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アンデルセンの童話  作者: 半信半疑
11/21

11 カラー

「色」という意味でのカラーではなく。

「ほらふきカラー」


 ほらふきカラーが言うことには、

 色んな方と付き合ったとさ。

 靴下どめさん、アイロンさん、

 紙きりばさみさんに、くしさん と、

 本当に色んな方々に

 愛されたって言ってたよ。

 でもでも彼は、

 ほらふきカラー。

 全ては真っ赤な嘘だった。

 そんな彼も時が経ち、

 ぼろきれのようになったから、

 製紙工場へやってきて、

 白い紙に生まれ変わった。

 そうしてついた嘘の話を

 何度もしなくちゃならないはめに

 なってしまったほらふきカラー。

 今は白い紙になってる、

 ほらふきカラーのほら話。



「紙になったら」


 紙になったら。

 白い白い、

 紙になったら。

 あの日語った

 コトバたちも、

 にじみ出て

 しまうだろうか。

 ついを考える私の

 ひそかな妄想。


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