「はるのひのこと」
追記です。
ジャンルを投稿時の『ヒューマンドラマ』から『童話』に変更いたしました。
今年もまた咲いたのでありまする。
わたくしめと、あやはねえさま、わが友ぱいろんとで植えたさくらが、
こんなにも大きくなりもうした。
やしろの神域に住まう、さくらの長がやどる何代めかの樹にござりまする。
今のさくらはまだ若木ゆえに、こころねも幼く、
時おりわたくしめに、むじゃきに話しかけてきておりまする。
ねえさまが旅立ち、友ぱいろんが去り、
かつては、あやはさまや、ぱいろんが母、たまさまとともに、
友ぱいろんと手をつなぎつつ観たさくらも、
いつのまにやら、このやしろにて、さくらの咲くさまを、
わたくしひとりにて、眺めねばならなくなったこともありもうした。
今はまた、あらたなる友にゃんまると手をつなぎつつ、
ふたりしてさくらを眺めるひびをすごしておりまする。
にゃんまるとふたりで過ごすときへといたるまで、まことさまざまなることがありもうしたが、
それももう、いまはむかしのことにてございまする。
それにつきましても、
こうして、友とふたりして眺めるさくらほど、かくべつなものはありませぬな。
ほんに、よいここちにてございまする。
来年も、そのまた来年も、
友とならんで、ゆくはるをすごしたいものでありまする。
『きつねのきょん、―はるのひのこと―』
やればできるものですね(苦笑)
短いですが、一日で作れました(*´∀`)♪
普段から、これくらいの早さで書けたら良いのですけど( ̄▽ ̄;)
添付写真は、桜を出したくて付けたもので、
実際のきょんは、白のイメージですね。
(写真の人物は姪っ子でしたので、ぼかしてみましたよ←初加工処理です)