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【22】
その後、慎二の愛人達は捕まり、解決したのだった。それを知り、凛と雅巳はいつもの日時が戻ってきたのだった。今日も秋晴れの下、凛のうちに雅巳が来て、部屋に上がったのだった。雅巳としては、凛の心配をしているようだった。
「ふわあ、眠い…」
しかし、雅巳の気遣いをよそに、呑気にあくびできるまで回復しているようだった。そんな凛に、雅巳が言ってくる。
「膝枕するか?」
「え…」
頬を赤らめ、戸惑っていると、雅巳があぐらをかいた足を叩いてみせる。ふらふらと何も考えずに近づくと、愛情をくれとばかりに頭を預ける。表面上は何事もないように接しようと心がけていたのだが、傷んだ心の回復はまだまだのようだった。体が休みを欲しており、すぐに寝ついてしまった。雅巳が凛の顔を覗き込む。
ーこの馬鹿。無理して。
色々とあったから、疲れているのは明白で、まだ顔に色濃く残っている。しかし雅巳が守ってくれると思い、安心しているようだった。
「ー今回もお疲れ様」
髪に接吻し、そのまま頭を撫で続けたのだった。




