33:うん。すげぇレトロ。
「おぉ~」
ラズヴィーチャ連邦に入ると、それはもう写真で見た戦間期のドイツそのものだった。
「どう?ラズヴィーチャ連邦は。」
「すげぇ。ザリアとは違ってしっかりと舗装されてるし。」
「それはラズヴィーチャ連邦は運送は機械化してるからね。運搬技術は並の国家を優に上回ってるわ。」
「だろうな。SSKレベルの車が作れるなら軍事転用も容易だろう。」
「ええ。……え?何であの車のことを……!?」
リーラは目を丸くした。
それにまるでその反応をすることを想定していたかのようにプレアデスは続ける。
「メルセデス・ベンツSSK。王族仕様なら十中八九スーパーチャージャーを搭載してスーパーチャージャー未使用時では180馬力を発生し、スーチャーで250馬力まで引き上げることが可能なはず。」
「……その通りよ。」
「ちなみにこいつはノーマル74馬力、ターボ使って150馬力な。」
「ターボ!?あんな高度な技術を……それに、切り替えれるんですか!?」
「ああ。ちょっと特殊な機構積んでるだけ。」
シーケンシャルターボな。
ちなみにスーパーチャージャーがプライマリータービンの場所にあるからツインターボじゃないんだぞ!
(`・ω・´)
「それで、何処に行けばいい?」
「王城まで。」
「了解。ナビ、頼んだぜ?」
「Roger.Searching for a route to the royal castle.」
ピンポーン。次、停まります。
王城前~王城前~
「貴様、何者だ!」
「私だ。通せ。」
あ。王女さんが。
うぅん……王女様かぁ……言いにくいなぁ……
……そうだ!
プリンちゃんでいいかな?
「リーラ様であられましたか!失礼いたしました!」
そして……
伝説へ。
俺がやったのSFC版だけど。
その後、駐車場にプレオを駐車させ、王女を城へ帰した。
「結局……野宿なのね?」
「おん。俺はこっちの方が気が楽だが。」
「それじゃあ、もう寝るわ。」
「(。´・ω・)ん?」
するとたわしちゃんが消える。
( ゜д゜)ポカーン
たわしちゃんは異界で眠るらしい。
ずるいずるーい!
「まぁ、いいか。」
ひとりぼっちで眠るのも久しぶりだな。
それに、王城の隣で寝るのも。
次の日。
「ふわぁ……体バキバキになりそう。」
「あら、起きたのね。」
「おん。」
コンコン。
「うびゃぁ!?」
錆ついた機械のように窓を見る。
「……って。プリンちゃん?」
リーラが微笑んで小さく手を振っていた
「(。´・ω・)ん?」
ただ、プリンちゃんには引っ掛かったようだが。
「それで。どうしたんだい?」
「うちの国の車と一緒に走ってほしいのよ。」
「?なんで?」
「昨日の話を父上に話したらレースをしようって聞かなくて……」
「いいよ。車種は?」
「スーパーチャージャーなしで160馬力のSSよ。」
「なるほど?ざっと200馬力か。スーチャーありで。で、重量は1450キロだったか?」
「ええ。」
「パワーウェイトレシオでは勝ってるな。」
「パワーウェイトレシオ?」
リーラは?を浮かべた。
「パワーウェイトレシオ。1馬力あたり何キロかかっているか。加速力を示す指標になる物だな」
「それでプレーン。数値が大きい方がいいの?」
「いや?逆だ。数値が小さければ小さいほど性能はいい。1馬力辺りの重量は軽い方がいい。鉄で作った紙飛行機より紙で作った紙飛行機の方がよく飛ぶのと同じだ。」
「なるほど。そういうことなんですね。」
「プレーンって結構用語解説は分かりやすいのよね。」
プレアデスは計算機を取り出して計算し始める。
「スーチャーなしのSSがざっとパワーウェイトレシオざっと9か。スーチャーありなら7.25か。」
「そうなんですか。それならプレオは……?」
「えーっと?プレオは910キロだからターボなしで四捨五入して12.26か。」
「え。」
「待て待て。ターボを使えばいける。ざっと6だ。ほら。パワーウェイトレシオでは勝ってる。」
「えぇ……」
ハイ。シーケンシャルターボですね。
元々シーケンシャルツインターボっていうターボがついてたんですよ。
マツダのFD3Sに搭載されてる。
一定の回転数になったらバルブが開いてセカンダリータービンに排気ガスが入るようになってる。
……詳しく聞きたいのならその他の登場車種についてをみてくれ!




