83:あらやだ。おひさしぶり。
ザリア王国軍動くのかー。
「よっアンタ。久しぶりだな!」
「(。´・ω・)ん?」
この声って……まさか!
プレアデスは恐る恐る声を掛けられた方向を見る。
そこに居たのは……
イケメン君じゃぁねぇかぁぁぁぁ!?
「なんでここに?」
「なんでって。俺は騎士団の副団長だぜ?」
「え。」
えぇぇぇぇぇぇぇ!?
うっそだろおい!?
「全く知らなかったって顔だな。」
「うん。」
「それで、基本的に俺が指揮して突入する。」
「なるほど~」
「ま。アンタが最初に突入してくれ。」
「にょえ?」
「冗談だ。」
「ふぅ。」
「先陣切ってくれると嬉しいんだがな。」
「ぴょえ?」
いやいやいや!俺、騎士団の先陣切るほどの戦闘力はねぇよ!
「アンタ、ラズヴィーチャ連邦で命かけたんだろう?」
「それしかなかったからそうしただけだ。」
「だからと言って友人の為に命を捨てれるんだろう?」
「親友のためってのがあったんだよ。」
「親友……か。」
俺にとっての親友は……いや。
今考えることじゃないか。
「それならお前は友人を助けたいとは思わないのか?ルーシャル様の子供を。」
「……ああ。そうだな。」
「なら……!」
「先陣は切らねぇよ!?」
俺はイケメン君、もといイケメ・ソーメン副団長、いや。ソーメン副団長にきっぱりと言い放った。
あ。ちなみにソーメン副団長は俺が今付けたあだ名な。
「そうか。(´・ω・`)」
「ローリンソン兄妹の救出、頼みましたよ。」
「ああ。ただ、プレアデス。お前ならもっとなんかできるんじゃないのか?」
「うーん……あんな狭いところで使えるような移動道具なんてないぞ……?」
地下通路だろ?多分。
そんな狭いところで走れるのなんて精々バイクくらいだろう。
……バイクかぁ。
大型二輪免許は確かに持ってるし運転できないことは無いんだが、そもそもバイクがこの世界にねぇんだよな!
車改造してバイク作った人もいたけど、あれ最高速40km/hだからまともに使えねえし!
あー。ホンダかスズキかハーレーとかが欲しい。
ホンダならCBがいいなぁ。CB。
スズキならハヤブサかなぁ。
ま。無いものねだりするもんじゃねぇよな。
「ま。ゆっくり考えてくれ。」
「そうしておくよ。」
そうして俺はいったん家に帰ることにした。
360とインプレッサをガレージに連れ帰る……はずだった。
「願ったらこの世界、欲しいものが届くのな。」
見事!ホンダのCB1300SFがあるじゃないですか~
VTECつけたいなぁ……
あのローカムからハイカムに切り替えるあの切り替わったときのあの音がたまらない。
最高。
ホンダはCB400以上にはVTECつけないって言ってるんだよなぁ……
速くなりすぎるとか何とかで。
プレアデスはもう一度CB1300SFをよく見る。
「(。´・ω・)ん?」
排気管サビッサビでチェーン切れてて、ミラー欠けててマフラーに穴開いてて燃料タンクの塗装剥がれてるどころが表面も削れててライトも割れてて……
なんか……ボロくない?
CB1300SFはホンダが作った排気量1.3リッターの大型バイクのこと。
ちなみに大型バイクは排気量400ccを超えたバイクを全て大型バイクという。
VTECは4ストロークエンジンのバルブの開閉量を変えることができるシステムのこと。
ちなみにそもそもなんでバルブの開閉量を調整するんだよという話になるだろう。
答えは簡単。燃費をよくするためである。
あとエンジンの効率がいい。
なのでレースカーには基本VTECはない。
ずっと高回転域で回すからだ。
また、VTECには二種類のカムがある。
カムというのは卵みたいな形をした部品のこと。
カムの山の部分がバルブを押し、バルブを開く。
それが連結してある棒をカムシャフトという。
VTECはこのカムシャフトに卵がそれほどとがっていないローカムとめちゃとがってるハイカムがある。
低回転域ではローカムが使われているが、一定の回転域を超えるとハイカムに切り替わり、エンジンに大量の空気とガソリンの混合ガスを送り込む。
そうすることで燃焼の爆発が大きくなり、パワーも更に出るというわけだ。
例えるなら電球を明るくするためには電池を盛ればもっと光強くなるようなものだ。
ちなみに車好きのンバァァァァァァァはVTECがローカムからハイカムに切り替わった瞬間にエンジン音が鋭い音になる音を表現しているものだ。




