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旗本改革男  作者: 公社
〈第一章〉天才少年現る
18/204

第一章登場人物まとめ

(注)人物の後の数字は史実の生年です。話の都合上、長生きする人がチラホラ……

徳山安十郎(とくのやま あんじゅうろう)

 1758-??

 旗本徳山貞明の八男で本作の主人公。中身は令和のちょっと博識なサラリーマン。

 ピンポイントでこの時代に詳しいというわけではないが、安十郎少年として勉強する内容に、元々持っていた未来の知識をちょっとひとつまみ加えることで、歴史が少しずつ変わり始める。

 実はしょうもない理由で後世に名の残る人物だが、マイナー過ぎて本人は気付いていない。というか、この先も知ることはないだろう。



徳山貞明(とくのやま さだあきら 

 1716-1775

 旗本徳山家分家当主。通称は小左衛門。官位は従五位下甲斐守。大御所吉宗の小姓を務め、その後西の丸徒頭、本丸徒頭、御前鉄砲頭などの職に就く。安十郎の成長が楽しみな親馬鹿。



青木昆陽(あおき こんよう 

 1698-1769

 魚屋の息子が学問に目覚め、後に御家人に取り立てられて、甘藷先生と呼ばれるようになり、現代では神社に祀られて神様に。安十郎の学問の師として、後の彼の飛躍のきっかけを作る。



前野良沢(まえの りょうたく 

 1723-1803

 豊前中津藩医。蘭学を志し、昆陽に師事。安十郎の未来の語学知識によって、史実よりオランダ語習得が早まったようである。



徳川宗武(とくがわ むねたけ 

 1716-1771 ※本作では存命中

 安十郎によって長生きしちゃう人その1。

 8代将軍吉宗の次男、田安徳川家初代。初対面のときの官位は従三位左近衛権中将兼右衛門督。翌年から権中納言に転任。安十郎の才を知り、その良き理解者であり庇護者となる。史実では才がありながら、長幼の序を守るために表舞台に立つことは無かったが、この世界では色々とやってくれそう。



徳川治察(とくがわ はるあき

 1753-1774

 安十郎によって長生きしちゃう人その2。

 宗武の五男、田安徳川家第二代。史実では病弱で早死してしまったが、安十郎と関わったこの世界では、立派な後継ぎとして将来を嘱望され始める。"はるさと"という読みもあるらしいですが、本作では"はるあき"とします。



辰丸(たつまる

 1757-1804

 宗武の六男、1768年に伊予松山久松松平家の世子が夭折したため、養嗣子となる。弟が大嫌い。ついでにその手下(?)の安十郎も憎たらしい。



賢丸(まさまる

 1759-1829

 宗武の七男、西暦だと年がずれるが、和暦だと安十郎と同い年(宝暦八年十二月二十七日)になる。名前の通り賢い若君。安十郎に色々と教わったおかげで先進的な考え方も習得し、さらにパワーアップする。

 第一章の登場人物の中では後世で一番有名な人物になるのだが、幼名で呼んでいるせいで安十郎はそのことに気付いていない。



(たね

 1765-1794

 宗武の七女、あざとい少女。史実では将軍家治の養女として、紀州藩主徳川治宝の正室になるのだが、この世界では安十郎大好き少女だからどうなることか。ついでに言うとちょっとメンヘ……あっ、ムグムグ……何者じゃ……



渋井太室(しぶい たいしつ

 1720-1788

 堀田家2代に仕え、藩政を補佐した儒学者。藩の利益になると見込んで、安十郎の甘藷栽培や白牛飼育に協力する。



堀田正順ほった まさなり

 1745-1805

 徳川家光に重用された堀田正盛の子孫。最初は正盛の長男が佐倉を治めていたが、後に改易。別家を建てていた三男の子孫があちこち転封を繰り返しながら、正順の父の代で佐倉に転封された。幕末に開国交渉の中心を担った老中堀田正睦は正順の弟の子である。

 ちなみに今の佐倉城址には国立歴史民俗博物館が建っている。作者が日本で一番好きな博物館かもしれない(どうでもいい情報)。

以上で第一章完結でございます。

第二章は6/15から、当面は毎日更新の予定ですので、引き続きよろしくお願いします。

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― 新着の感想 ―
[一言] 調べたらけど主人公って史実のママだと、とんでもないことやらかすのねw それを防ぐ為にも種姫には頑張って欲しい。
[気になる点] そうか、種姫はすでに手遅れだったか・・・ 江戸の歴史に新たな一ページ・・・
[良い点] 面白いです [一言] 登場人物まとめを読むまで、主人公は架空の人物だとばかり思ってました しょうもない最後の人物イン現代日本人転生者がこれから何をするか? 更新楽しみにしています …
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