25:これっくらーいの!ハッコスッカに!エーンジーン、デフギーア、ミッション積んで!
にしても。ハコスカの足回りも見事なもんだったなぁ。
乗り心地と速さを両立してある足だったなぁ。
街乗りするなら完璧の足だよ。
流石GT-R。
「にしてもクルマ漁って分かったが、こいつ、初期も初期。69年式だとは……」
本当に30年の差があるとはな。
「おはようプレアデス。・・・まさかもうできたとでも言わないよね?」
貴族ママが朝っぱらにわざわざ整備場まで来た。
「ほら、連れてきたわよ。」
「貴族ママ。できたぜ。一旦バラしておきたい所はあらかたバラしてもっかい組みなおした。まず壊れることはない。それで、エンジンかけるか?」
「ええ。けど、一日しか経ってないけど……ホントに大丈夫なの?」
「ああ。もちろん。動く。」
キーを差し込み、回す。
キュンキュンキュンズォン!
「エンジンかかったぜ。ECUを見てみたが、ざっと159馬力出てる。それじゃあ、貴族ママ。クルマの走らせ方を教えとくな。」
ちなみに走らせ方を教えるので1日が溶けた。
「これを国王様に献上するの?」
「いや?貴族ママが使えばいいじゃない。それの所有権は最初から貴族ママのものだ。俺はそれを修理しただけ。それが俺の仕事だしな。」
「そう。」
「それじゃあ俺、とりあえず城に行ってくるわ。」
「私もついて行くわ。」
「たわしちゃんも来るのかぁ。」
「文句ある?」
「別に?」
それじゃあしゅっぱーつ。
GC8のエンジンをかける。
エンジンは快調に吹ける。
「よーしよしよし。いい子だ。絶好調だな。」
「そんなのわかるの?」
「ああ。感覚でわかる。」
「へー。」
「いくぞ!GC8!」
俺はアクセルを踏み込み、城へと向かっていった。
予備の燃料を搭載して。
そうして案外サクサクと今回は城に入ることができた。
なんでかって?
通行手形持ってるから。
便利。すごく便利。
あってよかった通行手形。
「さてさて。とりあえず駐車場にインプを置いたのはいいんだが、やる事が無くて仕方ない。」
「どうするの?」
「(。´・ω・)ん?なんか良い感じのものないかぶらつくつもり。たわしちゃんは?」
「私はアンタが何かやらかさないように後ろから黙ってついて行くわ。」
「そう。」
それじゃあ俺はのんびり城の庭にでも行こうかな。
前回、城の出入りもかなりしやすくしてくれたし。
助かる助かる。
「さっさと城に行くわよ。」
「はいはい。」
子供に手を引かれる親みたいだなぁ……俺。
………(。´・ω・)ん?
「なんか……あれ……。」
「どうしたの?」
「なんか……すごく文明に合わないような高度な機械があるもんで。」
「……確かに。あれ、クルマよね?」
初代セリカXXだね。うん。
「何で置いてるのかしらね。」
「分からないわね。」
個人的に初代セリカXXは高級車感あって好き。
2代目セリカXXはメ〇ドックにも出てたよね。
あれが70スープラにつながったと考えると感慨深いなぁ。
「あれをレストアすればいいかなぁ?」
「なんだ。あれが気になるのか?プレアデス。」
「まぁ。……って(。´・ω・)ん?」
すごく聞き覚えのあるような声が……
「以前代わりのものをと言っていたな。」
「国王様ぁ!?」
「よしてくれ。あの場ではああ振舞ったが、私はできる限りフレンドリーに生きたいんだ。」
「はぁ。」
なんかギャップ。
「そうだな。それでは献上品はあれの修理でも別に構わないが……治るのか?あれは。」
「ええ。治ると思いますよ。中を見ない限りにはわからないですけど。」
「そうか。それじゃあ。」
国王様は平然と鍵を渡してきた。
「中を見てくれ。すぐに治さなくてもいい。」
「ありがとうございます。」
キーを回す。
……無反応。
「バッテリー上がってるな?」
持ってきたバッテリーに交換。
「どうだ?」
キーが回る。
ガソリン容量は……
「無いか。」
「そうそう。このクルマ、問題が無いわよ?」
「じゃあガソリン入れたら動くなこりゃ。」
「動くのか?」
「ええ。」
トポトポとガソリンを入れる。
「入った。これで動くはず。ガソリンはきぞ……ルーシャル様の所で販売してるはずですので。」
「そうか。何から何まで助かる。」
セリカのエンジンがかかり、貴族ママと同様に国王様にも運転を教えることになったのだった。
じつは初期設定だと国王様の奴、ケンメリ。
あと話のストック無くなった。
今日作らないと……
どうするかは決まってるんだし。何とかしよ。




