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猫16匹目 決勝トーナメント

四月はなにかと忙しいですね…(言い訳w

 現在、たまみさんはやや不機嫌であった。


 闘技場予選でたまみさんを馬鹿にした参加者たちを手加減なしに爪の錆にし、たまみさん一匹でほかの参加者をすべて葬ったのだからもう少し機嫌がいいはずだと思っていた。


 だが、その試合を観ていた者の中から、猫であるたまみさんが勝ち上がったことがバカバカしいと言い出すものがでてきたのだ

 もちろんたまみさんの強さを絶賛する者たちのほうが多く出ているのだが、たとえ少数意見でもたまみさんは自分を侮るような相手の声に敏感だ。

 その比率は、たまみさんを褒め称える意見が6、猫ごときに負けたほかの参加者を罵る声が2、そして、試合内容そっちのけでたまみさんの可愛さに悶えているものたち2といったところだ。

 僕としては、最後のたまみさんラヴの連中のほうが少々鬱陶しく感じるんだが…。


「試合の内容について文句を言う人間が一定数いることは仕方ないんですよ。

 闘技大会ではその試合結果について賭けが行われていて、外した人間の中にはその結果に文句を言いたくて仕方ない人間が必ずいるんですから。

 特にたまみさんが出ていた試合ではシードが取れなかった二つ名持ちが出ていましたからね。

 そうなると試合も注目度が高いですし、手堅い二つ名持ちにまとめて賭けて儲けようとした人間はそれなりの数いたはずです。

 そして、損をした人間が多いほど、その結果にケチをつける人間が出るんです。

 あの試合の内容を見ていてたまみさんの強さを疑う人間がいるとは思えません。

 今聞こえているのは対戦相手の不甲斐なさを罵る声と、イカサマが行われたんじゃないかと騒ぐ声だけです。

 気にするほどのことではありませんよ。」

「にゃにゃ~~」(でもあたしのことを軽く見られると腹が立つのよ とまだイライラしてるように見える。)

「あら、たまみちゃん、まだなんか不機嫌っぽいのね?」

「あんなんただの負け犬の遠吠えや。多くの罵声を浴びて心地よく感じるようになると、真の強者やで?」

「それはただの悪役(ヒール)だと思うがな。ま、たまみさんの強さは本物なのだから、堂々としていればいいんだ。」

「そうだぞ、文句を言う奴らを黙らせるには、堂々とその強さを見せつければいいだけだ。」

「にゃー」(この怒りは次の相手で解消するのが一番ね と物騒なことを言ってる気がする。)

「ま、闘技大会の決勝トーナメントの相手で憂さ晴らしってのもなんですがね。」


「ただ、次の対戦相手がちょっと微妙なのはあるんですよね。」

「そうだな、よりにもよってこの組み合わせか?と思うな。」

 決勝トーナメント開始までのしばらくの時間、まだ集合時間前のたまみさんを交えて観客席の片隅で現在対策会議中だ。

 ただ、少し先程からこちらを煽ってくるゴロツキやたまみさんの追っかけと思われる遠くから様子を伺う不審者などと遭遇している。


 決勝トーナメントの対戦相手は既に決定し、発表されている。


 今回はシード権を行使したのが8名であるため、決勝トーナメント一回戦は全てシード選手対予選通過者の組み合わせとなる。

 大会によってはシード選手の人数が8名にならずに違う組み合わせができることもあるが基本的に一回戦はシード選手対予選通過者であり、次回のシード権がここで決まるためにすべての選手のモチベーションが非常に高い。

 前回のシード権を取れずに予選から上がってきた古参の選手がシード権を取り返すために奮闘し、前回なんとかシード権を得たもののそれを維持しようと必死になっているものがいて、力をつけて闘技大会常連たちに一矢報いようと努力する新参の予選参加者がいる。

 ただ、シード権を持っている選手は事前に分かっているため、そのうちの誰に当たるかで一喜一憂するのも、この決勝トーナメント一回戦だ。

 予選通過者はくじ引きの結果によって決まった対戦相手を確認し、優勝候補に当たったものは嘆き、比較的弱いと思う相手に当たるといけそうだと喜ぶ。

 そしてその対戦相手によっては、自分のスタイルとの相性の善し悪しにため息をつくのだ。


「一回戦の相手は”散弾銃”ルティシアですもんね。シード選手の中で唯一の魔法使い系プレイヤー。たまみさんのスタイルから言って、もっとも当たりたくなかった相手ですよねぇ。」

