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〜勇者になろう〜



「モテたい」

青空の下。俺は呟いた。

「間違ってる。どうしてみんな俺の魅力に気付かないんだ」

俺は広い草むらに薬草を取りに来ていた。だけどあんまり見当たらなかったから、近場の坂に腰掛けて変わりゆく雲を目で追っていた。

「モテたいわー。どうしたらいいかなぁ」

ぼーっと空を見上げ、呟く。

遠くをスライムがボテボテ飛び跳ねてるのが見えた。

「最近、モンスター増えたなー」

勇者とか聖女とか何してんのか。あ。

その時電撃のような閃きが俺の体にかけめぐった。俺、神なんじゃね!

「俺、勇者になろ!そしたらモテる!でも、モンスターと戦いたくないな。努力したくないし」

流れ行く雲が形を変えて街に流れていった。

その時、また電撃が体を駆け巡った。

「そうだ!最強パーティ作ればいいんだ!それで俺以外の奴に戦わせればいいんだ!」

バッと立ち上がった。

俺はきっと神様か、女神様にすかれてるんだ!こんな事考えつくなんて天才だ!

「そうだ!職安行こ!」

閃いたことはその日の内にやっとかなきゃ!

俺はちょっと取れた薬草を持ち、街の職安へと向かった。


「ふーんで、勇者になりたいと?なんで?」

堅苦しいメガネのおじさんに俺は必死に話す。

「モテたいから!」

このおじさんは職安の職員さんだ。前のめりになって俺は話した。

「勇者になってモテたい!」

「君名前は?」

「ユキムラです」

「ユキムラ君?今、君は何レベなの?」

「2レベぐらいですかね」

「どれぐらい修行したの?」

「草むらで1番弱い魔物を2、3匹倒しました」

「草むらで1番弱い魔物を2、3匹ね」

おじさんがペンを走らせる。

「強い仲間紹介してください!」

俺は力強くお願いした。ここは誠意だ。誠意を見せれば職安のおじさんがなんとかしてくれる。

「君、なめてるの?」

「いや舐めてないです」

「いやいや、勇者になりたい理由はモテたいとかなめてるね」

「モテたいんです」

「レベル2で勝てるわけないねぇ」

「そこは強い仲間集めればなんとかなるんで紹介してください」

「やっぱりなめてるねぇ」

おじさんがため息をついた。

「君、年齢は?」

「26です」

「現実見ようねぇ」

「俺、早く結婚して親を安心させてあげたいんです!だからモテたいんです!」

「定職につくことがさきじゃないかなぁ。今の状態で奥さんなんか作ったら親の負担が増えるだけだからねぇ」

おじさんはまたため息をついた。

大丈夫だ。俺は知っている。必死になってる若者を見捨てたりしない。それが職安であることを!

「君の気持ちは偉いと思うよ?ねぇ」

「やっぱ就職が先ですかね」

「まぁ普通に考えたらね?」

「じゃ、親とかもういいです。俺、モテたいんで!」

「ああ、親いいんだぁ?」

またまたおじさんはため息をついた。

「見捨てるんですか!職安は必死になってる若者を見捨てないってお母さんは言ってたのに!」

「そのお母さんを今、君が見捨てたところだけどねぇ」

おじさんは腕を組み再び深いため息をついた。

「わかったよ。これでちょっと検索してみるね」

おじさんは紙を持って立ち上がった。

ほらきた!職安は若者を見捨てたりしない!

俺はおじさんを待つ。ちょっとそわそわしながら。パーティ見つかるかな?いや、俺だよ?神に好かれて閃きの神になった俺だよ?見つからないわけないじゃん!てか、この世で最強のパーティ出来るんじゃね?過去最強のパーティ出来ちゃうんじゃね!?

「おまたせ。君にぴったりな案件があったよ!いやぁ!よかった!君にしかできない案件が、あったよ!」

おじさんが意気揚々と帰ってきた。

さすが俺!マジ俺、最強!

