15:うわぁぁぁ!呪いのビデオならぬ呪いのDVDだァァァァァ!!
どうも。アンフィニ祐です。
これどうなの!?とか、なんでこうなの?とか、これおかしい!とかいう反応を感想でお待ちしています。
感想って、そういうものなのでね。
今後の参考にしたいと思ってます。
もう、大募集中ですよ!
以上、すごく元気いっぱいの作者でした。
「そういえばさっきこんなものが落ちてたのだけど。」
貴族ママが何かを手渡してきた。
「なになに……?」
それを受け取る。
「DVDかな……?って。」
よく見ると真っ黒なパッケージに血痕…で書かれたような魔法陣が書かれていた。
「これ……呪われてない?」
恐る恐る聞いてみた。
「呪われてるかもしれないわね……。」
「どうするんだよ!俺呪われちゃったかもしれないじゃんか!」
「持ってきた私はどうなのよ!」
「……確かに。」
「というかこれ、何なんですか?」
中性天然水がきょとんとした表情で聞いてくる。
「あー。異世界人から聞いたんだけどな?」
「コーハイさんですよね。」
「ああ。そうそう。」
「DVDっていう道具で撮った映像を見れるってものの記憶してるものだな。中に……」
DVDのパッケージを開く。
するとDVDいっぱいに端から端まで黒い背景に血か何かで書かれた魔法陣があった。
「うわ……まぁ。こんな感じであるんだけどな。」
「見れないのかしら?」
「見れるはず。確かインプレッサに見れる装置が搭載されてたはず。」
インプレッサに入るとキーでナビだけを起動させる。
「DVD読み込め~」
『Rajah.』
モニターが真上に向き、その奥にあるDVD差し込み口が現れる。
『The CD will come out of the slot.』
「ん?」
すると初代グ〇ンツー〇スモのサウンドトラックCDが出てきた。
「あー。いいよねぇ……初代GT。今はGT4が最新だけど。あいつら俺のスーパーライセンスオールゴールドまで持っていったGT4メモリーカードのデータを消し飛ばしてないよな……?」
※2010年より前に転生しているのでGT5すらありません。
「さっきから何を呟いてるの?」
あ。インプレッサのドア両方開けてたから聞こえてた。
「思い出しごとにふけってたんだよ。」
「そう。」
CDを片づけると例の呪いのDVDを挿入する。
「何が出るかな?」
すると読み込んだ末に出てきたのは砂嵐だった。
しかし何故だか俺の意識が刈り取られていくのだった。
「ちょっと、プレアデス?プレアデス!」
「(VR)さんぱち。でっと。」
もくり。
「ふわぁぁぁぁ……睡眠不足が解消された気分だ~」
「あら。ここに客人が来るなんてはじめてだわ。」
声のした方向を向くと木の上に魔女の宅〇便に出てきそうなワンピースに身を包み、いかにも魔法使いらしい帽子をかぶった16かそこらの少女が居た。
「だわ……だわ……?たわし?」
「(。´・ω・)ん?」
「たわし魔女っ娘?」
「は?」
「よし。君の名前はたわし魔女っ娘。」
「違うわよ!私はヘクセ。アンタは?」
「プレアデス。どったん話きこか?」
「調子崩すわね……私の願いは一つ。ここから出してほしいのよ。」
「ここから出す?どうやって?」
「どうやってって。アンタどうやって入ったの!?魔法でしょ!?」
「DVDプレーヤーにぶっ刺しただけだけど。」
「ん?それって……異世界の?」
「うん。」
「嘘でしょ!?」
たわしちゃんは身を乗り出した。
そのあとすぐに木から飛び降りる。
「そうそう。DVDプレーヤーにディスクを入れたんだよ。」
「あー。それ、正規の脱出方法。言うなれば正攻法。」
たわしちゃんが何処かへ行くので自然と追いかけた。
「よかったじゃん。たわしちゃん。」
「たわしちゃんじゃないわよ!」
ビンタされた。
「ぐぼふぇッ!」
地面に倒れこむ。
砂をはたいてふと疑問に思ったことを口にしてみた。
「……というか何処に行ってんの?」
「私の言えよ。」
「ほえー。」
「というかアンタ……異世界人ね?そんなもの持ってるなんて。」
「イヤ?チガウケド?」
「バレバレの嘘つくんじゃないよ。というかどうやって使ったの。私に嘘は通用しないと思いなさい。」
「……ってか。ここが家?」
「そうよ。」
気づけば木で作られたいかにもというような森の中にそびえたつ小さな家があった。
たわしちゃんが家の戸に手を掛ける。
「それじゃあそこにでも座っておきなさい。」
「ういうい。」
「……さっさと異世界人って認めなさいよ。状況的証拠はきっちりそろってるのよ?」
……バレちゃったー。
「あーあー。そうだよ。俺は異世界人だ。」
「それじゃあどうやって再生したの?電気ってのがないとダメなんでしょ?」
「クルマって奴に搭載されてるDVDプレーヤー使ったんだよ。」
「へぇ。おもしろそうじゃん。」
椅子に座ると、テーブルに手を掛けて頬杖をついた。
「もっと聞かせてよ。そのことについてさ。」
「モチのロンの助次郎だぜ!」
「なにそれ。」
VR38DETTは日産GT-R、R35型に搭載されたエンジンの型番です。
排気量3,800cc、改造すれば楽々1000馬力を超えるモンスターエンジンですよ。
やろうと思えば1500馬力出るんじゃないかなぁ……って個人的に思ってます。
だってRB26(それまでのGT-R)で1000馬力出るらしいし。
それまでのGT-Rのなかで有名なのはR34型ですかね?
たまにニュースに出てるし。盗難されたーって。