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7:すみませーん!ハイオクくださーい!

 あれから話をして分かったのは。


「それじゃあ私は貴方について行くことになります。」


 *中性顔のイケメンが仲間に加わった!*

 ってことだな!


「気になるところはありますか?」

「そうだなぁ……。あ。燃える水みたいなもの研究してるところない?」

「燃える水……魔石生成水の違法研究ですね。」

「MA・SE・KI?」

「ええ。……知らないんですか?」


 ギクッ

 ああああ、どどどどどどうすりゃいいんや!

 あ。なんか関西弁出た。

 って。どうでもええわ!

 なんかいい感じの言い訳考えとこ。


「異世界の人とずっと過ごしてた時は魔石などは一切使わなかったもんでな。初めて見るんだ。」

「なるほど。そういうことでしたか。」


 いやちょっとは疑いなさいよ。天然か?天然なのか?天然すぎて天然水になってそうだなこいつ(?)

 よし。心の中で中性天然水って呼んどこ。


「燃える水が俺は欲しいんだ。」

「何故です?あんな違法の危険物。とても一般人が扱うようなものではありませんが。」

「俺が持ってきた魔導車を動かすのに必要なんですよ。できればオクタン価は100近くがいいなぁ。」

「おくたん……は分かりませんがそうですか。必要であるのならばまだ信頼できる業者の元へ行きましょう。」



「ハイオク!ハイオク!」

「その……はいおくって何なんですか?」

「動かすのに必要な燃料の名前。」


 最悪レギュラーでも動くけど……ちょっと動作不良起こすかカーボンがすごいことになるだろうなぁ……絶対かぶる。

 エンジンを降ろせないからそれができないのが本当に困る。

 軽油は論外。


「おーい。違法研究者ー。」


 中性天然水って人によって反応変えるのな。

 ま。普通か。けど高圧的なのはあとで修正しとくか。


「なんだよ。極秘騎士団長殿じゃねぇか。」

「え。」

「・・・今日は用事がある。」

「燃える水って作れます?」

「魔石生成水か。あるぜ。ウチはそれだけを研究してるからな。」


 このためにオクタン価計測器も持ってきたし、使えるかこれでわかるはず!


「ほら。これだ。」


 出てきたのは透明な水であった。

 実際のハイオクはオレンジ色に近いのだが、なんということでしょう。生成前の透明なガソリンじゃあありませんかぁ!


「えい。」


 オクタン価計測器を突っ込む。


「オクタン価は……うん………」


 38だった。とてもじゃないが扱えたものじゃない。どんだけ燃えやすいの。魔石精製水って。


「………すごい燃えやすいんですね。魔石精製水って。」

「ん?ああ。燃えやすくしてるからな。」

「ちなみに燃えにくい奴だとどれくらいなんですか?」

「普通の奴はこれだ。」

「えい。」


 もっかいオクタン価計測器を突っ込む。

 オクタン価は……やっぱ足んない。52。うーん……


「お前さん、燃えにくい魔石精製水探してるのか?」

「ええ。」

「成程。燃えにくい……か。添加物を入れて特定の状況にして発火するようにする方法をとっていたが……そうか!初めは発火しずらくし、発火しやすい状況を作り出して発火させるという方法があるか!」


 ぼそぼそと独り言を呟きながら研究者は親指を顎に軽く乗せ、何かわかったようなそぶりを見せる。


「純度を高めればいけるか……?」

「小僧。名前は?」

「プレアデスです。」

「プレアデスか……いい名だ。プレアデス。お前には完成した暁にはお前に真っ先にやると約束しよう。」

「ありがとうございます!それじゃあ、要求スペック言っておきますね。」

「ああ。言ってくれ。」

「これの2倍行かないくらいの燃えにくさでいけます?」

「と。言うと?」

「目標は100。現状は52。最初の奴は38と仮定した状態での100です。」

「成程。燃えてきたぜ。完成させて見せる。それまでこの王都をぶらついているといい。あと一つ。丁寧語は外して構わん。」

「助かったよ。それじゃあお言葉に甘えて王都ぶらついとくよ。」


 よっしゃあ!ハイオク入手ルート入ったぁ!

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