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やぁ!俺の名前は黒本 黒。23歳 変な名前だよね!
つい先日まで有名ブラック企業に勤めるしたっぱの社畜だったんだ。
それも今日で終わりさっ!今日俺は魔王になったんだ★
朝六時半に起きて顔を洗い歯を磨いて髭を剃る、髪を少し整えてスーツを着て会社に電車で向かう。仕事が終わり電車で帰ってきて風呂に入って飯を食って寝る。ずっとこの繰り返しだった。
つまらない変わらない日常 いつも何処かで何か起こらないかとよく考えていた、まぁそんな願いも叶ってある変化が訪れる。
いつものように六時半に起きて顔を洗い終わったときに違和感に気付く、視界の右斜め上に [ギフト] て浮いていた?っていうか張り付いていた、まぁよくわからないでも [ギフト] 文字があった、洗面台の前で考える。結論 夢だこれは夢だ 色々試していると [ギフト] の文字に触れる事に気付く。 少しビビりながらも [ギフト] の文字に触れてみる、いきなり機械的な声で
[ギフトプレゼントです。職業のプレゼント <魔王> 固有スキルプレゼント <魔物作成> <ダンジョン作成> <無限成長> <破壊> <再生> スキルプレゼント <全属性魔法> メニューが開きたい場合はオープンと。]
それからその声は聞こえなくなった
「待て待て待て待て、ん?魔王?え?つーかチート!やべぇよ」
色々な考えが頭をぐるぐる回る、
「取り敢えず確認だな、確かオープンって言えばいいんだけっか?」
言葉に反応して白いパネルが写し出されて色々な項目が出てくる
「おおおぉぉ触れれるすげぇな、なんか俺ボキャブラリー少ねぇな、なんか落ち込んできたわ」
若干気持ちがダウンしながら写し出された白いパネルをまじまじと見る6つの項目があり一番目がステータスその次に装備、?が3つ続いてヘルプが一番最後にあった。
「まぁ取り敢えずステータスだな」
白いパネルに俺のステータスが現れる
名 黒本黒
種族 人間
職業 魔王
Lv1
HP1500
MP2000
STR690 DEF500
INT550 AGI600
DEX450 CRI600
固有スキル
<魔物作成>Lv1<ダンジョン作成>Lv1<無限成長>Lv1
<破壊>Lv1<再生>Lv1
スキル
<全属性魔法>Lv1
称号
魔王道を進むもの 社畜
「うおっやばいな魔王ステータスLv1でこれって、でも魔王って勇者倒さなきゃ駄目なんだよな、はぁめんどくせぇ」
色々考えながら気になった魔物作成をつついてみると、多種多様な魔物が作れそうな予感がする。
種族
特性
性別
性格
スキル
付属スキル
何が作れるのか魅力的ではあったが、見ると作りたくなってしまう欲望に負ける自信がある。流石にここで作ったらだめだよなぁ、そんな事を思いながらパネルの一番下の終了を押して、アパートの外に出てみると正面に眼鏡を掛けた青年が手すりに腰かけてる、横目で見ながら通り過ぎようといきなり呼び止められた
「うぉいウォイウォォイ、ちょっとなぁめっちゃスタンバってたよ!?話しかけてもいいんじゃねぇの!?なぁ?」
眼鏡かけてるから頭良さそうかと思ったら残念な奴かよ、めんどくさいな、滅茶苦茶嫌な顔をして
「だってなんかめんどくさそうじゃんお前」
「良いからまぁまぁ今のは俺が悪かったからちょっとまたアパートから出て来て」
「ちっめんどくせぇ」
あえて聞こえるように言ってやって一旦部屋へ戻る、10秒くらいしてもう一度ドアを開けて外に出ることにしてやった
僅かに顎をしゃくらせながら眼鏡残念青年がいきなり喋り出す
「よぉあんちゃん旅には仲間が必要だぜぇ?何処かへ行くなら俺を連れていきな!」
殴る
逃げる
手すりから落とす←
「ちょごめん許してごめんって、痛いっ!痛い痛い痛い痛いすみません許してください。」
「お前なんなの?もういいだろ?俺行くとこあるんだよ」
「あっ俺 銀城 鋼鉄です 実は職業が夜叉でして魔王の仲間になろうかと、いや実は魔力感知スゲェもん見つけたんで来てみたら一人で魔王やらなんやら言ってたんで仲間になろうと」
「勝手に説明し出すなよ、誰も聞いてねーよ」
まず能力の確認だな。手近なアパートの手すりを強く握るとへしゃげ潰れてしまった
「おぉうマジかよ」
この後アパートの後ろにある空き地に向かい色々テストしてみたがどれも人間だとは思えない記録になった
まぁ能力が解ったところで軽く東京タワーまで走った。