73:突撃ィィィィ!!
ラズヴィーチャに到着するときには既にGC8車載のデジタル時計の時間は既に夜明け前の6時を指し示していた
「Ypaaaaaaa!!」
「主様が壊れた。」
「もともとそういう奴よ。」
「( ,,`・ω・´)ンンン?まさか……!」
「完成したわよ。解除魔法。」
いよっしゃあああああああ!!
あとは突撃あるのみ!
突撃ィィィィ!!バンザァァァイ!!
「ラズヴィーチャに突撃するぞぉ。気をつけろよ!」
「どう気をつけるのよ……」
インプレッサは関所に向かって猛スピード。
具体的には時速190キロで。
突っ込んでいく。
「主様。関所の人が死にませんか?」
「気づいてもらうしかないでしょ。」
はい。クラクションをパーしとこうか。
パァァァァァァ!!!!
「なんだありゃあ!?」
一人の兵士がインプレッサの存在に気付き、大声でその存在を仲間に知らせた。
「インプレッサだ!捕らえろ!」
「こちら西の関所!インプレッサが来ている!皆、集まれ!」
「おい待て!……インプレッサ、減速しているか?!」
「……減速していない……突っ込んでくる!?」
「に………逃げろぉぉぉ!!!」
関所からは人がまるで救急車を通す一般車のように人が避けていく。
「それじゃ。遠慮なく。」
空いた道に猛スピードでGC8が通過し、その後に続いてエボⅥも関所を潜り抜けていく。
それを皮切りに各所からラズヴィーチャ連邦のクルマが全速力で追いかけてくる。
「目標は、この街の中心、中央噴水広場!別ルートでそっちは向かっておいてくれ。相手の注意を攪乱させる!」
『了解した。出来るだけこっちに注意を向けさせてボコボコにしておく。』
「サンキュー!」
(。´・ω・)ん?
ボコボコにする……?
「とりあえず追いかける敵を全て薙ぎ払う!」
シルトはランエボのトランクに乗っかり、クルマのウイングで身体を支えつつなんとライフルを取り出した。
「誰から脱落するんだァ!?」
「人格が変わっちまってるな。シルト。」
「戦闘狂なところがありますからね。シルトは。」
ちなみにシルトのライフルはたわしちゃんが作った特製ライフルだそうな。
「まず一つ!」
ライフルからは火球が射出され、ラズヴィーチャの車両のタイヤに命中し、制御を失ったその車は横転してしまった。
そう。このライフルは弾薬の製造は不可能だと踏んだヘクセがライフルを魔法を精密射撃する装置としてM1ガーランドをベースとして作り上げたものだった。
魔力を圧縮して放つため、命中範囲は狭いが精密攻撃能力や破壊力や弾速は単純に魔法を放つものとは桁違いの能力を持つのだ。
また、魔力供給法は主に2種類あり、使用者から魔力を借りる方式とカートリッジとして弾薬を模して使用する方式がある。
今回はシルトの魔力を借りている。
ちなみにヘクセがライフルを知ったのは封印期間中に偶然流れ着いてきた本を読み漁った結果である。
「死なない程度にだ!」
銃口から飛び出す火球は避ける隙も与えず次々とタイヤを破裂させ、壁に突っ込むもの、横転するもの、そのまま止まるなど、次々に停止し、止まる車両によって道を塞いでいく。
「頼んだぞ。プレアデス。」
平志は小さく、希望をこめて呟くのであった。




