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サキュバスとエロ漫画野郎と冒険者  作者: 胡桃リリス
第二章 サキュバスとエロ漫画野郎とクッコロさん
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8-4 クッコロさんと女王 とても懐かしい感じがしたわ

お待たせいたしました。

 晴樹が城を出た後、妹弟も侍女に付き添われて退室したところで、ルナージュとセイジュはソファへ座った。


「それで母上、どうでしたか?」

「えぇ……似てはいないけれど、とても懐かしい感じがしたわ」


 遠いどこかを、懐かしむように、愛おしむように見つめるルナージュの口元は綻んでいた。

 セイジュは、一瞬、母親が自分と変わらない年頃の少女に見え、瞠目した。


「母上……?」


 娘に呼ばれて我に返ったルナージュは、照れたように小さく咳払いをした。


「あの二人と、同じ感じがしたわ。顔は似ていないけれど、えぇ……」

「そうですか」

「でも」


 言葉を区切ったルナージュへ、セイジュは怪訝そうな目を向けた。言うべきかどうかを迷うような素振りを見せ、母は独り言をつぶやくように、


「ハルキ様は死地を何度も潜り抜けてきたような……そんな目をしていたわね」

「それは、ダンジョンマスターや破壊神と戦ったのですから、嫌でも戦士の目になりましょう」

「それはそうかもしれないけれど……」


 歯切れの悪い言い方をしたルナージュは、何かを思い出すように、口元に握った手を当てる。

 そこへ侍女が戻ってきて、二人のただならぬ様子に首を傾げたが、冷めたお茶を淹れ直すために、再び部屋を出て行った。


 またしばらく、静寂が場を支配していたが、やがて、ルナージュはセイジュを見据えた。


「……セイジュ」

「はい」

「貴女は王女であり、上級冒険者で、騎士でもある。そうね?」

「えぇ、その通りです」


 セイジュは女王の顔をする母の視線にただならぬ気配を感じて、姿勢を正した。


「では、セイジュ・エルブロッサム。貴女は己の意志と、神々に託された使命に従い、ハルキ様たちと共に邪神討伐の旅へ向かうのです。これは国王であろうと止めることは許されません」

「母上、いえっ、女王陛下、それは……」

「ギルドマスターとの面談が終わり次第、国王たちはハルキ様とカエデ様の身柄を抑えるように動くはずです。私や部下たちはそれを止めることはできませんが、貴女は違います。貴女たちなら、如何なる妨害も退けて脱出できるでしょう」


 ルナージュは一度そこで言葉を止めて、セイジュの手を握った。


「あの二人は戻ってこなかったけれど、ハルキ様とカエデ様には、貴女とエルナがついている。使命を果たし、無事にそれぞれの戻るべき場所へ戻るのよ」

「……はい。必ずや」


 セイジュは瞳を潤ませて頷いた。

 普段よりも危険な旅に出るため、止められると思っていたが、認めてもらえて嬉しかったのだ。

 泣きだしそうな娘を、ルナージュは慈愛に満ちた目で見守っていた。


「しかし、母上……勇者夫婦やハルキ君の事を、超越者を、どこまで知っているのですか?」


 ひとしき喜んだところで、セイジュがふと思いついたことを尋ねた。

 するとルナージュは、先ほどまでの女王然とした威厳ある様子はどこかへ行ってしまったように、楽しそうにほほ笑んだ。


「貴女が知っているくらいのお話しと、彼彼女たちはとても平和な場所から来た……と言う程度よ」


 だから、あの子の目が気になったの。

 言葉に出さず、ルナージュは窓の外へ、晴樹が飛び去って行った方を見つめた。




「カエデ?」


 エルナに呼ばれて、顔を上げる。

 応接室で、知り合いだったゴードンと談笑しているエルナの隣で、両手で抱えるように持ったジュース入りのグラスには目もくれず、私はぼぉっと中空を見つめていた。心配されるのも無理はないわね。


「どうしたの?」

「なんでもないよー♪」


 にこにこ笑顔で答えると、私たちの対面に座ったゴードンが破顔した。


「ははは、疲れたのであろう」

「つかれてないもん。ゴードンお兄ちゃんこそつかれてるでしょー?」


 王都からラベルまで一睡もせずに馬を飛ばしてきたと聞いているし、実際、彼の両目の下には濃いクマができていた。回復魔法をかけてもいいけれど、これ以上騒いでほしくないし、やめておこうかしら。


 指摘されたゴードンは苦笑を浮かべ、照れたように頬を指で掻いた。


「勇者に隠し事はできんな」

「ゆうしゃじゃなくてもわかるよ。おしごとはおわったんでしょ? もうねたらいいのに」

「私もカエデの意見に賛成です」


 エルナからも心配そうに見られ、ゴードンは観念したようにため息をついた。


「そうだな。それでは、私はそろそろ休まさせてもらおうか」


 そう言って席を立った彼へ、エルナがふと思い出したように「あの」と声をかけた。


「どうしたのだ?」

「ゴードンさん、彼はどうでしたか?」

「どう、とは?」

「ハルキです。ゴードンさん、あの子にわざと殴られるようにしたんですよね?」





○ジオウ最終回を見る→感動する→ふと考察を見る→色々と納得して感情がタイムブレイクする

→ゼロワンを見てその面白さに悶える(今ココ


○流石にもうゼオライマーはないだr……冒頭の演出がほぼ完全にゼオライマー(八話

 未久(OVA版)……だとッ?!(九話


 すみません、しつこいのはわかっているんですが……どうしても、言葉が胸から溢r (シャッテンシュナイダー)



○お待たせし続けております……今作も二年目に突入する前に……

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