序盤で絶対に出会ってはいけない敵と出会った時の絶望感
ふとこの作品を読み直してい見たらメチャクチャ面白かったです。
何でこの作者はこんな面白い作品を途中で投げ出してるんだと。自分で自分を殴ってやりたくなりました。というわけで殴ったら痛かったです。
探して見たらいくつかストックがあったので気の向くままに更新を再開します。
「もう一度聞こう、お前は一体何者だ、どういう目的でここに来た」
「お、お金を両替しに来ました」
・・・・・・
「どうやら嘘ではないようだな、うん、は?え?は?お金を両替しに来ただと、ここ暗殺ギルドだぞ?ちょっと言ってる意味が分からないんだが」
まあ、そんな反応になるはな。ごもっともだ。
だけど、このまま無害な一般人アピールをすれば助けてもらえそうだな。
「実は間違えてこんなところに来てしまいまして、別にやましい気持ちとか一切ありませんし、見逃してもらえませんかね」
「いや、絶対駄目だよ、経緯はどうあれ、お前みたいな得体の知らない子供に場所を知られて、はい、そうですかと逃がすわけがないだろ」
「ですよねー、じゃあ、しょうがない」
俺はかなり魔力を消費するし、慣れてないから失敗する可能性もあるが。緊急事態のためしょうがない、空間魔法・空間転移を無詠唱で発動して家に戻った。
――――――――――
「いや~、殺されるかと思った、って、あれ、おかしいな、ここ、家じゃないぞ。というか明らかにヤバそうな人達に囲まれているぞ。あれ?転移失敗した、くそったれ」
いきなりナイフが飛んできた。
それをなんとか避けると、今度は2本ナイフが飛んできた。
それをしゃがんで避けたら。
今度は4本ナイフが飛んできた。
それもジャンプして避けたら。
今度は8本ナイフが飛んできた。
ヤバい、これは避けれない。
そう思いつい、咄嗟に。
「破壊魔法・物体破壊」
ナイフは破壊され、パラパラと床に落ちる。
はい、やらかした、禁忌魔法やっちゃたよ。つい反射的に使っちゃったよ。
どうしよう。
「なるほど、空間魔法に破壊魔法、そして、その膨大な魔力と身体能力、お前を暗殺者ギルドの見習いにしてやろう」
「え、いや、あの、ここって暗殺ギルド何ですか、というか見習いって、別に俺はただお金を両替しに来ただけなので、というか、あの、帰って良いですか、こんな明らかにヤバそうな場所長居したくありませんし」
・・・・・・
あれ、俺なんかやらかした。
「ハハハ、なんて舐めた態度だ、どうやら殺されたいみたいだな。いや、待て1分やる精一杯の命乞いをしろ、気が向いたら助けてやる」
メチャクチャ怒ってらっしゃる。
どうしよ、命乞いするか。いや、本当に助けてくれるのか。分からない。
そうだ。質疑応答、教えてくれ【この状況を打破し無事に家に帰れる方法を】
200ポイント消費します。
とても簡単です。
その目の前にいる男を殺せばいいんです。
そいつは、この暗殺ギルド支部最強の男です。
そんな男を倒せば所有者様にちょっかいをかける人はいないでしょう。
いや、でも倒せるか。
1100ポイント消費します
簡単に倒せますよ。
所有者様は自身の実力を過小評価し過ぎです。
少なくとも所有者様に勝てる生物なんて今のところこの世界には千にも満たないですよ。
だから、自信を持ってください。
それに、ここは暗殺ギルドですから禁忌魔法は使い放題ですよ。
そうか、スキルに礼なんておかしいが、言っておく、ありがとう質疑応答、自信をもってやってみるよ。というか逆に言い換えれば俺に勝てる存在千はいるんだな。
「おい、1分立ったぞ、どうやら本当に死にたいみたいだな」
「黙れ、破壊魔法・人体破壊・腕」
ゴギュ
「くそったれ、腕が、腕が~~~、無い、動かない、誰か、助けろ、こいつを殺せ~~~」
「破壊魔法・人体破壊・頭部」
ゴギュ
誰も助けようとはしなかった、なるほど、俺って強いな、それと俺は自分の思っている以上に人を殺しても何とも思わない人間だったな。まあ多分スキル精神異常異形化のおかげかな?いやせいというべきか?まあいいや。さて、これでようやく帰れる。
パチパチパチパチ
「凄いね、君、あのパニッシャーを簡単に破壊するなんて、でも、足りない、うん、試してみるか」
ざわざわざわざわ
拍手されるまで存在に気付かなかった、見た目は細身の優男で強さなんかは一切感じない、なのに、怖い、まるで、教会に呼び出された時にあった、あの人のよう、いや、そこまでではない、でも、今の俺に勝てるか。
質疑応答、質問だ【彼の正体は何者だ、どういう目的で俺の目の前に現れた】
2000ポイント消費します。
彼の正体は世界各地にある暗殺ギルド及び盗賊ギルド及び冒険者ギルドの最高責任者であり、この国の公爵家を2つ裏から支配している神祖吸血鬼・レゾ・ザナッフャー・グレイワーズ・シャブラストグドゥ・フィブリゾットです。
