2/3
第2話 冒険者の魂
「この世界に本当に隅はあるのか」
「地図にない、記録にない未踏領域はどうなっているんだろう」
使い古されたコート ボロボロの地図
方位磁石はくるくるまわって 止まらない
前途多難
両親からもらったお古のコート 昔作った手作りの地図
石で作った磁石は どこも示さなかったけど
前人未踏
大切なものは あの頃から何も変わっていない
物心つくころから 魂に刻まれた欲求が叫んでいる
まだ見ぬ地平へ行きたいと
今も過去も描いている
頭の中に描ききれない
新天地の形を
「冒険をしよう」
「だって僕達は(私達は)冒険者だから」
「今も昔も魂にかえっても変わらないその欲求に従って」