20:石鹸づくり。そして、レストアの予感……!
できた苛性ソーダ水を蒸発させて1300グラムの水酸化ナトリウムを入手した!
早めに作る奴とゆっくりじっくり作る奴で分けた。
適当な比率で水に溶かす!
次にオリーブオイルを40〜60℃で温める!
「温まった~。」
「ちょっと香ばしいわね。」
「そうそう。」
温まったオリーブオイルに慎重に、少しずつ苛性ソーダ水を入れる。
注いだ後は攪拌させながらゆっくり混ぜる。
「手慣れてるわね。」
「いや、これ始めて。」
「そうなの?」
「危険物の扱いには慣れてるからな。」
「危険物?」
「インプレッサの中にも危険な部品があるんだよ。」
「なるほど。」
混ぜているとトレース、つまりとろみが出てきた。
「アロエ入れるぞ~」
アロエオイルを投入し、型に入れる。
…パチン!ごぉぉぉぉ…
ガスコンロでそれらを温める。
「温度は……こんなものかな?」
「これからどうするの?」
「明日の夜に出してそこから更に1日換装させて完成。もう一種類の奴は1ヶ月乾燥させるぞ。」
「つまり、後は特にやる事が無いってこと?」
「そうだな。」
「それじゃあさ。ルーシャルちゃん(貴族ママ)の所に行こうよ。なんか開かずの倉庫の鍵を偶然見つけたって話を貴方がガソリンを取りに行ってる時(18話のこと)にしてね。」
「倉庫?」
「ええ。丁度良い頃合いだし、行こうよ。」
「確かに良いかもな。」
インプレッサで貴族ママの所に向かった。
「ルーシャルちゃーん!来たわよ~!」
5分後。
「遅れました!ヘクセさんとプレアデスね。どうしたの?」
「例の倉庫を見に来たの。」
「あれね。実は今から開けるところだったの。」
「そうなの!?グッドタイミング!」
「何があるのか予想しようぜ!」
「あの人が私たちに遺した物……色んなものがあるでしょうね。」
「歴史的な物とか?」
「案外デカいものが1つ置いてあったりしてな。」
「そうかもしれないわね。それじゃあ案内するわ。」
「おいおいこりゃあ……」
小さな人間用のドアと巨大な扉があった。
「魔獣でもいるの?」
「それはないと思うわ。それならとっくに餓死してるわ。」
「……俺の予想を言わせてくれ。」
「何かしら。」
「……クルマが1台。それが俺の予想だ。」
「クルマって……プレアデスの物と同じ?」
「形や構造は違うかもしれない。馬車の可能性もある。だが、この倉庫はガレージに似ているんだ。あくまでもクルママニアからの観点だ。あまりアテにはしないでくれ。」
戸を開ける。
貴族ママが中に入って立ち止まる。
「おーい。貴族ママ、何があったのさ。」
「どうしたの?ルーシャル……」
たわしちゃんが入るとたわしちゃんも止まる。
俺も中に入る。
「おいおいマジかよ……」
そして、そこにあったのは……
「KPGC10型、3代目スカイライン……それもGT-Rかよ……!」
埃を被ってしまっているが、間違いない。ハコスカだ。
「プレアデス……知ってるの?」
「知ってるも何も……伝説級のマシンだぜ……こりゃあ……!」
ハコスカは日産が1968年から1972年まで作っていた3代目スカイラインのことだ。
ちなみにGT-R型は1969年から販売され、初代日産GT-Rでもある。
日産のGT-R伝説が誕生したのもこれからだそうな。
ハコスカGT-Rの馬力は160馬力であり、トルクは18kgmだそうな。
ちなみにプレアデスのインプレッサは現状320馬力のトルク41.6kgmである。
そうそう。ハコスカがなぜハコかというなら箱形のスカイラインだからだそうな。
個人的にはその後のケンメリの方がハコな気もするが。




