ヤンデレS彼女×ヤンデレM彼女
朝、ウザいほど眩しい太陽の陽射しも、しーちゃん家までの辛抱。
しーちゃんは可愛い。私なんて比べ物にならないくらい可愛くて、クラスでもみんなの人気者。
ああ。殺したくなってきた。なんでアイツらみんなしーちゃんに声をかけるかな。
しーちゃんは私のしーちゃんだし、しーちゃんだって、しーちゃんの私ってゆってくれたし。
だからしーちゃんに話しかけて良いのは私だけっていうか、アイツらが話しかける時間の分だけ私がしーちゃんと話せる時間減るじゃんっていうか、え、なんで話しかけるなんて考えてるかわからないし、しーちゃんは私とだけいればよくないっていうか、私はそれがいいんだけど、しーちゃんもそうおもってくれるかな、思ってくれるよね、だってしーちゃんと私は一生一緒って誓ったんだよ、ああっ、あの時のしーちゃん可愛かったぁ♡
あ。
ピンポーン。…………ガチャ。
「しーちゃん。」
「ゆーちん。おはよ。」
ああ、今日もしーちゃん可愛いなぁ、ゆるくカールした茶色い髪の毛、フワフワしてる。おっきな目、小さな鼻、ぷっくりした唇、小さな顔。
ねえ、なのに何で私が上げた物じゃないアクセサリー着けてるの??
ブチッ。
「このネックレス、なに? この前、ハルカたちと一緒に帰ったときにみんなで買ったやつじゃん。」
ああ~~~~っっっっ♡♡♡♡
ゆーちん可愛い可愛い可愛い可愛い大好き大好き私のどんな些細な違いにも気付いてくれるし絶対可愛いって褒めてくれるしそんな私よりずっとゆーちんの方が可愛いに決まってるじゃん切れ長の目もハッキリした顔立ちも薄い唇もそれを気にしたメークも黒髪のボブにリボンのヘアピン付けてるのも可愛いっていうか私が贈ったヤツ! ずっと着けてくれるの好きすぎだよぉ♡
あとね? そのネックレスゆーちんが嫉妬してくれるんじゃないかって思ってワザワザ後から自分で買い直した物だから大丈夫だよ元々買ってたのはその日に捨てたよ当たり前じゃんゆーちんの私だし私のゆーちんだし。
「だって、みんなで買ったから、みんなで着けようって。」
「そんなの関係ないじゃん……あっ、ごめんしーちゃん首に筋が付いちゃった。」
「いいよ。ゆーちんがくれた痕なら嬉しいよ?」
「ダメだよしーちゃん。しーちゃんは綺麗じゃなきゃ。私のしーちゃんなんだから。」
「ゆーちん。。。嬉しい。」
「うん。」
「うん。」
ああ、しーちゃん良い匂い。
ゆーちん顔近いよキスするの? するの? 良いよ。しよ? キスしよ?
しーちゃんまつ毛長いの可愛いし肌キレイだし、あっ、薄くラメ入れてる! それ見つかったら大変だよ? 大丈夫かな、見つかっても私が何とかしなきゃっていうか、見つからないように私が守れば良いのか私って天才?
ゆーちん。ゆーちん。ゆーちん! まだ?
「学校、サボっちゃう?」
さーぼーるーっ!! ゆーちん良いこと言ったよねサボっちゃう? ねえねえサボっちゃう? そしたら一日中ゆーちんを独り占めできるの? それって素敵じゃない? え、どうして今まで気が付かなかったんだろうっていうか、そっか。
「日数は大丈夫?」
「まだ平気。」
そーいって誘うんだからもーゆーちんの小悪魔っ!
あーもう、しーちゃん可愛い。すっごい考えてる。私とサボるかどうか迷ってるの可愛いし、それでプルプル震えてるの本当に可愛いし。え、何でこんな可愛い子が私と付き合ってるの? あーもう可愛い!
「えへへ。」
「だよね。」
「「卒業するまでは、いい子にしようって、決めたもんね。」」
~fin~
パッションだけで書いてしまいました。