表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
サキュバスとエロ漫画野郎と冒険者  作者: 胡桃リリス
第二章 サキュバスとエロ漫画野郎とクッコロさん
60/451

2-2 サキュバスと夢の世界 こんなの卑怯よ……

大変、大変長らくお待たせいたしました。

「おやすみなさい、メイプル」

「おやすみー」

「おやすみなさい二人とも」


 宿屋の娘さんにくっつかれたエルナに見送られて、宛がわれた部屋へと入った。

 隣の部屋では、すでに晴樹が寝息を立てている。夢は……よし、丁度見始めたところね。


「さて、それじゃあ行きましょうか」


 ふかふかのベッドに寝転がり、毛布に包まって準備は完了。

 そして、おやすみなさーいの自分に向かってハイ・スリープッッッ、ッ……ッ……Zzz……――。




 目を開くと、真っ暗なのに、確固とした自分を認識できる場所にいた。

 ちらっと見下ろすと、サキュバス服を纏った自分の体を見ることができる。

 私たちサキュバスが、夢の世界、と呼んでいる不思議な場所。


 ここは晴樹の夢世界だ。


 すんなり入れたということは、どうやら啓示を出した存在はまだ現れていないようね。

 一体どんな奴……いえ、女神様なのかしら? 悪い神様じゃなければいいんだけれど……。


 そんな風に考えていたら、世界に変化が生じた。

 晴樹が本格的に夢を見始めたようね。


 世界が明るくなって――――私は本屋にいた。


「!」


 しまった、晴樹が居る(・・)場所から隔離されてしまっているじゃない!

 慌ててモニターを使用して晴樹の様子を伺おうとしても、画面は真っ黒なままで、何も見えてこない。


 私はお呼びではないらしいけれど、隔離されただけでそれ以上、何かが起きることはなかった。夢からも自由に出られるようで、完全に閉じ込められた訳ではないらしい。


「……はぁ、やられたわねぇ」


 思わず肩の力が抜けた。

 自分でも思っていた以上に緊張していたわね……まぁ、神様が相手だし、仕方ないと言えば仕方ないんだけれど。


 それにしても見覚えのある本屋だなぁと思ったら、初日に入った晴樹の心象風景と全く同じ場所だった。

 つまり、同人ショップの十八禁同人誌コーナーね。

 目の前の台に平積みされた何種類かの本にはそれぞれポップが飾られ、『俺のおススメベスト○位!』と書かれていて、簡単に作品の見どころが記載されていた。さらに、各本の推しキャラのデフォルメされた顔までちょこんと描かれており、あの子の入れ込み具合が伝わってきたけれど、どうしたものかしらね……?


 やれやれと首を振っていると、近くの液晶画面の電源が独りでに着いた。


「これは……!」




 草木も眠る丑三つ時、私は夢の世界で一人泣いていた。

 この世界に転生して八年、泣いたのは元居た世界にもう戻れないって思って、色々と昔のことを思い出した時くらいかしらね……。


 いけないいけない、センチメンタルな気分になるとダメね、もう。

 けれど、これは決して悲しいという気持ちだけじゃなくて、カタルシス……いえ、心が強く動かされる感動だった。


「うぅ、こんなの卑怯よ……こんな、こんな……」


 本当もう、


「ハイパーム○キが、こんなにカッコいいなんてぇぇぇぇぇ……」


 夢の中特製(?)スクリーンに映し出された映画の演出に、私の心は感動しまくっていた。

 え、なにこれ。

 テレビ本編全話を一気上映した後の劇場版よ? 最後辺りでもう泣きそうになってるってのに、そこでこの変身シーンなんて……もう泣くしかないじゃないの! って、あぁ、エンディングまで泣けるぅぅぅ……ッ!!!

 ……映画を最後まで見終わり、ほぅと息をついた。


 こっちに来てから、追っていたラノベの続きだけじゃなくて、特撮の続きが見られるとは思っていなかったわ。しかも冬、春、夏の劇場版三本まで一緒になんて、夢みたい。夢だけれども。


 よし、次はビ○ドを見よう。テレビや映画でフリーダムだった理由が知りたい。

 そこまで考えて、私は我に返った。


「って違う! そうじゃない!!」


 いけない、当初の目的を見失っていた。

 今までの映像は、女神が晴樹の記憶から引っ張り出してきたんでしょうね。私の気を逸らすために。


「本当、やられたわね……」


 きっと、もう女神と晴樹の報告会は終わっているんでしょうね。

 色々と思うところはあるし、悔しいけれど……今日の所はよしとしましょうか。

 良い物を見させてもらったし、それに……。


 手元にモニターを展開すると、今度はあっさりと夢を映し出してくれる。


 真っ白な世界で、金髪碧眼の綺麗な女性が、頬を赤らめながら柔らかくはにかんでいた。


 どうやら、晴樹が会った女神さまのようだ。流石に、晴樹が見る夢にまでは干渉していないみたいね。それとも、ワザとか。


「少なくとも、悪い神さまじゃなさそうね」


 さて、もう少しだけ上映会を楽しんでから、本格的に寝るとしましょうか。



メイプル「ってビ○ドも他のも全部いいところで終わってるじゃないのぉっ!!」


 次回、エルナ視点です。



以下、まったく関係ない話です。


 グリッドマンも記憶を失っていると聞いたとき、ないだろうけれど忍殺みたく最終回で覚醒→アーマーパージなりなんなりしてドラマ版の姿になる、とか浮かんでしまいました。


 とりあえず裕太君と立花ちゃんの関係というか、距離感がなんというか甘酸っぱいというか、よくわかんない気持ちなんですが、見ていてかわいいです。内海君は……第三話でどうなることかと思いましたが、今のところ大丈夫そうでよかった。あと、新世紀中学生もすごくいい……キャリバーさんはもとより、マックスさんも初登場時のセリフで、そして裕太との会話シーンでもっと好きになりましたし、ボマーさんとヴィットさんも日常会話シーンでほっこり……。アレクシスも稲田さんボイスでいい……なんとなく(何故か)スタークを想起したけれどいい……。アンチ君、変身の仕方が完全に怪人巨大化のそれで余計に好き。

 そしてアカネ君、確かにヤバい子だけれど、なんだか気になるし、嫌いじゃないです。とりあえずOPとEDから、BADENDにはならないことを祈ります。

 長々と何を書いていたかというと……グリッドマン面白いんです……!!

 新番組予告見たときからかっこよくて……声も緑川さんで、本編見て何かもう……かっこよくて感動。


 OPもかっこよすぎるんです、歌詞もメロディも映像も全部全部すごくいいんです!!

 ED……あかん泣ける奴です、これ。二人ってきっと仲良かったんだろうなぁと思ってたら第四話で話が出てきて……色々想像できちゃいますね。


 グリッドマン面白いんです……!!!


 長々と駄文失礼いたしました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