表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
サキュバスとエロ漫画野郎と冒険者  作者: 胡桃リリス
第二章 サキュバスとエロ漫画野郎とクッコロさん
64/451

3-2 サキュバス幼女一行とクッコロさん 調べものをしに来ました

お待たせいたしました。

 王都。

 この国の首都で、建国以来数百年、人魔による何度かの侵略や、魔王による脅威を退けてきた巨大な城塞都市なのだと、セイジュさんが教えてくれた。

 手続きを終えた俺たちは、ラベルの二倍くらい大きな城壁の下を潜り抜けた。

 その時、門番たちがセイジュさんに敬礼をしていたけど、やはり家が貴族だったりするんだろうか。


「セイジュって王都の生まれかしら?」

「あぁ、そうだ」

「じゃあ、いいお店があったら紹介してもらおうかしらね?」

「それなら、そうだな。ではまず冒険者ギルド近くの――――」


 そんな風に話をしながら、俺たちは王都へと入ったのだった。


「ようこそ、王都へ。歓迎するぞ、三人とも」




 街の造りや建物の様子はラベルとあまり変わらないように見受けられたが、首都だけあって人通りも多く、大きな店が立ち並んでいる。通りの幅も広く、歩道と車道がしっかりと分けられている。

 冒険者たちも多く、セイジュさんを見かけて気軽に声をかけてくる者も少なくなかった。

 また、時折、角が生えた魔族らしき者や、子どもと遊ぶ妖精を見かけもしたが、総じて街の人との関係は良好そうだった。他の魔族も見かけることがあったが、それぞれが街並みに溶け込んでいた。


「へぇ、ラベルじゃほとんど見なかった種族もいるわねぇ」

「我が国では、法を守り、国や民に害をなさない者であれば、魔族であっても受け入れる。メイプル君も、その気があればラベルや王都に住むことができるし、買い物やギルドへの加入もできる。もちろん、冒険者になることもできるぞ。私の知り合いの冒険者には、ハーフサキュバスもいるしな」

「それってエルナの知り合いのアニスって子かしら?」

「そうだ。もしかして、アニスのことを知っているのか?」

「直接会ったことはないけれどね。セイジュはどういう関係なのかしら?」

「彼女は、私やエルナと同じ師についていたんだ。魅了されている者や、行使しているサキュバスの見分け方を教えてくれたのも彼女だ」

「なるほど、そういうことだったのね」


 そのおかげで、ダンジョンではあれ以上の騒ぎにならなかったのだから、アニスさんグッジョブと言わざるを得ない。


「ところで、サキュバス人口が一番多いのは歓楽街かしら?」

「まぁ、そうなのだが……。サキュバスとはいえ、八歳児が言うことではないと思うぞ?」


 セイジュさんが何とも言えない表情で俺の隣を歩くメイプルを見やる。

 すみません、こいつ、見た目は子どもですが中身は大人なんです。


 思わず苦笑いが浮ぶ。

 気分転換にふと顔を上げると、街のずっと奥の方に建つ城が目に入った。

 白い城壁と青い屋根を持つ何本もの塔が、重厚と偉容さを感じさせる。


「王城エル・ブロッサムだ」


 セイジュさんが少し誇らしげな声で教えてくれた。その目には、愛おしい存在を見るような優しさと、ほんのちょっぴりの恥ずかしさのような感情が浮かんでいた。

 エルナがラベルをお気に入りの街だと言った時の表情と、大分近いように思える。

 きっと、セイジュさんにとって、心の拠り所なんだろうな。


「へぇ、凄いわねぇ」


 メイプルが指を軽く弾きながら、日本語で面白そうにつぶやいた。


「あのお城、表の城壁よりも強固な防護魔法に覆われているわね。他にも高レベルの各種魔法がかけられているみたい。対空もバッチリっていうのもいいわね」

「メイプル君が何を言っているのかはわからないが、その様子だと色々と理解したようだな……」


 うーん、俺はよくわからんが、メイプルが興味を示すような珍しい魔法がかかってるってことか。後でそれとなくメイプルに聞いてみよう。




 さて、小騒ぎがあったものの、それ以外は特に何もなく、見物と談笑しながら歩くこと十数分。

 俺たちは冒険者ギルド王都支部に着いた。


 王都の冒険者ギルドは、街の中心部の大広場の一画に存在する三階建ての大きな建物だ。

 セイジュさんに着いて中へ入ると、ラベルよりも広いホールが目に飛び込んできた。少しレトロな印象を受けるが、しっかりとした造りの受付カウンターには、冒険者たちがいくつかの列に別れて並んでいる。

 ラベルにあったような飲食スペースも存在したが、外出している冒険者が多いのか、空席が目立ち、給仕係のお嬢さんが暇そうにしていた。


「さて、私は報告があるからここまでだ。また後日会おう。エルナ、二人をよろしく頼むぞ」

「わかりました」


 セイジュさんは俺たちへ軽く手を挙げると、あくびをこっそり噛み殺していた給仕係へ近づいていった。そして、驚く彼女に一言、二言伝えて、そのまま二人で奥の方へと去って行った。

 つい先日会ったばかりだが、楽しい人だった。報告が終わったら実家へ戻り、落ち着いてからまた顔を合わせようという事になっているので、その時を楽しみにしておこう。


 さて、俺たちは通常の受付窓口には並ばず、カウンターの端にある相談窓口へと向かう。こちらはあまり人が並んでおらず、数分としないうちに俺たちの番になった。

 くるっとした毛先をした茶髪の女性の営業スマイルに出迎えられ、エルナが要件を切り出すが、大した内容じゃない。

 別の街から来た冒険者は、新しく滞在する街のギルドへ挨拶に行くという暗黙のルールがある。必ず行かなくてはならないということはないが、行けば色々と恩恵を受けられるため、普通は挨拶へ行くらしい。忘れてうっかりというのは初心者の間なら稀にある、とのこと。

