神様の玩具で異世界転生
俺の名前は 元井 陸翔 多分どこにでもいるラノベ好きの高校3年生だ。
別に年齢=彼女いない歴ではあるが学校も上手く言ってるし、成績面での不安もほとんどないし、充実しているかといわれれば、少し悩むが、不自由はしてないし幸せではある。
そんな俺はいつものようにベットでラノベを2冊ほど読んでから眠りについたはずだった。
そう。はずだった。いつものルーティンだ。寝る前にラノベを読むというルーティンだ。そんでもって朝起きてスマホで漫画を読んで学校にいく。そのルーティンをするはずだった。
それなに今、目が覚めた俺は何故かどこまでも真っ白な空間の中で薄っぺらい黒色の布を身体に巻きつけているだけのクソエロい恰好した黒髪ロング巨乳の美女と一緒にいた。
・・・・・・・・は?これは夢か?一体どういうことだ?
「お、気が付いたか、玩具君。まあ、多分玩具君は自分の状況がどうなっているのか理解してないだろうし、どういう状況なのか頭の中にインプットしてあげるよ、やだ、私って超絶優しい」
黒髪ロング巨乳の美女がそう言って、俺の頭に手を触れたその瞬間、全てを理解した、否、させられた。
そうして俺が理解させられた。内容は短くまとめるとこうだ。
神様の娯楽で日本人を異世界転生させてみよう。
終わりだ。
一応、何故そうなったのかという経緯や理由、今から行く世界の一般常識なんかもインプットされてるけど。
ぶっちゃけ、かなり身勝手でふざけている状況だ。普通の人からしてみれば、誘拐だと思うし、不安と恐怖でいっぱいになると思う。でも、俺からしてみれば最高だ。ラノベ好きのオタクしかも高校生ぐらいだったら、基本誰でも喜ぶと思う。それに、神様は素晴らしいことに俺にチートスキルを授けてくれるらしい。
もう、人生バラ色確定じゃん。前世の記憶持ちにチートスキル持ちだよ。超好き放題出来るじゃん。
ありがたいことに、異世界とは言っても魔法と他の転生者達のおかげで冷蔵庫やクーラーに電子レンジ何かがあり生活は日本とさして変わらないという。
「どうやらどういう状況なのか、ちゃんと理解できたようだね。じゃあ、早速君にチートスキルを授けて上げます、イエーイ、といってもせっかくなんで、授けるチートスキルはこれで決めようか。玩具君」
黒髪ロング巨乳の美女もとい女神様が、そう言うと、どこからともなく一つのガチャガチャが現れた。
「この、ガチャガチャは様々なスキルが入ったガチャガチャだよ。大当たりを引けば、神にさえ届く莫大な力や星を創造し管理するスキルとかありとあらゆるスキルをほぼ無条件で奪うスキルとか、超超強いスキルが手に入るよ。因みにこのガチャガチャは色んな神様と協力して創り出したので、私一人じゃ中身に細工は出来ないから完全に何が出るかはランダムだよ。玩具君。さあとっても楽しみだね」
いちいち、玩具君というのが少し気になるが、まあいい、それよりもこのガチャガチャだ。
このガチャガチャで何が出るかによって俺の次の人生が変わる。メチャクチャ緊張するな。まあでも少なくとそんな酷いスキルは当たらないだろう。少なくとも神様達は娯楽でやっているんだ。俺が弱いスキル貰ってあっけなく死んでいく様とかを見ようとかは思ってなさそうだしね。
よし。ガチャガチャ引くか。頑張るぞ。俺は気合を入れて。ガチャガチャのハンドルに手をかける。
ガラガラガラガラ
ポン
出てきたカプセルは銅色だったが、銀色に変わり、金色に変わり、そして虹色になった。
どっからどう見ても最高レアの演出だ。
「シャ」
嬉しさの余り、そう叫んでガッツポーズをした時、何故か、虹色のカプセルかいきなり黒色に染まり始めて、やがて完全なる真っ黒なカプセルになった。
「ワハハハハハ、最高だよ、玩具君、1%の確率で出て来る最高レアの虹色カプセルを当てたと思ったら、悪乗りで作った黒カプセル当てるなんて、しかも黒カプセルはわざわざ毒耐性下げて酒飲んでべろんべろんに酔っている時に神24柱で作ったから、相当癖の強い&危ないいかれたスキルが入っている大外れ、というか大博打。いや、本当笑える。これからの玩具君の人生かなり良い娯楽になりそうだな。てなわけで、じゃ、早速転生させるは、ほほいのほいのほいほい、じゃあね、玩具君、私達神を楽しませてね」
そう女神様が笑いながら言った途端俺の意識は途切れた。
主人公の性格
自己中心的でラノベの読み過ぎで色んなラノベのシーンに憧れている。
そこそこ子供っぽく、言動が多少幼稚である。
何かに集中したりすると本来の目的を忘れたりしてします。きっかけがあれば思い出す。逆にきっかけがなければ忘れる。
何かに依存するとそれを物凄く信頼する。
面倒ごとは嫌いだとか言ってもなんだかんだで目立ちたいし、楽しいことが大好き。