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信じられない発言集

 さて、こぼれ話として被災中に耳に入った信じられない発言集です、優しさに支えられた避難生活ですが、なかなかそういう部分だけでもありませんで……殺意の波動に何度目覚めたか分かりません、その中で特に酷かったものを……。


『まだ出てこれんのか? そのな、出来たら少しは配慮してくれんかな?』


 現場の直属の上司の発言、配慮!? 配慮ってなに!!? 被災者様気取る気は無いがホームレス相手に配慮をしろだと!? 現場ではこの頃暑い中の従業員の酷使が祟り熱中症の災害発生&以前から腰痛を訴えていた社員の長期入院が重なり、ましてその腰痛を訴えていた社員が退職をほのめかしておおわらわだったとか、だがそんなのこっちは知った事じゃござーせん! 人員確保補充に従業員のケアは上の仕事! ってか被災した人間を当てにするな!! だが泰明氏、なぜか自問自答からの自縄自縛により後日出勤を早めた模様……この会社に配慮する価値なんかないのを忘れてた(´・ω・`)



『僕は「出てこい」とは一言も言ってないですから!』


 前述とは別の上司、被災初日に『いつ出れるか?』って聞いてきた〇ソ野郎、隔日で連絡してきて会社内のネガティブな内容を語りまくり『避難所から出勤しろとは言わないですけど!』を毎回繰り返し言ってきた、いざ出勤してみたら周囲は『えっ? 早すぎない? もう出てきたの?』ときょとん顔。

 更に話を聞くとなんでも事務所の連中が『業務』として被災地域に住む『「元」社長』の家に片付けの手伝いに行ったとか、ちなみにその際、いや、被災してから生活再建完了までそいつらは私達現役社員の家にはただの一人も顔を出していません、それに対して私の『出勤を急かしておいてこの扱いは何事だ!』という抗議への返答、確かに出勤しろと直接は言ってません、コンプライアンス上の言い逃れが出来るよう対策したんでしょう……あれですね、今でもあいつの顔見たら素手で挽肉に加工してやりたくなります。



『皆頑張ってるのにあんたがこっち来てダラダラしてたら申し訳ないでしょ』


 作業の合間に実家に休憩に行った私に母が放った言葉、これ以降今日に至るまで表向きは平静に、ですが母とは一線引いた付き合いをするようにしています、実家が大変だろうと思いこちらに来てくれる親戚の手伝いを断って実家に行ってもらい、私は一人で我が家の解体をしていましたが心遣いは伝わらなかった模様、当の本人は毎日毎日叔母とだべりながらエアコンの効いた8畳間の床を延々拭いており、この発言を機に嫁の荷物番の任を解き貴重品管理を自分達でやらせるようにしました。



『ボランティア頼むなんて申し訳ないし勿体ない』


 母親の言葉、同上、ぶっ〇すぞババア(´・ω・`)庭土を処理したくてボランティアを要請しようとしたら言われました、ならお前が猛暑日の陽射しに晒されながら土を掘れや(´・ω・`)まあ、結局諸事情ありボランティア要請は見送りましたが、かなりむかっ腹が立ちましたね。



『なんで俺らのせねーんだよ! 役立たずか! 早くしろ!』


 救助待ちの時に近くのアパートの屋根の上から救助ボートに叫んでた金髪の兄ちゃん、あれだ、私が救助隊なら水が引くまで放置する、威勢が良いのは結構だが時と場合を考えなさい、親の顔が見てみたい(´・ω・`)



『いや~、きついっすね~、あそこにだけは絶対建てたくないです』


 「今なら被災地は条件が良い土地が格安だぞ?」と冗談めかして話していた際に新入社員が放った爆弾、まあ、うん、わかるよ? 確かにあんな大災害の後だから住みたくないってのは分かる、けどね? もうちょっとオブラートに包むっていうかさ? 私同じ場所にもう一度建てるってさっき言わなかったっけ? (´;ω;`)



 あと、私が出勤した際に『生きてたww』って指差して笑ったO本とN、おまえらが災害に遭ったら同じ事して返してやるから覚えてろ(´;ω;`)


 とまあ、どいつもこいつも配慮に欠けるというかなんというか……実際に自分が逆の立場で言われたらどういう顔をするのか気になります、まあ、どいつもこいつも烈火の如く怒りそうですが……相手の立場に立って考えるのは大切ですな、ほんとに。

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