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大災害の日
「本日の目標は~。どうするかな~」
「決まってないのかよ。ギルマス!というよりあと15分で〈ノウアスフィア〉が始まるだろ」
ここは日本サーバー最大の街アキバにあるギルド〈ZERO・INFINITY〉ギルドホール執務室。今はギルドマスターのSinとギルドメンバーの<武士>のTubasa。
「入るぞ~ギルマス~」
ドアをノックして入ってきたのはメンバーである、Gekiha。彼は 守護戦士でレベルは82。
「何にするか~」
「まだ、決まらんのか~。早くしろよ~。後10分~」
〈ZERO・INFINITY〉は15人と少ない零細ギルド。平均レベルは70近く。生産系且つ戦闘系を目指す中立ギルド。だがどちらかというと……大規模戦闘を好むレイダーが多い。
今は、〈念話機能〉を使い数名と会議中。
「そろそろだ、Tubasa。カウント開始。5・4・3・2・1…ノウアスフィアの…」
(ん。なん‥だ。意…識‥が)
後に〈大災害〉と呼ばれる事件に、この高校生は巻き込まれた…