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あの日の恩を返そう  作者: みちら
7/11

ー7ー

2021年、外出自粛のGWが暇だったので書いてみた、小説です。

処女作であり、色々と突っ込みどころはあるかと思います。

短いですがお付き合いいただければ幸いです。

街への向かう道中ドラゴンの件を聞いた子爵家の当主に、安否連絡とドラゴンに情けをかけられ生き永らえたと連絡をした。

彼はほっとした様子で俺のことを心配してくれた。そしてもう馬鹿な真似はするなと怒られた。


一通り怒られた後、彼から王都の話を聞いた。


なんでも、王都に天を覆うような白銀の巨大なドラゴンが現れ、人の言葉を話し国王との1対1での話を求めたらしい。

圧倒的な存在に慄きながらも、国王は果敢に挑みドラゴンによる被害はなかったらしい。

ただ、その日中に王命で冒険者ギルドの一斉捜査が始まったらしい。


俺が挑んだドラゴンと何か関係があるのかと聞いてきたが、違うと伝えた。

王都に現れたドラゴンと俺が挑んだドラゴンは、大きく異なると思ったからだ。

彼は大きくはあったが牛3頭分程度の大きさで、羽もなく土色をしており恐らくアースドラゴンと言われる個体で、王都に現れたというドラゴンとは別だと思う。


情けをかけられた時に鱗をもらったと伝えたら、大いに驚かれた。

そんな、まさか、などブツブツと言っているようだが、聞き取れないような小声で呟いている。

確認することがあると言い、通信が切れた。


冒険者ギルドの一斉捜査か、良いように事態が進めばいいのだが。



俺がドラゴンと対峙してから15日ほどが経った後の昼前に街へ戻った。

街では、俺がドラゴンと対峙する前に立ち寄った時よりも人々が慌ただしく動いている。

人々の会話を聞いていると、ギルドマスターが~や、あの職員が~などと聞こえ、時折貴族様が~などと聞こえる。


この街の冒険者ギルドへ一斉捜査も入ったようだ。


よかった。少なくとも自体が動いているのは確かなようだ。

冒険者ギルドに向かっていると、周囲のざわめきが一層強くなった。

馬車の紋章を見ると、大公爵が急遽来訪されたようだ。


人々が大公爵に道を開けるために急いで道の端に移動している。

俺は貴族とかかわりはあるが、大公爵までいくと厄介ごとが多いだろうから余りお近づきにはなりたくない。

不敬に当たらないように注意しながら、引き続き冒険者ギルドに向かう。


冒険者ギルドに到着すると、以前覗いていた窓に人々が群がって中の様子をうかがっている。

俺もその窓から彼女と冒険者ギルドの様子を伺ってから中に入ろうと思っていたが、伺う隙間がなさそうなので冒険者ギルドに入ることにした。



冒険者ギルドに入ると、冒険者以外と思われる背格好の人々が多い。

背格好から冒険者ではない人は依頼者であるだろう。


数が多すぎる。普段であれば、この時間にここまでの数はいないはずだ。

それに、多くても3人程度のグループで来るが、10人のグループがちらほらある。

様子を見ていると、ちらちらと職員のほうを見ており、聞き耳を立てているようだ。

なるほど、彼らは街中で溢れる冒険者ギルドのうわさ話の情報提供者か。

ならば、情報料を支払えば必要な情報は手に入るだろう。


彼らに話しかける。

曰く、現在の10日程前に冒険者ギルドへ王家直属の命令で貴族が来て、冒険者ギルドの強制捜査を行ったそうだ。

強制捜査を行った結果、ギルドマスターとその愛人と噂されていた職員他、複数の職員が逮捕された。

彼らは、職員への理不尽な行いや冒険者ギルドの予算着服や冒険者への報酬を着服の容疑で逮捕ようだ。


ギルドマスターから賄賂を受け取り違法な依頼に従事していた冒険者も逮捕されたらしい。

逮捕された冒険者は、街中での素行の悪さが問題になっており冒険者ギルドに度々苦情をあげていたらしいが、今までお咎めがなしだった。

今回の件で、ギルドマスターが苦情を握りつぶしていたのではないかと、街の人々は推測しているらしい。


ギルドマスターたちが逮捕されたことに伴い、一時的に派遣された貴族の管理下に置かれることになった。

その中でもギルドマスターから理不尽な行為を受けていた職員たちは、一時的に王命で王所属の職員となっているらしい。


上記のような情報を冒険者ギルドの片隅で聞くことができた。


受付業務をしている彼女を見ると、以前のように暗い雰囲気はまだ残っているが表情が和らいで見える。

――よかった。俺がドラゴンと対峙したことは無駄骨であったが、事態は解決に向かっていると判断していいんだろう。


彼女がこちらに目線を向けてきたが、俺は踵を返し冒険者ギルドから出ようとすると、出入口の扉がちょうど開く。

すると、現れたのは俺によく依頼をしてくれて仲良くしている子爵家に仕える執事だった。


彼は俺と目が合うと、「やっと見つけた。一緒に来てくれ」といい。

俺の腕を引きながら、ギルト奥へ一緒に進んでいく。

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