表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/30

灼熱の日々

 大物家電やベッド等を運び出した後に地道なゴミ捨てが始まりました、散らばった日用品や衣類、子供の玩具なんかを土嚢袋に詰めていきます、1つ1つに思い出や思い入れはありますが情に流されては片付けは進みません、情け容赦なく捨てていきます。


 この作業の時に思ったのが、アルバムや写真類を避難させておいてよかった……! です、避難する前にクローゼットの上段に避難させていたため写真や思い出の詰まった記念品等は大部分が無事でした。


 一応被災後に被災した写真の無償クリーニング等のボランティア活動はありましたが、写真によっては滲んでしまったりと修復にも限界があったみたいでした、大切な物は早め早めに保護しておくべきだと改めて感じましたね……それと同時に家電製品を諦めずに上段に避難させておけば……! という激しい後悔にも襲われました。

 被災したときに家財の保険入ってるから保障してもらえばいいや! なーんて考えて諦めましたが、よくよく考えたら無事であることに越したことはないですからね……乾燥機やらプリンターやらパソコンやら……すぐに必要にはならないけど値が張る物達……諦めなければよかった……(´;ω;`)


 ちなみに家財の保険に関して、保険の話の時に書き忘れたんですが、こいつは保障してもらうのに被災した家財の写真とそれらのリストが必要です、被災した際はあまりにも被害が大きかった為か、最初はリストアップするよう言われましたが後からリストアップ不要で保険が下りることになりました、本来なら購入を証明する物なんかも必要らしいので保険かけてあるから~な~んて考えていると思わぬしっぺ返しを喰らいます、気を付けましょう。


 さて、そんなこんなで家を片付けていたんですが……それにしても暑い! 暑すぎる! 被災時の長雨が嘘のように毎日雲もまばらなカンカン照りの真夏日です、今年の台風被害を見る限りはすぐに降られて二次被害を被るよりいいかもしれませんが、あまり降らないのも困ります。

 連日の日照りのお陰で乾いた汚泥が粉塵となり舞い飛び、散水車が水を撒くも固まった汚泥は水を弾くばかりで流れていかない、酷暑に耐えかねた被災者やボランティアが熱中症でバタバタと倒れ、連日救急車のサイレンが鳴り止みませんでした……この日照りは約1ヶ月続き、その間降った雨はたった1度の30分程の夕立のみ……マジで地球が僕らを殺しに来てるって思いましたね。


 電気が復旧してからは被災を免れた2階のエアコンや買ってきた扇風機等が活躍し、なんとか命をつなぐ事ができました、エアコンに関しては室外機が水没しても案外使えるみたいで、最初こそ動きが悪かったもののすぐに問題なく運転できました、が、パーツの錆び等が発生する可能性があるため寿命はやはり短くなるそうです。

 余談ですがこの室外機、中に相当量の金属が入っているためくず鉄屋にそれなりの値段で売れるんだとか……この災害の際にもトラックで捨てられた室外機を拾い歩いて小遣いを稼いだ人も居たようです、捨てる神ありゃ拾う神……じゃないですがゴミの中に思わぬお宝が埋まっていることもあるみたいですな。


 さて、この酷暑において暑さ以外にも問題が発生していました、それは飲料です、豪雨の際に大手飲料メーカーの工場も被災していたため西日本での流通に影響、被災初期に在庫を避難所に放出した上に酷暑による需要の増加でスポーツドリンクやお茶の品切れが相次ぎました、その為水分はこまめに摂る必要があるのにあるのは高カロリーなジュースばかり……結果、避難生活で4キロ太りました( ´・ω・` )

 全ては水害のせい……そう……水害のせいなんです( ´;ω;` )

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