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29:冒険者ってなんか響きがいいよね。

「そうね、行ってらっしゃい。」

「たわしちゃんは来ないのか?」

「わたしは昔のがあるから。」


 昔……ってそれ1000年前の奴じゃぁ……


「それって、1000年前の奴?」

「ええ。」

「そんな前の奴が使えるわけないでしょ?」

「・・・。」

「……それじゃあ登録しに行くぞ。」


 ということで来ました!ギルド!

 あれかな?役所みたいなもんなのかな?


 というかゴッツい人とかが居るなぁ……

 にしてもここ広いなぁ。

 体育館みたい。


「あんちゃん。ギルドに何か用か?」

「ええ。身分証として冒険者登録を。」

「そうか。それならあそこの受付に行くと良い。」

「ありがとうございます。」

「ギルドは困ったときはお互い様だからな!」

「そうなんですか。」

「それじゃあ行って来いよ!」


 背中を叩かれ、受付へ向かった。

 ふと横を見て見る。


「へぇ。掲示板に依頼が書いてあるのかぁ。」


 ちょっと寄り道して見てみる。


 ランクごとに掲示板も湧けられてるってことは依頼内容は役所が目を通してるってことかぁ。

 なーんか非効率だなぁ。

 俺ならジャンル別に分けてバインダーみたいなのに挟んでそこから紙を抜き取る方式にするかなぁ。

 俺はそっちのがやりやすそうだし。

 だってこんな方式だといざ依頼がいっぱい出た時に掲示板が埋まるでしょ。


「ま、いいか。」


 俺たちは受付へ向かった。


「冒険者登録をしたいんですけど。」

「分かりました。……お見受けすると、国外に仕事でもあるのですか?」

「いえ、長めの休みができたので隣国に行こうかと。」

「なるほど、身分証としてですか。それではこの用紙に要点を書いて提出してください。」


 いかにも市役所で出されそうな紙だなぁ。

 とりあえず書くかぁ。


「よし、出来た。」

「私も。」


 用紙を提出し、金属のカードが渡される。

 その隣には針。

 ……針?


「それでは本人のものであると証明するために血判を。」


 あぁ……そういうこと。

 針かぁ……紙で手を切ったことはある。ただ、あれ痛いんだよな。


「量はどれくらいなんですか?」

「少しでいいですよ。血を刻んで、その後の識別ができるようになりますから。」


 針で刺したくねえなぁ……痛いし。

 ふと俺は手を見た。

 人差し指にささくれがあるなぁ。

 ……ささくれを毟れば出血するだろ!

 むしむし。


「えい。」


 あとは圧迫して出血させて、それをハンコとして押す!


「できた。」

「それではこれでFランク冒険者として身分証明できます。あとは依頼を受けるなら、あの掲示板の中の紙を取ってきて受付に提出してください。」

「ありがとうございます。」


 ギルドを出ると、


 そうして、俺たちはギルドから出て、倉庫に向かった。


「それじゃあ行くかぁ。」

「荷物はどうするの?」

「もう積んでる。気にしなくていい。」


 エンジンを始動させ、プレオRSはガレージを出る。

 ミニインプレッサが、その姿を表したのだ。


「居るかな?ヘイナビ!ラズヴィーチャ連邦国へのルートを教えて!」

「OK!」


 プレオはアクセルを吹かし、全速力で隣国、ラズヴィーチャ連邦国へ向かっていく。


「早く見てーなぁ!1930年代の車!」


〘I wanted to go too...〙

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