表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

114/182

110:RX-8のROM更新?まっかせなさい!

「ROMROMROMROMROMROMROMROMROMROMROMROMROMROMROMROMROMROMROMROMROMROMROMROMROMROMROMROMROMROMROMROMROMROMROMROMROMROM」

「怖い怖い、怖いよ!」


 狂気の沙汰と言えるほどの圧力をプレアデスは葉月から受けていた。

 正直エンジンのセッティングが優秀なのは分かるのだが、どうしてもパワーが足りない。

 それを解消するために様々なチューニングがあるのだが、その中の一つ、部品の強化による上限回転数の引き上げ、吸気口率上昇のためのインテークマニホールドの刷新など、やることは12年前とは桁違いに増えていた。

 しかしそれを搭載してしまうとROMのバランスが崩れ、エンジンブローするか、エンジン出力低下を招いてしまう。

 それなら別のROMを積めばいいと思うのだろうがそう言うわけにもいかない。

 プレアデスのROMセッティングはドライバーに寄り添ったROMセッティングを行う。

 それも完全に独自で、且つ車の最高性能が引き出せるような。そんなセッティングをしている。

 他の人が組んだROMは肌に合わないというのもあるのだろうが一番デカいのは好きな人が組んだROMは手放せないというのが一番デカかったのだろう。

 そのため、12年間PW(パワーユニット)に手を付けられなかったのだ。

 だが、プレアデスが居るのなら問題はない。

 ようやくエンジンを弄れるようになるのだ。


「先輩。ROM、お願いします。」

「えぇ……?」

「もうエンジンのチューニングはしました。あとはあなたのROMです。」

「……何やったの?」

「インマニ交換、エキセントリックシャフト、アペックスシール、サイドシールを高耐久品に交換、エキマニ交換、エンジンバランス取りの最新版とかです。」

「ゴリゴリのメカチューンやないかい。」

「はい。これでエンジンのバランス崩れたんでROM弄ってください。」

「うっそだろおい。」

「マジです。12年待たせたんですから。」

「自分でやればいいのにー。」

「あれ、解読できないんですよ。」

「なーるほど。」


 そういやプログラミング言語ごと作ったんだったわ。

 俺がわかればいいかーって思って。

 その代わり車専用に作ったプログラミング言語だから正直めちゃやりやすいんだけどな。

 そりゃ言語知らんかったら意味わからんわ。


「RX-8、どうなったかわからんけど感覚でセッティングするから一旦エンジンかけてやっとくぞ。」

「お願いします!先輩!」


 さてと。

 扱いやすさは据え置きでパワーを絞り出す。

 できないことはない。

 色々強化してあるなら燃料噴射量を増やして爆発力強化も狙える。

 吸気量のバルブ開閉も調整すればまだまだいける。

 あのインマニ、十中八九後輩のオリジナルだし、探り探りなんだよな。

 後輩はインマニ、俺はエキマニかい。

 なんか似てるのか?俺達。

 あと、なんか若返ってるんだよな。後輩。


「……にしても若返ったのな。葉月後輩。」

「え?」


 サイドミラーに自分の顔を映して初めて気が付いたようだった。


「ホントだ!」

「俺も若返ってるし。」

「そう言えばそうでしたね!」

「なんかちょっと傷つくな。」

「すみません。」

「そういやあの嬢ちゃんは?」

「先輩の家でくつろいでますよ。」

「なるほどな。」


 よし。とパソコンをたたむと小さく微笑んで葉月に告げた。


「ちょっくら流してくれよ。」

「え?」

「そうしたらもっと詰められる。」

「分かりました!」


 そうして二人はRX-8のROMを更に調整していくのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