「どんな奴がいたんですか!?」

おじさんは自信たっぷりにこう言った。

「まぁ、会ってみればわかるよ。大丈夫、間違いなく最強パーティ出来るから」


騙されたかもしれない。

俺は案内された通りの場所、コミュニティセンターに来ていた。

コミュニティセンターと言えば暇を持て余したじじいとばばが集う場所だ。

こんなところで最強パーティーが作れるとは到底思えない。

やっぱり騙された。

「でもなぁ。職安は若者を見捨てないはずだし。一応入っとくか。こんにちわー」

俺は気が進まなかったが職安のおじさんを信じることにしてコミュニティセンターに、入った。

コミュニティセンターの中はエプロンをつけた若い職員と思わしき人がバタバタと慌ただしく動く中、じじいとばばはのんびり各々好きなことをしていた。

碁をやってるじじいがいれば編み物をしてるばばあがいたり、本当にじじいとばばは自由だった。

縦長の机が五、六個並び、そこに会議室に置いてありそうな椅子が並んでいて、そこでじじいとばばあは自由時間を過ごしていた。

奥には厨房と思わしき場所があり、そこからいいにおいが漂ってきた。

そういえば、そろそろお昼だ。

「ふざけんなーっ!じじい!」

そんなのんびりとした時間が流れる中でいきなり怒号が飛んできた。

怒号が飛んできた右端の方を入り口で立ち尽していた俺がみると、なんだかわからない硬いものが飛んできた。

「ぶごっ」

なんの回避スキルも持っていない俺はその硬いものを顔面で受け止め、赤い液体を鼻から噴射させた。そのまま後ろに倒れこむ。

鼻を押さえて飛んできた物を見ればそれはオセロの版だった。なんでこんなものが。

「今、黒を白に変えただろ!見えないと思ったか!」

「ほっほっ!なんのことじゃ?」

もめてる爺さん達に赤毛の女性が近づき、なだめようとしている。

あ、今、ハゲてる爺さんが、尻を触ったな。鷲掴みで。派手なことするなぁ。……羨ましい。

「ぎゃぁーーっ!何触ってんだよエロじじい!」

「いい尻しておるなぁ」

「じじいどもは黙ってオセロでもしてろーーーっ」

さっきオセロ版が飛んできた方を見ると、エプロンをつけた気の強そうな赤いポニーテールの女性が数人のじじい相手に格闘していた。

助けようとして絡まれても面倒なので、俺は見なかったことにした。

「あ、大丈夫ですか!?」

入り口に近いところでレクリエーションに使うのだろう輪投げを持った女の人が俺に気付いたらしい。

輪投げを机に置いてパタパタ近付いてきた。

「血が出てるわ!これ使ってください」

その女性は先程格闘していた女性はよりもお淑やかでしなやかな手つきでハンカチを差し出してきた。跪いて俺を介抱してくれる彼女はべっぴんさんだった。流れるような金色のサラサラロングヘアーがふんわりと揺れる。豊満なおっぱいにプリッとしたケツ。女性特有のいい香りに、大きな瞳は俺を写していて、プルンと艶のある唇が揺れる。容姿端麗。まさにドストライク。

「ヒール」

ひーる?

彼女の言葉が風に乗り俺に届いた瞬間、俺の鼻血は治った。魔法だ!

よくよく見れば彼女どこかで見覚えが。

「ごめんなさいね。騒がしくて。若いお客さんなんて久しぶり。今日はどうしました?あ、ここのおじいちゃんのお孫さんね?どなたのかしら?」

キラキラと輝くような声。この声は広場で聞き覚えがある!

そうだ!彼女は5年前に魔王討伐に行った聖女様だ!

討伐失敗して行方不明になったと聞いたがこんなところにいたなんて!

そうか!ここに来いって職安のおじさんが行った理由はこれか!聖女様だったら最高のパーティーにふさわしいじゃないか!さすが職安、そして最高についてる俺!閃きの神は伊達じゃない!

「あの、大丈夫ですか?」

凛とした声が響いた。

「だ」

意気揚々と答えようとした瞬間、俺の世界は終わった。


ーグシャー


「…………ちよ〜」

ん?

何か萎れた声が聞こえたような?

いや、そんなことより何か大切な用事があったような……

さっきまで俺は何をして……?

「はっ!」

俺は目覚めた。ふかふかの赤いソファーの上で。光が眩しい。少し顔を逸らす。

あんな美女の前で気を失うなんてなんて、俺どうかしてる。せっかく聖女様を口説く絶好のチャンスだったのに。

周りを見渡すと、まだ赤毛の女の子とじじいどもが格闘していた。俺は見なかったことにした。

足元には赤いソファー。横にはソファーと同じぐらいの高さの机と布。

聖女様はどこだろう?

見渡しても聖女様の姿はない。キッチンと乱闘が見えるだけ。

それにしてもこのソファーふかっふかだなー。妙にあったかいし。まるで誰かの太もものように。

おっ?おっおっ?

ま、さ、か。

布って聖女様の服だったりー?このふっかふかは聖女様の太ももだったりー?

ぬふ、ぬふふふ。

これを機に堪能しておかなくては!聖女様の美しき麗しき太ももを堪能せねば!

「もう、治ったでしょう?早く起き上がりなさい」

萎れた声が天から響く。なんだこの嗄れた声は!俺のスーパーふかふかタイム邪魔するな!誰だ!?酷いことを言う奴は!?

