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龍塔への挑戦  作者: 大山鳥 鈴
Welcome Another World ?
6/15

現状整理

「起きた~? ギルマス」

「起きたぞ、T-basaの妹」

「こっちじゃ、鶯だよ~」

そういう少女は<吟遊詩人バード>/<->の鶯。レベルは現在のメンバーでは一番低い50台。

現実世界ではT-basaの妹。という程度しかオレは知らない。

D-ragoはもう少し知ってるらしい。


「概ね、復活方法は蘇生ってところか……」

「寝起きなのに頭冴えてるね~」

「で、何で下がやたらと騒がしいのか。教えてくれると助かる」


--


騒々しいのは(オレがやたら使っていた)鍛冶場の工房。周辺の道具や施設はやはり本物になっている。

そこで何やら話がにぎわっている(ように見える……)。

「喧しいぞ、子供か。お前らは」

「あ、起きたのか。これを食べるといいぞ。元気になる」

出されたのは肉まん。そういえば、朝(向こうは夜)から何も食べていない事を思い出した。

「いただくぞ。うぇ……。何じゃこりゃ」

口に入れた瞬間、戻した。味がしない。この一言に尽きる。


「やはり味覚バカにでもこれは分かるか」

「主犯はお前かD-rago……。そして共犯者は周辺」

「それは、倉庫にあった飯の一つだ。味もないし触感もない」

「なら、お前が作るか、コマンドで作れ」

死花の<料理人>のレベルは70台。作れる料理の種類は多い方部類だ。

それで何もできなかったとなると……。

「そんなことは、もう試した。だからお前に此の手の嫌がらせを仕掛けた」

「それもそうだな! 確信犯共が」

「素材アイテムは味がするから我慢していろ」

胡瓜に塩だけ振って食った。これならオレは3日は生きていける。


「……。ヤバい!」

「どうした?」

市場を確認すると食材に分類される素材は完全完売。贔屓先も売り切れ状態である。

完全に後手に回ったという事である。

「そういえば、倉庫管理人は今居なかったからな」

「左門さんか……。今何処に居るんだか」

「全員ギルマス部屋にこい」


--

「これから現状整理と解決策を今日中に作る」

全員で話し合った結果

・戦闘面の慣れ

・飯

・合流&七頭会議

この3つに決まった。


「Geki波さんとT-basaで<BLUERaider>と戦闘訓練だ」

「食糧問題解決は<碧蛇>/<白杖組>との連携でしばらくは……」

「兎にも角にも、7人集めて話しあいだ。大きく動くのはそこからだ」

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