神様の辞任。
初投稿でドキドキしております。
元々は趣味でやっていたのですが、
ついこの前Googleさんでこのサイトを見つけて、
ちょっと好奇心で書きたくなったのです。
使い方もよく分かってませんが、大目に見てください!
「つらいのぉ・・・。」
神様は悩んでいた。
「どうかなさいましたか?」
神様の呟きに反応したのは、彼のメイド。
「いやぁ・・・。
このアイドルが可愛すぎての・・・。」
「・・・・それで・・・どうなされたのですか?」
「地上に降りてみたいのじゃ。」
神様は切なそうに遠くを眺める。
「・・・。
ただのアイドルヲタクと捉えても?」
神様はひとつため息をついた。
「いや、天には綺麗な者などおらぬ。
いるとすれば・・・寿命で亡くなった老女だけじゃ。
最近は平和でなかなか若者の死なない世界になっておる。」
「それはいいことではないですか。
それに私は老女などではありません。」
メイドは自慢のさらさらセミロングをいじりながら言った。
「いやいや、お前は恋愛対象者じゃないんじゃ。」
メイドはどういう事だとちょっとムカっとしながらもまだ神様の話を黙って聞いた。
「女性目的もあるが、わしはまだ一度も地上に立ったことがない。
一度でいいから立って、息抜きして、楽しんで、
老後を満喫したいんじゃ。」
語る神様の目はちょっと輝いている気がした。
「ですが、ご主人さま。
あなたは神様ですよ?神の座を空けておくと平和を保てなくなり、
いずれは戦争に・・・。」
「だからわしは次期神様を決めようと思う。」
メイドは一瞬神様が何をおっしゃっているのか分からなかった。
「で、ですがご主人様・・・。
お嬢様、お坊ちゃまはまだ二十歳を越えない者ばかり・・・。
それに大勢の子供のうちからどうやって一人に絞るわけですか。」
「・・・・神様の座争奪戦を行う。
ルールは簡単。誰が相応しいかはわしが決める。
わしの子供含め、能力者または魔術師の男女混合で集まり、
『どの者が一番強く、誠実で、優しくて、勇敢で、その上頭が良い』
の総合点で決める。
いわゆる生き残りゲームじゃ。」
「で、でもそれじゃあ被害者がー・・・」
「これは、
神様からの命令じゃ。」