3-1 サキュバス幼女一行とクッコロさん 夢でも見ているのだろうか
お待たせいたしました。
二度あることは三度ある。
では三度あったことは四度あるのか?
答え、ない。
妖精と三度にわたる邂逅の場所となった森の近くに来ても、その横を通る時も、一向にあの恐ろしい気配はやってこず、無事に俺たちは難所を通過することができた。
「そう言えば、昨日セイジュさんたちがあそこを通過する時に、何か異常ってあったか?」
「何もなかったぞ。どうかしたのか?」
「いや、何もなかったらいいんだ」
どうやら、あの言葉が効いているようだ。他の冒険者にも被害がないようでよかった。
そのままタガネル・ダンジョンがあった場所まで来たが、あれほど目立っていた建物が跡形もなく消えていた。ダンジョンマスターの力すげぇ。一瞬で解体とかできるんだろうか。
そう言えば、あそこに住んでいた妖精とかどうしたんだろうか。メイプルに聞いてみたところ、ダンジョン暮らしが気に入った者はロールに着いて行って、それ以外は出ていっているのではないか、とのことだった。
まぁ、ダンジョンの解体?に巻き込まれていることはないみたいでよかった。
そうして街道をステルス爆走しながらいくつかの村や町を通り過ぎ、山を越え、橋を渡り、進んでいく。
途中で何度か、メイプルが遠視して発見した、魔物や野盗に襲われていた馬車やら旅人やらを、彼女の魔法狙撃で撃滅して助けた。野盗は通り過ぎ様に魔法の鎖で回収して近場の街まで引きずり回しの刑+聖域魔法の間近浴び+俺たちの姿が見えていない状態での超高速移動強制体験(生身、回復魔法微量)の、死なない程度に加減されたコンボでトラウマ状態になったところを衛兵さんたちの前にメモ書き着きで置き捨てていく。
姿を消したまま、悪党無像を時折フルボッコにしながら街道を駆け抜けること数時間。
「王都、王都です」
「お忘れ物のないようにご注意……する必要もないな」
お昼前には王都についた。
もう一度言う。
その日のお昼前に、王都についた。
「エルナ、私は夢でも見ているのだろうか……。半日もしないうちに、王都にたどり着くなど……」
「現実ですよ」
真顔で冷や汗を流すセイジュさんに、エルナも真顔で返したが、その目に驚きは浮かんでいなかった。慣れって怖いな。
「メイプル君の変装は終わっているか?」
「おわってるよ~♪」
カエデちゃんモードになったメイプルだが、自身にかけてある偽装用の魔法は、今朝までのものと変わっていた。風によって光を屈折させているとかではなく、なんというか、本当に角がそこに存在していないのだ。
方法、角に収納魔法を被せる、終了。
なるほど、これならもしも頭に手を置かれても、角を気にする必要はないな。
「そうか。どうやって隠しているかは判らないが……教えてもらうことはできないだろうか」
「ないしょー♪」
セイジュさん、知らない方がいいと思うぞ。
ほら、なんか察したみたいなエルナが遠い目をして乾いた笑みを浮かべてるんだから、昨日みたく固まっちゃうんじゃないかな。
ともかく、次の目的地にたどり着いた。
ここで、元の世界に戻るための手がかりが少しでも見つかればいいんだが。
セイジュ「メイプル君の角はどこに行ったんだ……まさか、小さくしたのか?」
メイプル「ふふふ、そこにあるけれどない、ないけれどあるわ」
セイジュ「くっ、本当にわからん……!」
晴樹「なぁセイジュさん、こいつを見てくれ。……どう思う?」
セイジュ「何、親指が……離れた? 大丈夫かハルキ君?!!」
エルナ「(あ、そうなってるんだ、それ……」←後ろから見ていた
以下雑談です。
グリッドマンとバルド・フォースとウェブダイバーが参戦したら、それはとっても素敵だなぁって。
後そこにクロムクロとレガリアと神無月が参戦したらさらにいいなぁとか思ったり。
ところで、ジクウドライバーを作ったのが順一郎おじさんだったらとか妄想してしまったり……。
ビデオデッキとか電子機械修理できて、時計も修理できる技能……いや、まさか……ね?
とか言ってみる系の戯言でした。