所有者様の目の前に現れた理由は自分の支配する空間内で異質な魔力を感じたからです。
なるほでね、無理ゲーじゃない。
何、神祖って、真祖じゃないの、神なの、神ってことだよね。
勝てるわけないだろ。どうする。逃げるか、いや、逃げれるのか。というか名前な、名前が完全にヤバいやん俺の大好きなあの作品の敵キャラの名前詰め込んだような名前してんじゃん。
「必死にどうすればいいのか考えているね、うん、良いね、最高だね、気に入った。この僕に一撃でも入れたら君を見逃してあげよう、でも、一撃でも与えられなかったら、殺そう」
なんて魔力だ、なんて悪意の強さだ。勝てるか、勝てるわけがない。
でも、逃げるそうにもない。ならば、戦ってやる。一撃入れて見逃してもらうというのに俺は賭けるしかない。
一発勝負だ。不意を突く。
俺は空間魔法にある訓練で出た大量の魔石を1割です。俺の扱いきれる魔力の最大だ。
「歪魔法・空間魔法・反転魔法・複合・あべこべ空間」
空間が歪む狂う、反転する。感覚がいかれて、存在がおかしくなり、誰も自分が何なのかすら、分からなくなる、あべこべな世界。
少なくとも適応するのに時間がかかるはず。
そのスキを突く。
「更に、スキル・悪魔化・鬼人化・獣人化・発動」
そして、俺の身体にある全魔力を身体中に纏い、あの優男に向けて右腕でパンチを繰り出した。
スカ
「残念、惜しかったね、後右に数センチずれていたら危なかったよ」
「いや、まだだ、あべこべ空間、解除」
あべこべ空間はその名の通りあべこべな空間、距離も立体感も大きさも全てがあべこべ、そして、俺はそのあべこべを自分で操作でき、そして、解除するときはある程度自由に空間内の場所をいじれる。
つまり、こういうことだ。
俺の右腕の拳は優男の腹にめり込んだ。
「これはやられたね、凄いねこんなダメージを受けたのは数十年ぶりだよ、合格、いや大合格だ。君に暗殺ギルドの3つ星の資格をあげるよ」
「え、どういうことですか。いや待ってください、それよりも抜けない、めり込んだ拳が抜けないんです」
「あ、ごめんごめん、すっかり忘れてた、はい、これで抜けるはずだよ」
スポ
「抜けた良かった、ありがとうございます」
「じゃあ、話を戻すけど、君には暗殺ギルドの3つ星の資格をあげるよ、この資格は一応そこそこの力を持ってるし、まあ、上手く使ってくれ」
上手く使ってくれと言われても、いや、でも俺よりも圧倒的格上の相手勝てるわけがないし、何があっても大人しく従うしかないな。それと敬語も使うか一応、目上の人だし。
「謹んでお受けいたします。貴方様のご期待に添えられるよう誠心誠意頑張らせていただきます」
俺はそう言って深々と頭を下げた。
「良いね、良いね、そのすぐに状況に適応して。俺に頭を下げるなんて、よし、3つ星ではなく4つ星の証をあげよう、ホイ」
いきなりバッチを投げられたので、慌ててキャッチする。
「それが、暗殺ギルド4つ星の証、今のところそれ持っているの12人しかいないから、上手く使ってくれよな、まあ、分からないことがあったら、その持っているスキル質疑応答に聞いてくれ、じゃあ、またね」
その瞬間煙のような靄を残しその場から消えた。
「ハア、なんか色々あったな、疲れた、でも暗殺ギルドの証を手に入れたし、これで両替が出来るんじゃん、そう思うとラッキーだな」
両替しようと、あたりを見渡すと、死屍累々とした感じだった。
多分俺のあべこべ世界に巻き込まれたせいで方向感覚が全部ごちゃごちゃになってゲロ吐いて、ぶっ倒れているな。
両替どうするか、しょうがない自分で適当にやっとくか。
俺は両替所と書いてある場所に行き銀貨100枚の束を10束貰い、代わりに金貨10枚を置いた。
これで、両替出来たしサッサとこんな場所からおさらばしますか。
「空間魔法・空間転移・さっきいた酒場」
――――――――――
「ギャアー、化け物ーーー」
いきなり悲鳴を上げて酒場にいた客達が逃げていった。
「あれ、どういうことだ」
「この化け物、覚悟しろ」
そう言ってスキンヘッドのオッサンが俺に大剣で斬りかかって来る。
それを片手で止めて大剣をへし折る。
「ヒ、ヒヤーーー」
しょんべん漏らしながらオッサンが逃げていく。
「そして誰もいなくなった」
ちょっと言ってみたくて言ってみました。なんかセリフカッコイイし。
「じゃないよ、何で、俺が来た瞬間とんでもない化け物にでも出会ったように逃げやがって、どこからどう見ても子供の姿してるだろ、ん?ちょっと待てよ、姿、ん、あ~~~、俺って悪魔化、鬼人化、獣人化解除してないじゃん、すっかり忘れてた、悪魔化、鬼人化、獣人化解除」
これで、大丈夫と、さて、気を取り直して俺は買い食いをするぞ。
というか両替しようとしただけなのに俺はどんだけ面倒事起こしてるんだよ。ヤバいだろ。
ポイントが入ると作者の励みになります。
よろしくお願いします。