表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

きつねのきょんシリーズ

「はるのひのこと」

作者: みなはら

追記です。


ジャンルを投稿時の『ヒューマンドラマ』から『童話』に変更いたしました。



挿絵(By みてみん)



今年もまた咲いたのでありまする。


わたくしめと、あやはねえさま、わが友ぱいろんとで植えたさくらが、

こんなにも大きくなりもうした。



やしろの神域に住まう、さくらの長がやどる何代めかの樹にござりまする。


今のさくらはまだ若木ゆえに、こころねも幼く、

時おりわたくしめに、むじゃきに話しかけてきておりまする。



ねえさまが旅立ち、友ぱいろんが去り、


かつては、あやはさまや、ぱいろんが母、たまさまとともに、

友ぱいろんと手をつなぎつつ観たさくらも、


いつのまにやら、このやしろにて、さくらの咲くさまを、

わたくしひとりにて、眺めねばならなくなったこともありもうした。



今はまた、あらたなる友にゃんまると手をつなぎつつ、

ふたりしてさくらを眺めるひびをすごしておりまする。


にゃんまるとふたりで過ごすときへといたるまで、まことさまざまなることがありもうしたが、


それももう、いまはむかしのことにてございまする。



それにつきましても、

こうして、友とふたりして眺めるさくらほど、かくべつなものはありませぬな。


ほんに、よいここちにてございまする。



来年も、そのまた来年も、

友とならんで、ゆくはるをすごしたいものでありまする。





『きつねのきょん、―はるのひのこと―』




挿絵(By みてみん)


やればできるものですね(苦笑)

短いですが、一日で作れました(*´∀`)♪


普段から、これくらいの早さで書けたら良いのですけど( ̄▽ ̄;)



添付写真は、桜を出したくて付けたもので、

実際のきょんは、白のイメージですね。

(写真の人物は姪っ子でしたので、ぼかしてみましたよ←初加工処理です)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
フラワーフェスティバル
― 新着の感想 ―
[一言] 綺麗な枝垂桜ですね。 白い枝垂桜は初めて見ました。 白い子狐のイメージなんですね。 子狐ちゃんがお友達と一緒にお花見できるようになって良かったです。 幾久しく、この穏やかな日々が続きますよう…
[一言] 添付されている枝垂桜、とても見事ですね。 うちの近所ではとんと見れない樹ですので、少し感動しました。 一種独特な雰囲気と時間の流れる神社でキツネとネコ(にゃんまるというお名前なので、ネコだ…
[一言] こんにちは。 企画より参りました。 きつねのきょんシリーズ、一気に拝読いたしました。まさかSFの世界観だったとは! もともと童話単体で読んでいた際には過疎化した村に取り残されたさびれた神…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