眩しいのを堪えて俺は上を見た。

「げっ」

その瞬間に俺は勢いよく飛び上がった。

俺が聖女様だと思ってたのは、スーパーふかふかタイムだと思っていたのは。

ばぁさんの太ももだった。

「あら、失礼ねぇ。せっかく看病してあげたのにぃ」

ばぁさんがほほほっと笑う。

俺は絶望した。悔やんでも悔やみきれないぐらい絶望した。こんなばぁさんの太ももをスーパーふかふかタイムなんて言ってた俺を300回は殺してやりたかった。それぐらい絶望した。

俊足で動いた。今までで1番早く動いた。その先を見る事なく一刻も早くその場から動いた。その場には戦場が待っていることを数秒前の俺は知らなかったんだ。赤毛の女の子とじじいが一瞬見えた気がした。

「あ」

「あ」

じじいと赤毛の女の子の声が聞こえてきた気がした瞬間、俺は終わった。


ーグシャー




「き……ちよ〜」

とんでもなく暗い怖い生物がいたような場所から俺は嗄れた声に救われて目を覚ました。

あの世界はなんだったのか、なんてどうでもいい!

俺は本能的に起き上がり赤いソファーから飛びのいていた。その動きは獣が死を直感した瞬間のような動きだった。

なんかこうしないと殺されるような気がしたんだ。

「あら?」

赤いソファーにはばぁさんが座っていた。

不思議そうに俺を見るばぁさんの視線にぞくりと背中が震えた。

おかしい。俺は一度、このばあさんの膝から飛び退いたはずなのにまた膝に乗せられていたなんて、なんかの呪いか!?

俺は何をしていた?確か目覚めて聖女様を探して。ダメだ。この先は思い出せそうにない。

とにかくあのばあさんには触れちゃいけないような。

無視だ。無視しよう。

ともかく聖女様を見つけて口説こう。ばぁさんとか赤毛の女の子とかじじいとか全部ぶん投げて聖女様を見つけ出して俺のパーティーにはいってもらおう。そうしよう。

俺は背中だけは安全な窓際から辺りを見渡した。聖女様ぽい影はない。赤毛の女の子とじじいどもの乱闘はちらりと見えた気がしたが、あれはノーカンだ。見なかったことにしよう。

「小僧!危なっ」

じじいの叫び声が聞こえた気がした瞬間、俺の世界は終わった。


ーグシャー



「きもちよ〜」

気持ちよってなんだよ。

俺は飛び起きた。三途の川が見えたような気がしたけど、きっと夢だ。

起き上がった俺はソファに座っていたばあさんにやぁと挨拶をし、窓際と女性とじじいどもが乱闘しているところを避けて立った。窓際は立ってはダメだと本能が俺に訴えかけていたのだ。俺は閃きの神。その本能を無下にはできない。本能を尊重して窓際を避けた。

「あらあら、元気ねぇ」

ばぁさんがほほほっと笑う。

もともと俺は元気だけど何言ってんだばぁさん。

「その顔は自分が死んだってことをわかってないようねぇ。あなた、三回は死んでるのよぉ〜」

「な、そんなわけないだろ!俺は生きてるさじゃねぇか」

「いいえ、死んでるわよぉ?」

ばぁさんが突拍子のない事を言ってきた。ボケてるんだろ。付き合ってられるか。俺は無視することにした。

俺はここの職員じゃないんだ。

俺は壁際に立ち、聖女様を見ていた。

やっぱり俺はあそこで乱闘している赤毛の子より聖女様の方がいい。

あのプリッとしたケツが美しい。それに豊満なおっぱい。ああ、揉んでみたい。揉みしだきたい。

「ほほい、こっちには人質がいるんじゃぞ!」

おや?

乱闘をしていたじじいの一人がこっちに向かってくる。

なんだ、なんだ?

「ほれ!」

俺の後ろにじじいが潜んだ。

まさか、俺を盾にするつもりなのか!?

「ほぉ!?そいつごとぶっ飛ばしてやる!このクソじじいが!」

赤毛の女の子が拳をコキコキ鳴らしながら近付いてくる。

おいおいおい!

