイド
俺の長槍を手すりにするのか。届くのかな?
ふたりで腕をいっぱいに伸ばせば、ギリギリ届いたということにしましょう。
これだと渡るときに判定いらないですね。ハイド以外。
え?>GM
でも、シュリが穂先を持つのは危なくないか?
短槍の鞘をかぶせとく>ガモス
それじゃあ、渡ります。渡ってから、こっちで橋を押さえときます>GM
よし、これなら渡れる。
モナとガモスに続いてカリナさんも渡りました。
さて、ハイドはどうしますか。
槍をシュリに持たせて渡るか。自力で渡るか。
自力だときついかも。ガモスほどじゃないけど、敏捷が厳しい。
よく見たらハイドも敏捷が低いよね。鎧はハードレザーなのに。
ちょっと待って。ここでハイドが落ちたら、もしかしてあたしも巻き添え?
大丈夫。鞘がすっぽ抜けてリーダーだけが落ちる>シュリ
ううっ>ガモス
私とカリナさんでシュリの身体をささえて、ガモスが橋を押さえておくしかないかも。
シュリは槍の柄を持っててね。
石橋をおさえます>GM
槍をシュリに持っててもらって、渡ります>GM
はい。敏捷+2で振ってみてください。
ぴったり成功>GM
あぶねーーー>ハイド
+2がなかったら落ちてたってことね
今思ったけど、槍じゃなくてロープを使えばよかったか。
槍の方が安定すると思う。でも最後のハイドはロープを併用した方がよかったかもね>ガモス
「みんなありがとう。それじゃあ、罠に気を付けて進もう」
まだ出てないトラップは……車ってなんだろう。
この世界に自動車はないよね。馬車?
日本の妖怪で、車輪が燃えてるのがいなかった?
火炎車とか火車とかいうやつかな。アンデッド系だね>シュリ
棺桶に呼ばれて来たから、ここってもしかして何かのお墓だったりして。
しばらく歩くと、丁字路にでました。
左は上り坂、右は下り坂です。
「さて、登るか? それとも下るか?」
「まずは下かな」
下の方が楽かな。
実際の坂道では、下りの方も意外と体力使うぞ。
出口はたぶん上の方だと思うけど、ここはあえて下だと思う。
「よし、右の下り道を行こう」>ALL
下り道をしばらく進みました。
ここで知覚でチェックしてください>ALL
成功>GM
成功です>GM
失敗>GM
あら、おしい。失敗>GM
ハイドとモナには、10m先が行き止まりのように見えます。
突き当たりの天井に金属光沢が見えました。
「ぜんたーい、停まれ!」>ALL
ぴたっ
「なになに~。どうしたの~?」
「この先に何か危険物があります!」
後方の上り坂からゴロゴロ……と音が聞こえてきます。
「な、なんの音でしょう」
「おそらく『車』のトラップだ。全員、さっきの曲がり角まで走れっ」
「走れ~」
「何かやばそう」
丁字路まで走ります>GM
ダッシュします>GM
坂の上、丁字路より向こうから大きな丸い岩が転がってきます。
では、全員敏捷+1でチェック>ALL
なんとか成功>GM
成功>GM
余裕余裕。成功>GM
もちろん。失敗しました>GM
「ダメもとで、通路の隅に寝そべっていろ!」>ガモス
根性ポイント使います。
ガモスの根性は7だよね。ダイス2個振ってください、7以下で成功です。
4、3でギリギリ成功。
「うおおー。火事場の馬鹿力ー」
うわー。あぶないところだったな>ガモス
成功おめでとうございます>ガモス
全員がT字路の脇に入ったところで、岩が通過していきました。
「ほう、なんとか生きとるわい」
「あの岩の方を追いかけてみようか。さっきの金属板が気になる」
しばらくして坂の下でドドーン!という音、それからガチャン!という音が聞こえました。
「よし、行ってみよう」
みなさんが坂の下の方に行くと、岩に噛みつくような形でノコギリ状の金属の歯が食い込んでいます。
ギリギリという音と共に、金属の歯が天井に戻りました。
突き当たりの壁が回転して、岩が壁の向こうへ。
これが『熊』だろうな。
ってことは、この先で『首』と『雷』が残ってそうだね。
では登り坂を進みます>GM
みなさんがしばらく登っていくと、坂道が終わったところで少し広い部屋にでました。
幅が7メートルぐらい、高さ4メートル程度、奥行き15メートルほどです。
突き当りに装飾のある扉がありました。
扉の左右には、馬車で見たような形の土色の箱があります。
「おたから?」
「絶対違うと思う。何かの死体……っていうか、墓の番人だと思うぞ」>シュリ
ギーと音を立てて、2つの箱のフタが開いていきます。
戦闘準備。斧を構えます。
槍を構えて前に出ます。
1つの箱からは全身に白い布を巻いた人型のナニカが立ち上がりました。
もう1つから、白い布を巻いた犬型が飛びだして向かってきます。
ミイラ?
