周りから別れろと言われても好きだった話
これは現在の恋愛状況を記したものだ。
今私は、好きな人からきっと拒絶されている。
あんなにも大好きで、離れたくない人とうまく話せずにいる。
たった5ヶ月の私の恋愛話。
今年から私も高校生。推薦で入学できた私はすこし気が抜けていた。友達のYちゃんも無事入学できたみたいでよかった。
私とYちゃんは同じ中学で、目指す高校が同じ、そして推薦を狙っているということから仲良くなった。無事入学も終わりその頃には私には新しい友達もいた。高校だからか知らないところから来ている子もたくさんいた。その中に私の好きな人Sはいた。最初は、女たらしみたいで大嫌いと思っていた人だったけど、いつの間にかSのことを考えているうちに違う感情が芽生えてしまった。そんな時に入学してすぐ宿泊研修があった。みんなで使える共同スペースにSは、私のクラスの委員長とお話をしていた。私の班の子も
「絶対告白だよ!」
「もしかしたら、別れ話かもよ?」
と色々な仮説を話して盛り上がっていた。
私自身も考えたくなかったけど告白の瞬間だと思っていた。共同スペースのちょっとバレなさそうなところで2人きり、、、楽しそうに話していた。いつの間にか芽生えた気持ちに気づけていない私は、ただひたすらに、くるしかった。
二泊三日の宿泊研修。2人のことばかり頭に浮かんで何も集中できなかった。Sも入学した当初から女子に人気があったのか、周りに女の子がたくさんいて、宿泊研修も女の子と戯れることがあったと思う。
なんだかんだで宿泊研修も終わると、いよいよ学校生活が始まる。
私の席は窓側の左の方の席。Sは、廊下側の前側の席。私が斜め前を見れば目が合ってしまうほどちょうどいい席だった。
何度かチラ見を繰り返すうちにいつの間にか目が合うことも増えていった。最初は恥ずかしさですぐに顔を背けてしまった私ですが、だんだんと笑えるようになってきてしばらくすると、Sも笑ってくれるようになっていた。いつも体を斜めに、私の方に向けながら授業を受けているところに少しキュンとした。きっと私の勘違いだったと思うけれど、、、。それでもよかった。勘違いしている時間は私にとって幸せな時間だったから。そんな幸せな時間が続いたある日、私のクラスLIN○でSが毎日の宿題として出されているページがわからないと言うような話をしていた。これはチャンスかもと思う反面、助けたい気持ちで
「私が送ろうか」
と勢いで言ってしまった。
ありがとうと言われ、どうしたらいいかわからず深呼吸。
SのLIN○を登録し、すぐに個人チャットで話しかけた。
「○番の○○です。今送るね」
といい
「ありがとう!掃除の班一緒だよね?」
と言う会話を少しして、その日は終わった。
次の日の朝学校にて、Sが1人友達を連れて私に感謝を言いにきた。思ってたよりいい人だったなぁ。と何度も朝の出来事をリピートして1日を過ごした。そして数日後、彼に私のインス○がバレてしまった。特にバレても問題はなかったが、見つかってしまったことにドキドキした。こんなにあっさり見つかってしまうのかとドキドキが止まらなかった。見つけてもらえるなんて思わなかったから、さらにドキドキは加速した。インス○でも話すようになると、色々な出来事が起こるようになった。
学校が始まってすぐは部活もないので、毎日のようにYちゃんと学校近くのちょっとした公園のような場所で遊んだりしていた。そんな時に、いきなり彼からインス○の方に連絡が来てちょっと話したりしていた。長らくインス○の方でも会話が進んでくると、恋愛話にも花が咲いた。彼氏はいるのか。などたくさん話した。
いつの間にか朝になっていることもなくはない、、、。
6月ごろ、インス○でも盛り上がりを見せ、電話をする中にも発展した。最初はお互い緊張し、あまり話せなかったが、二日間朝まで通話を続けていると2日目には普通に話せるようになっていた。学校ではあまり話す仲ではなかったけれどこうして家に帰ればたくさん話せる仲になっていたことが嬉しかった。何よりも毎日の癒しになっていた。
そうして、ある時幸せな出来事が起こった。私は彼に告白を受けた。しかし彼は、アニメなどであるような条件付きの告白をしてきた。アニメのような展開に少しドキッとした。ちょっと憧れだったから。丁度体育では体力測定などが合ったため丁度よかったらしい。私もそれに了承した。何より告白が嬉しすぎたのである。けれどこの時の私は、まだ彼の本当の姿に気づけていなかった。
読んでくれてありがとうございます。ただの自己満の小説ですので、至らない点があるやもしれません。暖かく見守っていただけると嬉しいです。