表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アンデルセンの童話  作者: 半信半疑
6/21

06 ブタ飼い

「王子の心中」


 求めていた人は、幼稚な子どもであった。

 私は顔を汚し、汚らしい色で偽り、

 ブタ飼いとなって彼女に近づいた。


 一輪のバラの代わりに、鈴のついたつぼを。


    ああ、いとしいアウグスチン、

    もうおしまいよ、なにもかも!


 一羽のナイチンゲールの代わりに、ガラガラを。


    ワルツやギャロップ、ポルカまで、

    なんでもござれのすてきなおもちゃ!


 それぞれ姫様のキスを十と百求めたら、

 そしたら君は

 迷ったけれどもキスしたね。

 きたならしいブタ飼いに!


 私のバラとナイチンゲールはお気に召さないほど

 ひどかったのかい?

 お前への罰は、二つのものにしたように

 見放されることが望ましい。

 それではね、さようなら!



「姫の心中」


 「本当のねうちも分からない」ですって?

 私は分かっていたわ!

 あんなに素晴らしかったのですもの!


 勿論、バラやナイチンゲールも良かったわ。

 でも、あれらは本物でしたもの。

 本物は壊してしまったらおしまいだもの。

 

 バラはいつか枯れるわ。

 ナイチンゲールはいつか死んでしまうわ。

 でも、おもちゃは何度でも蘇るのよ?

 どちらがいいかなんて分かりきったことじゃない。


 あぁ、でも。

 今となっては全てが遅い。あの王子をおむかえしておけば…。


    ああ、いとしいアウグスチン、

    もうおしまいよ、なにもかも!



 他のサイトには「おばかさんのお姫さま」というタイトルがつけられていました。

 私は作中のお姫さまの行動に疑問を持ちました。というのも、作中では、王子から送られてきたバラやナイチンゲールが本物、ほんとのものだと分かると、嫌うような感じになるのです。その裏には何かあるのではないか、ということで「姫の心中」を書いた次第です。創作ですのであしからず。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