ハイドはダイスを2個振って、先攻後攻を決めてください。目標7以上。
2、4で6。みんなごめん。失敗。
ガーン、相手の先攻か。
犬型がガモスにとびかかりました。攻撃成功。
ダメージは6。
鎧で3止めました。かすり傷ですね。
「ふん。なんともないわい」
回復は必要?>ガモス
いや。攻撃してくれた方がいい>モナ
どう見てもアンデッド系だから、神聖魔法で攻撃をお願いね>モナ
わかりました。詠唱の準備します。
人型の敵の右手に、巨大な鎌が現れました。
刃の部分から、時折黄色く弾けるような光がでています。
首斬り?
雷も入っているな。あれが最後の罠か。
ではプレイヤー側のターンです。カリナさんも小刀を構えています。
敏捷順にシュリから。
魔法攻撃、人型と犬型はどっちがいいかな?
「シュリ、あの人型の方がやばそうだ。あっちを攻撃してくれ」>シュリ
人型に魔力炎弾、撃ちます>GM
了解。ダイス2個でダメージを振って下さい>シュリ
6,4で10>GM
「魔力よ、敵を打ち抜く火球となれ。ファイアーボール!」
魔法抵抗しました。いくらかダメージが通ったようです。
次はモナです。
このミイラ、魔法抵抗が高そうだね。
人型に昇天の神聖魔法を使います>GM
はい。ダイス2個でダメージを振ってください。
4,5で9。ダメージアップのため、根性ポイント使います>GM
はい。根性は8ですね。ダイス2個振ってください。目標8以下>モナ
2,5で7。成功しました。
「世界の理を知る英知の神よ。さまよえる魂を天に導きたまえ。不死昇天」
魔法抵抗が失敗。
人型は神々しい輝きに包まれました。
その姿はゆっくりと薄れていて消えました。
モナすごい。一撃で沈めた。
シュリが攻撃した分もあったからですね。
もしかして鎌は残ってる?>GM
鎌も消えました。次はカリナさんの番ですけど……
「カリナさん、ここは我々に任せて下がっていてください」>カリナ
「わかりました。お任せします」
では、次はハイドの番です。
槍で犬型を攻撃します。
犬型の回避は8です。
攻撃成功。ダメージは5です。
「くらえっ」
それなりにダメージが通ったようです。最後はガモスです。
犬型を斧で攻撃します。攻撃成功。ダメージは9です。
「どりゃー」
ガモスの斧を受けて、犬型は倒れました。
その身体は灰のようになって箱に戻っていきました。
えー……。箱に戻ったの? いきなり復活しないよね。
箱は2つともフタが締まりました。戦闘終了です。
予想よりあっけなかったな。
鎌の攻撃をくらう前に倒せてよかったよ。
犬の方はともかく、あの箱で人型も復活するのかな。天に召されたはずだけど。
それは謎ですねぇ>モナ
奥の扉の方に行ってみよう。
扉にはいろいろな飾りのような模様がついています。
顔の高さに覗き窓のような蓋があります。
蓋を開けて覗いてみよう。わくわく、何かあるかなー?
おいおい、大丈夫かな。
また転移魔法が発動しないよね?
シュリが覗くと、中は部屋のようになっています。
キラキラした装飾物がいくつか置かれているように見えます。
「おおっ、お宝だー」
何があるか。よく見てみます。
いきなり、フタがバタンと閉まって首が挟まりました。
2ダメージ入りました>シュリ
「きゃああああっ」
なるほど、『首もげ』のトラップはこっちだったか。
さっきの人型は『首斬り』だから別物だったわけだね。
フタを外してあげよう。
簡単に外れました。
「あいたたた……」
「モナさん、回復をかけましょうか」>シュリ
「まだいい。この先にまだ何かありそう」>モナ
では、奥の扉をあけてみます。
扉を開けると、金色の壁の部屋がありました。
台のようなものが置かれており、金色の小箱が3つ置かれています。
台には古代語で
『1つだけ選べ。より賢き者は、より大切な宝を得るであろう』
と書いています。
「だ、そうです。どれを取るかな」
大きいつづらはお化けがでるよ。
3つの箱は、何か外見上の違いはありますか>GM
色とか模様とか。
装飾のある金色で、外見は同じです。
「カリナさん。あなたが選んでください」
「あ、私でいいんでしょうか。それでは」
カリナさんが右端の箱を手に取ると、部屋の中が白い光に包まれました。
光が消えたあと、皆さんは森の中にいました。
馬車が停まっています。
「みんな無事にもどってこれたか」
金の箱は?
カリナさんが持っています。
箱のフタをカリナさんが蓋をそっとあけると、中には銀貨がたくさん入っていました。
「やったー。お宝だー」
もしかして、別の箱を取ってたら箱の中身は金貨だったとか?
罠に引っかかった回数で決まるのかも。
「馬車の中の棺は大丈夫ですか」
「あ、無事のようです。ありがとうございます」>ALL
んでは、ここで締めますね。
みなさんは無事に王都の冒険者ギルドまで馬車を届けることができました。
銀貨の配分は依頼人から別途話をされるようですが、かなりもらえそうです。
ところで、冒険者ギルドでは変な噂が流れ聞こえるようになりました。
冒険者がときおり受ける昇給試験で、奇妙なトラップのダンジョンが使われるようになったそうです。
架空のお話ですので、Aさんなどのプレイヤーは存在しません。
ロードス島戦記RPG用で昔作った案を一部流用しています。
今回のルールはオリジナルですが、ソードワールドやロードス島に似ているかも。