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私は小説家である

掲載日:2020/05/08

いつか消えるその日まで

学者のように聡明に有らずとも、

熊のように蛮勇であらずとも、


私は想像を以て世界に飛び立とう


朝は一人で蒼い草原を駆けよう

昼は仲間とともに街に行こう

夕は沈む陽を思って塔を登ろう


そして、夜は火を消して夢をみよう


ずっと遠くの未来より、明日だけを望む


深い霧があろうとも、枯れた砂漠があろうとも


いつか消えるその日まで、音が消えるその日まで、私は幼さとともにあるだろう


生まれた意味など知る由もない私

両手で掬った知識では正しく価値ある意味を紡ぐことは、



できなかった



だから、想像しよう


間違っていても、正しかったとしてもそれは唯一私だけが創らんとする私の生まれた意味


善悪に拘らず、正誤を求めず、賢愚に構わずの無駄多き愛ある人生を私が見たい


愛と激動と不幸と人と


いつか誰かに自分の人生を語るとき、多くの人が感動できるような、そんな人生が創れたならば、


それこそ、


唯一無二の傑作だ


誰にも否定できない私の小説だ


春 16

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― 新着の感想 ―
[良い点] 賢愚に構わずの無駄多き愛ある人生を私が見たい この部分が特に好きだなと思いました。 無駄を切り詰める人もいますけど、無駄を許容して心を豊かに……出来ればいいなあと思うところです。 [一言…
[良い点] 企画より拝読いたしました。 物書きとして共感できる部分が多かったです。 自分はここまで強くあれないかもしれませんが……
[良い点] 家紋武範様の「看板短編企画」からお伺いしました。 この心意気やよしでしょう。 強く共感しました。
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