表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/30

救助されるまで:前編

 ここからは私の被災体験記になりますが多少ネタチックなテイストになるのをお許し下さい、あれですよ『笑い飛ばさなきゃやってらんね~!』って感じであるとご理解願いたいです、ネタチックではありますが完全ノンフィクション、嘘は一切無しで書いていきますので笑い飛ばしてやって下さいませm(_ _)m

 大体被災後の動きについて語れるところは語ってしまったので私が被災したときの話でも。


 去年の西日本豪雨災害により水没してしまった私の地元ですが、水害の有無で言えば元々県内では少ない方の場所でした、堤防の高さが高めにされてあった為、元々水害の頻度として川を挟んで対岸側や、もっと下流側での床下床上浸水被害が目立つ感じでした。


 最後の浸水被害が約50年前、その時も深いところで膝までだったそうで、今回のような2階まで浸水するレベルの洪水は江戸時代以来だったようです、私達が小学生の頃にお寺の外壁に残った水跡を見に行き洪水の怖さという物を教えて貰いましたが、まさか自分達の世代がそれを体験するとは思いもしませんでしたね、まあ、そういった『自分は大丈夫だろう』という根拠の無い自信が1番危険であると今回改めて思い知らされたわけです。


 さて、洪水の当日ですが私は逃げ遅れて救助して貰った組です、関係者の皆様には御迷惑をおかけして恐縮しきりでありますが、前日の仕事が遅番だったのと、夜間雨が降る中幼い子供2人を連れての徒歩での避難が現実的でないこと、その上土手道が全て冠水で通れず、開放されていたショッピングセンターの立体駐車場にも行けないという身動きが取れない中の仕方ない籠城でした。


 アラートが響く中緊張状態で一夜を過ごし、目を覚まして外を確認、どうやらまだ冠水はしていないようで、ほっと胸をなで下ろして現況の確認をしました、相変わらず土手は通行不能、昨晩の間に堤防が何カ所か決壊しており農業用水用の堤防で隔たれた町の西半分は既に水没、昨日帰宅に使った道も通れなくなり、選択肢はこのまま籠城か、決壊や溢れ出た水に押し流されるリスクを背負って土手を通るか、いつ決壊するかわからぬ状況で幼子を連れての徒歩移動か……安全を優先すると選択肢は1つしかありませんでした。


 不安そうにこちらを見ている娘を見るとこちらが不安を顔に出すわけにはいけません、ちょいとここは小粋な冗談でもかまして場を和ませないと父親の名折れです╭( ・ㅂ・)وグッ !


「そういやこういうときはじぃじが田んぼとか用水路の様子を見に来てるかもだぞ~? じぃじはこう言うとき大体見に行かなきゃ気が済まないんだ」


 娘は大好きなじぃじが居るかもとにこにこ笑顔に、苦笑しながら嫁が続けます。


「も~、いくら何でもじぃじはそこまで……」


「あ~! じぃじ居た!」


「「はっ??(゜Д゜;)」」


 ……なんでおんねん!!(º益º#)……見れば気付いた親父がこっちに向けて手を振っています、子供ははしゃいでますがこっちは気が気じゃ無い事態です、このタイミングで堤防が決壊でもしたら命を落としかねないのですからね?

 ってか嫁、『そこまで……』のあとなんて言おうとしたの? 私はそっちもとても気になります(ノ///)。


 そんなこんなで親父を徒歩1分の実家に送り返し、朝食を摂りながらどうするかの相談です、テレビを見ながらどうしようかと考えましたがやはり移動すること自体が危険であると判断、当日の干潮が午前11時だった為、それまで保つ事に期待し籠城を続けることにしました、片付けも終わりしばし落ち着いた時間を過ごしていると、今度は玄関のチャイムを鳴らす人が……。


 ……そうです、親父です『水嵩が増えてきた』じゃないです、危険なのでおうちに帰って下さい、おかんを独りにするのは不安もありますから帰って下さい、ってかはよ帰れ!!(º益º#)。 ~後編に続きます

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