 予選はバトルロイヤルであるためひょっこりと魔法使いが勝ち残ったりすることはあるのだが、決勝は大きさの限られたリングの上での一対一の戦いであるために詠唱が必要な魔法使いには不利となる。

 そんな中で前回の大会で相性の良さでなんとか相手を下し一回戦を勝ち上がったのが、ルティシアなのだ。

「ルティシアは前回大会で一回戦を突破して二つ名持ちになったんやけど、魔法使いは元から人気がないから倍率がよくて稼がせてもろたわ。

 敏捷性高めで威力よりも手数を重視したスタイルで、重くて硬い相手にはハマるってとこやな。

 たまみさんにぼこぼこにされてた”破城鎚”バイバラが前回の一回戦の相手で、逃げ回るルティシアをどうしても捕まえることができずに時間切れの優勢勝ちやったな。

 ま、魔法職はどうしてもAGI極振りにはできんし、ある程度硬いとそれを削りきるのもしんどいから、相手がよくてたまたま一回戦を勝ち上がっただけやったけどな。」

「散弾銃という二つ名は魔法の手数が多いから? 魔砲使いではないんですよね?」

「純粋な魔法使いやけど威力の低い魔法を一回の詠唱で3~5発撃ち込んでくるんや。

 その上で脚を使いながら近接に近い距離で移動撃ちしよるから、その様子が散弾銃持って戦ってるみたいやってその二つ名が付いたんや。

 一発の威力が弱い魔法でもHPの低いたまみさんに当たればやばいし、普段は使わんでも魔法使いなら範囲魔法も持っとるやろ。

 たまみさんとの相性という意味では、シード選手の中で最悪や。

 誰が見ても相性の悪さがはっきりしとる分、賭けの倍率はたまみさんの方が高くなるやろうけどな。

 たまみさんの速さならはじめの詠唱が終わる前にさっさと狩ってしまえば終いや。

 また稼がせてもらうでぇ。」

 どうやらLILICAは本命よりも大穴に賭けるのが好きらしく、事前に集めた情報から大番狂わせを狙うスタイルらしい。

 たまみさんはその外見、Lv、事前情報の少なさからオッズは実力より高くなっているため、その強さを知っているLILICAを小躍りする守銭奴に変えてしまっている。

「魔法使いである以上はどんなに短くても詠唱はあるんですから、魔法を使う前に倒せば大丈夫ってことですね。たまみさんも変な気を起こさずに、確実に行ってくださいね?」

「なぁー」(わかったわよ と軽い返事を返した気がする。)




「さぁ、第8回闘技大会の決勝トーナメント、一回戦第3試合がまもなく開始されます。」

「実況は引き続きGMベータとGMイプシロン、解説には特別ゲストで破城鎚バイバラさんに来ていただきました。」

「奇しくもバイバラさんはこの二人に負けましたが、今回の対戦をどのように見ますか?」

「くそ、今回こそはあの小娘に雪辱をと思っていたのに、予選であんな化物に当たるとは…。

 小娘の方は相変わらず小ワザをちまちま当てていくスタイルのようだから勝ち上がっても次は苦しいだろうが、あの猫の方はよくわからないうちにやられたのでさっぱりわからん。

 驚くような速度だったと聞いてはいるが…」

「予選の録画を私も拝見しましたが、なんというか…瞬殺でしたものね…。あれがあの愛らしい猫ちゃんの仕業とはとても思えません。」

「予選のバトルロイヤルにおいて旋風を巻き起こした黒猫のたまみさんですが、珍しいことに対戦前にその組み合わせに対するクレームが運営の方に数件寄せられています。

 『たまみさんの強さにビビって唯一の魔法使いにわざと当てたんだろう』などと言われておりますが、組み合わせ抽選はあくまで厳正な乱数によって決められたものです。

 けして、けして運営の方で操作などは行っていないことをはっきりと明言しておきます。」

「さぁ、両選手の入場です。」



 まず現れた”散弾銃”ルティシアは小柄な女性。

 金髪に白い肌、そして長く伸ばした耳とエルフをイメージしてアバターを作り込んである。

 薄緑色でフリルのついた装備もエルフを強くイメージしており、手に武器は持たず腕輪を魔法補助の武器として装備しているようだ。


 たまみさんもリングへと優雅にあがる。

 ゆらゆらと揺れるしっぽの白と、ゆったりとした足取りがたまみさんの自信を表している。


「なお、今回上層部の強い意向により開発部に無理を言ってたまみ選手のためにこのような装置を用意しました。」

 GMベータが取り出したのは古いラジオのようなもの。

 大きさ的には箱ティッシュほどだろうか?