「お、俺は無関係だ!」

「けっけっけっ。ここに入ったからには無関係なんてないんじゃぁ!」

「なんだよそれ!そんなルールがあるなら最初に言えや!」

俺は逃げようとしたがじじいが思いの外、がっしりと俺をつかんでいて逃げられそうにない。

「さぁ、覚悟はいいかぁ?」

「いや!まだです!まだ生きてたいです!俺まだやりたい事あるし!」

赤毛の女性が迫ってくる。拳をコキコキ鳴らしながら迫ってくる。

俺は必死に女性を止めようと叫ぶ。

「何がまだしたいんじゃ?」

「俺、モテたいから!!勇者になりたいし!」

「なんじゃ、それなら今、ワシの勇者になっとくれ」

「じじいにモテてもなんの得にもなんねぇんだよ!それより離れろエロじじい!」

じじいを必死に引き剥がそうとするもなかなかじじいが手を離しやがらない。

このままじゃ、じじいと共に俺まで赤毛の女性にぶん殴られてしまう。そんなのヤダ!俺に罪はない!聖女様をエロい目で見ていただけだ!行動には移していない!

「俺は無実だ!な!俺は無関係だって!」

「問答無用!!」

ぎゃぁ!もう赤毛の女性が目の前に!殴られる!ぎゃぁ!

俺は来るであろう衝撃に備えて身構えた。

「いい加減にしなさい!全く、ルビーさんもおじいさんもやり過ぎですよぉ。もう無関係な人まで巻き込むんじゃありません!」

殴られると思った瞬間……

俺の世界は終わらなかった。

ばぁさんの一喝によって俺の世界は救われた。


「もう!全く何度も何度も無関係な人を巻き込んで!この人、もう三回も死んでるのよぉ〜?また殺す気なのぉ?」

「いや、だから俺死んでないって」

ボケてるばぁさんが見当違いなところで怒鳴ってくれたおかげで、ルビーと呼ばれた赤毛の女性は振り上げた拳を諌めた。

「いや、小僧は確かに三回死んどるぞ?」

「いやいや、じいさん、俺今生きてるじゃん」

じじいまでボケてしまったみたいだ。俺は今を、生きてる。てか、三回も、人は死ねないだろ。

「いやいやいや、本当に死んだぞお主は」

「いやいやいやいや、俺ほら、じいさんの盾になってるじゃん。ちゃんと直立体制保ってるじゃん」

じじいはボケてる。ばあさんもボケてる。でも、なんでだろう。ここまで言われるとなんだか本当に死んだような気がしてくる。

「あ、ごめんごめん。君までまた巻き込んで殺しちゃうとこだった。あっぶな。ごめんね?君大丈夫?今回は生きてる?」

「今回って前回は死んだみたいじゃないか!俺は生きてるって」

「いや、三回は死んだよ君」

「え」

ルビーと呼ばれた赤毛の女性は俺の胸辺りを指差して死んだと言った。

この人までボケてることはないと思う。え、本当に俺死んだの?

え?

「いやいやいやいや!俺生きてるし、ほらピンシャンしてるし!」

「それ、魔法で生き返っただけだから」

そ、ん、な。

バカな。そんなことあるかい!死ぬことなんて人生で一度しかないことなんだぞ!それを三回も経験したとか、そもそも生き返るとか魔法どんだけ万能なんだよ!

「あー今回は殺さなくてよかった。ばあさんありがと。君もよかったね生きてて」

「俺、死んだ?は?」

「魔法は気持ちなのよぉ〜。万能ねぇ」

なんだそれ。ばぁさん、なんだよそれ。蘇生の魔法なんて聞いたことないぞ。てか、なんで俺三回も殺されてんだよ!?全部ルビーと呼ばれた女性が殺したのか!お前が殺ったのか!?

「あたしが殺したのは一回だけだからな」

「一回殺してんじゃねぇか!」

やっぱり俺はあの女性に殺されていた!

「ルビーのあの突きは強烈じゃったのぉ」

「それはお前のせいじゃねぇか!このエロじじい!!」


「はいはいはい。もうそれぐらいにしましょう。皆さーんお茶いれましたよ。君の分もありますから、適当に座って飲みましょ」

混乱している俺に聖女様がトレイに湯呑みを乗せてやってきた。

俺の分もあるらしい。とりあえず、長机の適当な席に座った。

そこに聖女様が湯呑みを置いた。

「ごめんなさいね。皆さん悪い人じゃないんですよ?でもときどき、あんな風になっちゃうんです。まぁ、一種の発作みたいなものですので許してあげてください」

「は、はぃ」

隣に座ったべっぴんな聖女様に見惚れて何を言っていたのかかけらも聞こえなかったけど、返事をした。死んだとかもういいや。俺、今、生きてるし。聖女様隣にいるし。愛でられてるし。いい匂いするし。絶対俺のパーティーに参加してもらわなきゃ。

「あ、あの」

俺は聖女様に話しかける。

「なんですか?」

聖女様はそれに答えた。

うっひょっ!これは脈ありとみていいんだよな!

「頼む!俺のパーティーに参加してください!」

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