 まぁ恐らくだが、足取りとか治安とか、色々と絡んでくるんだろうなぁ。


 差し出された書類のいくつかの項目にチェックを入れ、エルナが署名をすれば手続きは完了。

 踵を返そうとしたところで、受付嬢さんに呼び止められ、滞在目的を聞かれた。

 メイプルがサングラスを外す仕草をしながら何か言おうとするのを、それとない仕草で止めている間に、エルナが簡潔に答えてくれた。


「大図書館でしばらく調べものをしに来ました」




 腹が減っては戦はできぬ。

 大図書館へ向かう前に、俺たちはセイジュさんに教えてもらったギルド近くの店で昼食を取った。

 昼を少し過ぎてはいたものの、店内席は満員だったため、テラス席の方へ移動した。


 心地よい日差しと気温の中、俺は一人で食後のコーヒーブレイクを楽しんでいる。

 メイプルが近くにあった道具屋に興味を示し、例の如くエルナと一緒に冷やかしに行ったのだ。ここからではよく見えないが、表に並べられている道具を手にしている様子は、何だか楽しそうだった。

 二人が店の中へと入ったところで、少しだけ周囲の景色に目を向ける。


 小奇麗な街並み、規則正しく、そして円の模様になるように色も考えて並べられた石畳、その上を行き交う人々、馬車の走る音、子どもたちの声、スリを追いかける衛兵と冒険者の怒号――――。

 とりあえず目視できたため、聖域魔法の範囲を広げて一瞬足止めしてやってから、サイレントムーヴ付きの魔法弾をその足元に撃って転ばさせた。傍から見たら、慌てて走って転んだようにしか見えない……だろう、多分。

 その後、追いついた冒険者たちがスリを手際よく捕縛し、衛兵さんが引っ立てていくと、周囲から少なくない歓声が上がる。


 さて、邪魔されたブレイクタイムをもう少しだけ堪能するか、とカップを傾けたところで、空になっていることに気が付いた。

 給仕さんがこちらへ来たタイミングでおかわりを頼もうかなと考えていた時だった。


「失礼」


 凛と、力強さを芯に感じさせる女性の声に、顔を上げた。


メイプル「ッ?!」

エルナ「どうしたの?」

メイプル「何か、来た……?」






以下関係ない話です。


TRIGGERさん、ありがとう……。

もう最初から最後までクライマックスでした。

三十分が三十分って感じないくらい内容が濃くって、鳥肌立つ展開で、グリッドマン覚醒とBGMで最高なのに、ドラマパートの決着のつけ方もよかった……本当に。


アカネちゃんと六花ちゃんの会話がね、すごく切なくて、涙は流さなかったけれどじんわりと心にしみました。

ずっと一緒にいたい、この願いが……ってね……もう……


内海君、何度も折れかけてたけれど、最後まで同盟として立っていてよかった。


アンチ君、死亡フラグ発言を連発しながらアカネちゃんを救うシーンを見て、アカネちゃんのことを本当に大切に思ってくれている子なんだなぁとか考えたり。

そのあとのアクセスフラッシュのシーンで、もう燃えに燃えました。


新世紀中学生の面々……完全に独立した個人のまま行っちゃいましたけど、猫ちゃんとか大丈夫でしょうか、とか考えたり。そしてやっぱりアクセスフラッシュで燃えました。ボラーと内海の最後のやりとりが好きです。


六花ママさん、最後まで優しい人でよかったです。でも目が黄色かったのは、ブラフか、それとも……。


裕太……最後の最後で目覚めるのって、なんとなくハヤタを思い出しました。

でもグリッドマンの言うことなら、きっと色々と変わったけれど変わっていないはず(?)


アレクシスは……やっぱりスタークっていうかヘタしたらそれ以上の外道でしたが、キャラとしてはすごく良かったです。後、何気に最後までアカネ君って呼んでいたのも個人的にはよかったです。


グリッドマン……うん、本当にまさか覚醒してアーマーパージしてドラマ版の姿になるなんて……っ

さらにあの歌がかかってからの展開が良すぎて……(そういえばR/Bでも最終回で主題歌かかったけれど

……この共通点は意味あったりするんでしょうか??)そしてそこからの主題歌でもう……震えて燃える展開でした。

TRIGGERさん、よくぞやってくれましたぁぁぁッッ!!!


後、アノシラスちゃん一家、アンチ君をよろしくねっ!


最後に、あの展開は正直に、神、でした。

OPでグリッドマンが顔をあげるシーンと同じ構図で……と、タイトルの意味がいくつも重なった内容でした。

アカネちゃんに、裕太たちの人生に幸あらんことを。


語彙力壊滅していますが……それはさておき。

グリッドマンかっこよすぎて、裕太たちが可愛くて、優しくて、とても素敵な作品でした。

TRIGGERさん、本当にありがとうございました。

劇場版……作っても大丈夫なんですよ……?


長々と駄文、失礼しました。次回から普通のあとがきに戻ります。




????「ところで、ボイスドラマを学園祭から後を全部聞き逃した件について(泣」

???「そういうことも……まぁ、あるんじゃないかな?」

自称ラスボス「ブルーレイを買いますかね……?」


うちの同盟(ぎるてぃせぶん)の方も執筆頑張ります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