「にゃ~?」『あら、なにそれ?』

 たまみさんの鳴き声に合わせてその箱から言葉が紡がれる。

「猫語翻訳機だそうです。」

「「「「「オオォォォォー!!!」」」」」

 会場に予想以上の歓声が響き渡る。

 それは猫を飼っている人間や猫好きにとっては夢の機械だった。

「こ、これはあくまでNEO内部だから実現できたもので、現実の猫の翻訳はできないとのことです。けして現実の猫語翻訳機を作れとは言わないようにお願いします。」

「にゃーー」『あら、便利なものを作ったのね。』

 翻訳機から流れるたまみさんの言葉に会場はさらにざわめく。

「上に言われて開発部の連中が泣きながら徹夜で作ってましたが、あっという間にお役御免になりませんかね?」

「そこは黒猫さんの活躍次第でしょうが、この組み合わせですからねぇ。」

「にゃにゃ~」『心配しなくても、しばらく活用させてあげるわ。』

「おっと、ここでたまみ選手の勝利宣言でしょうか?」

「舐めないでよね。そんな機械、あっという間にお役御免にしてあげるわ!」

 ルティシアが会場の盛り上がりに激しく闘志を燃やす。



「では、決勝トーナメント一回戦第三試合ルティシア対たまみ、試合開始です!」


 試合開始の宣言直後、ルティシアがバク転でさっと距離を広げた。

 開始直後の詠唱前に一気に奇襲をかけてくる相手の対策用に、職を問わず習得できて距離をあけながら回避できる瞬間発動スキルのバックフリップを覚えてきたのだろう。


 対するたまみさんはというと、打ち合わせで伝えたような開始直後の奇襲攻撃を行おうという気配は全くなかった。

「にゃにゃ~~?」『警戒してるようだけど、いきなり終わらせたらあたしの強さがみんなに伝わらないじゃない?』

 のんびりと顔の掃除なんかをしていたりする。


「おぉーっと。ここでたまみ選手、まさかの舐めプです!

 そうしてる間にルティシア選手の詠唱が完了し、5つの氷柱がたまみさんを襲う!」


 さすがにルティシアも闘技大会に連続で出場するほどの猛者。

 たまみさんの態度に大きく動揺することもなく、僕の予想よりも早い詠唱でアイスニードルの魔法を使ってきた。

 アイスニードル自体は初期に覚えられる魔法だが、それを一度に5発、詠唱も通常の3分の一程度の時間で使ってきた。

 恐らく2次転職してから可能になる魔法のカスタマイズで詠唱時間を短く、一度に複数発出せるように改造してあるのだろう。


 たまみさんは霞む影のような速度で移動しながら、迫る5つの氷柱を置き去りにした。


 攻撃魔法の効果については、個別型、位置型、範囲型の三種類がある。

 位置型は範囲を伴うものがあるが固定座標に対して行う攻撃であり、範囲型は自身の位置や指定座標を中心に一定範囲を攻撃するもの。

 そして、個別型は指定した対象を追跡して攻撃するものであり、魔法の種類によって攻撃の速度や追尾能力などに差はあるものの一応回避や迎撃は可能である。

 ただ、よほどでない限り魔法を速度だけで回避しきれるものではなく、AGI極の一部がそのような戦い方をするが多少の被弾は計算に入れなければいけない。


 だがたまみさんは当たり前のように5本の氷柱すべてを回避し、さらに角度を変えて追加で迫ってきた氷柱5本も軽く回避してみせた。

 ただ、回避するためにはどうしても横に移動しなければならず、ルティシアに次の魔法詠唱の時間を与えてしまっている。

 はじめの5つの氷柱がすべて回避されたところでルティシアも魔法を切り替えたらしく、小さな電撃が三つ放たれた。

 氷柱よりも3倍早く追尾能力も高いボルトの魔法は、しかしたまみさんには当たらなかった。


「おぉーっと、ルティシア選手の魔法が当たらない!

