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108:青い亡霊になっちゃった?

「いや~びっくりしたわ~。」


 俺はなんとか事故車を捌き切り、GC8を思い切り加速させる。


「にしても見たことない車がやっぱ走ってるわ。」


 ヤリス?

 ヴィッツの海外モデルの名前だよな。

 名前統合されたのか?

 クラウンもなんかゴテゴテしてるの走ってたし。

 スラっとした従来の奴もあったけど。

 プリウスもなんかスタイリッシュになってたし。


「12年でここまでかぁ。」


 スポーツカーも86?ってのがあったし。

 多分2年前のコンセプトカーの市販モデルかな。

 イケメンになってたわ。


「あとさっきのキャリアカー、見覚えあるなーって思ったら多分後輩の奴だよな。なんか知らんトヨタ車も載ってたけど。」


 なんだろ。あのトヨタ車。

 ま、いいか!

 さっさと工場か帰ろっと。



 インプレッサは自らの工場に入り、リフトの上にインプレッサを停める。


「帰りに色々部品も買ったし。交換しようかな~」


 楽しみだなぁ。12年後の部品……!


「その前にトイレトイレーっと。」


 彼がその場を離れたその直後、先ほどのトレーラーが敷地内に入り、停車する。


「おねえちゃん。シャッター開けてたっけ。」

「閉めたはずだけど……。」


 彼女らは目を疑った。

 先ほどのインプレッサがジャッキの上に止まっていたのだから仕方もあるまい。


「なんで……!?」


 葉月と莉奈はその場から動けなかった。

 驚きのあまりに。


「あ~すっきりしたーって。」


 トイレから出たプレアデスが彼女らに鉢合わせる。


「お。久しぶりだな。葉月後輩。」

「せん……ぱい……!?」

「インプレッサのサス変えるんだけど、手伝ってくれない?」

「なんで……生きて……!?」

「いいだろ~すごいだろ~」


 後輩の目からは大粒の涙がこぼれていた。


「(。´・ω・)ん?どうした?」

「せんぱぁぁい……!!」


 葉月はプレアデスに抱き着き、わんわんとプレアデスの胸で泣いた。


「だいじょうぶ。だいじょうぶだから。偶には顔を出せるようにするさ。」

「偶にって……もう、待てませんよぉ!」

「……そうか。」


 え。どうすりゃいいんだ?

 俺もあの世界に帰らないとイカンし。


「……来るか?俺の所に。」

「え?」

「ほら、俺も帰らないといけない所がある訳で。」

「……。」

「だからさ!お前もついてこれば万事解決……って。思ったんだが……。どうd」

「行きます。」

「へ?」

「行きます!」

「返事が早いことで。」

「葉月おねえちゃん、行っちゃうの?」

「ついてくるか?……あ。いかのおすし、か。」

「葉月おねえちゃんがついてるから大丈夫!」

「えぇ……」


 俺、誘拐犯にならない!?大丈夫!?


「ま。とりあえずサス変えてから考えようか。」

「……ええ!」


 人居るからサクサクーっと交換完了!


「他にもいろいろ部品は買ってるけど、それは向こうの世界に行ってから交換しとこ。」

「先輩、あとでRX-8のROM、触ってくれませんか?」

「おお。いいぞ。……まさか12年前から変えてなかったりする?」

「そのまさかです。」

「Oh……」

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