 一度に5発も撃つアイスニードルも、それよりもさらに早くて避けづらいボルトの魔法も当たりません!」

「こ、これほど早いとは…。俺自身予選では黒猫の動きが見えなかったが、後で見直したリプレイでもさっぱり動きがわからなかったはずだ…」

「この速度はやはり驚異的ですね。ただこの短い詠唱時間で複数の魔法を連射するルティシア選手もさすがです。

 たまみ選手も回避するだけではいつか捕まってしまうので、どこかで攻撃に映らなければいけません。」

「ニャ!」『そろそろ行くわよ!』

 実況に答える余裕を見せたたまみさんの姿が、フッと消える。


 迫るルティシアの魔法をすべて置き去りにして、その背後に現れるシャドウステップ。


 しかし、その瞬間にルティシアの左腕が大きく振り払われ、ルティシアを中心に水の膜が広がる。

 範囲型水魔法スプラッシュ。

 詠唱者自身を中心に広がる水の膜で、その威力は小さいため本来は敵の足止めに使うだけの魔法。

 ただ、そこには小さいながらもダメージがあり、向かってくる敵は回避することはできない。


「おぉーっと、ここでルティシア選手、範囲魔法のスプラッシュだ。シャドウステップで背後に迫ったたまみ選手は回避不可能!」

「予選でたまみ選手がシャドウステップを使っていましたからね。ここぞというところで使ってくるそのシャドウステップに対しスプラッシュを当てる、そういう作戦だったのでしょう。」

「あれが俺がやられたスキルか。それにタイミングを合わせて範囲魔法を使うとは見事なものだな。」

「恐らく、単純な攻撃魔法を使いながら二重詠唱でキャスト、その上で発動待機でシャドウステップが来るまで止めていたんでしょう。」

「二重詠唱も発動待機もかなり高度な技術です。ルティシア選手、二つ名持ちのシード選手にふさわしい見事な戦略と技です。」

「ここであの黒猫がスプラッシュのダメージを耐え切ることができるか、耐え切ったとしても次の魔法が来る前に動けるかが勝負だな。」


 はたして、たまみさんはスプラッシュを耐えることが出来るのか?

 そもそもたまみさんのHPはどのくらいなのか?

 皆が固唾を飲んで見守る中、スプラッシュの膜がたまみさんに迫り……。


 接触した瞬間、たまみさんを包むように光の膜が発生した。


 たまみさんは水の膜を光に包まれて通り抜けるとそのままルティシアに迫り、追撃の魔法の詠唱が終わる寸前にその喉元にフライング猫パンチ二連撃をお見舞いした。

 ルティシアは魔法使いであり、速度を生かすために装備自体も軽いものでしかない。

 たまみさんのクリティカルな猫パンチに耐えることはできず、HP全損し光となって消えた。



 ダメージパーティクルの光が舞う中にひらりと着地したたまみさんを大歓声が包み込む。


「たまみ選手、見事にスプラッシュのダメージを耐え切り、ルティシア選手に必殺の爪を浴びせて削りきりました!」

「ルティシア選手、見事なスプラッシュでしたが惜しいところでしたね。」

「最後、一瞬黒猫が光の膜で包まれたように見えたが、あれがスプラッシュのダメージを耐えた秘策はないかな?」

「あれはおそらく、マナシールドでしょう。

 魔法使いが非常用に習得するMPでダメージを肩代わりする魔法ですが、魔法職以外でも習得は可能です。

 ただ、ある一定のダメージしか防げない上に変換効率が悪いので魔法使いでも使用を考える、使い勝手の悪い魔法ですね。」

「ですが、なるほど、たまみさんという特殊なAGI極の選手にとっては、自分を捕らえることができるダメージの小さな範囲攻撃を耐えきる切り札になるわけですね…」


 そう、マナシールドは僕が嫌がるたまみさんに強引に習得させた防御魔法だ。


 もともとたまみさんはそれなりのMPを持ちながらそれを使い切れずに持て余していた。

 変換効率が悪いとは言えわずかなHPを強引に削ろうとする攻撃に対しては有効だと思っていたのだ。

 ドライの街から売られるようになる少々高めの魔法習得用のスクロールを買い、嫌がるたまみさんに習得させ、ここぞという時にちゃんと使っておくように口を酸っぱくした甲斐があった。


「決勝トーナメント一回戦第3試合はたまみ選手の勝利です!」

「なぁ~~」『少しヒヤッとしたけど、これで誰も文句はないわね?』


 振り削ぐ歓声にしっぽの白をゆらゆらと振って応える。


 だがしかし、もともと魔法使いとHPが少ないことが明らかなたまみさんとの対戦だったのだ。

 誰がどう見ても相性が悪かったと言わざるを得ない。

 そして、元よりたまみさんの方がオッズが高く、ハズレ券が大量に宙を舞うことは変わらなかった。

 たまみさんに限界まで賭け大儲けしたLILICAが下衆な笑い顔を見せる。




 まだまだたまみさんの機嫌が良くなるほど絶対的な評価にはならないだろうなと思うのであった。


やっと書き上げましたが、一回戦しか終わりませんでしたw

ま、一戦ずつ全部はやらないつもりなので、次でさくっと…終わるはず…w

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