このキノコがすごい! 2015
【はじめに】
皆様のご協力もあって、「このキノ」2015も無事に発表、発行ができました。
「このキノ」が初めての方もいるかもしれませんね。そんな方に、簡単に「このキノ」のご説明を。
自分の収穫したキノコに名前をつけ、収穫時の心情を綴る……。このジャンルは、2000年代に入り、おもに中高生を中心に人気となり、2004年の推定販売金額は265億円となるまで成長しました。
そんなジャンルを、ランキング付けしようと考案したのが、わが社でした。2005年の「このキノコがすごい!」から年一回発行し、今年で十周年です。
アンケートの実施方法としては、協力者アンケート、わが社ホームページ内でのアンケート、モニターアンケートの三種類を総合して、結果を出しております。
それでは、ランキングをどうぞ!
【作品ランキング】
一位 「やはり俺のキノコ狩りは間違っている」エイト氏収穫
マツタケ(ハラタケ目キシメジ科キシメジ属キシメジ亜属マツタケ節)
言わずと知れた、食用キノコの最高級品。もはや説明はいらないだろう。
☆友達がおらず、キノコ収穫を一人でするエイトさん。胞子のついた両手を見ると、悲しくなってくる。そんな心情を綴ったもの。
※マツタケということもあり、二年連続の一位に輝いた。エイトさんは、通常ならあり得ないところから、マツタケを見つける事が得意。雪の下に埋まっていたマツタケを見つけた話や、由比ヶ浜に落ちていたマツタケを拾った話はあまりにも有名。
[コメント]
「八万円相当のキノコを、作品に使ってしまうのは凄い!」
「エイトさんは、好感のもてるぼっち」
二位「マッシュ アート オンマウンテン」キルイット氏収穫
マッシュルーム(ハラタケ目ハラタケ科ハラタケ属)
和名はツクリタケ。外国ではあまりキノコを食べないため、マッシュルームがキノコの総称となっている。ホワイト種、オフホワイト種、クリーム種、ブラウン種がある。
☆念願のキノコ狩りツアーに参加したキルイットさん。しかし案内人が途中で拗ねて下山、ツアー客は山に閉じ込められてしまった。そのときの心情を綴ったもの。
※「収穫家になろう」でも一位に輝いた。略称mao
[コメント]
「実はツアー客の中に紛れ込んでいたという、案内人を倒したのはとてもかっこよかった」
「ツアー客の女性を次々と自分に惚れさせる、その甘いマスク……。素敵です!」
三位 「ノーマッシュ ノーライフ」スカイ氏、ホワイト氏共同収穫
クサウラベニタケ(ハラタケ目イッポンシメジ科イッポンシメジ属)
夏から秋にかけて単独~群生する。傘は吸水性があり、湿ると灰色っぽく、乾くと黄土色っぽくなる。有毒であり、ホンシメジと間違えて食べてしまうケースが多い。
☆スカイさんは、食用キノコか毒キノコかを見分ける技術にたけている。ホワイトさんは、キノコの生えている位置、数を割り出すのが得意。そんな二人の、キノコ収穫への思いを綴ったもの。
※スカイさんとホワイトさんは、義兄妹だという。
[コメント]
「この二人は、キノコの写真だけでなく、絵もうまい! すごいです」
「一歳にしてキノコを収穫したという、ホワイトさんは本当に天才です!」
四位 「とある白狐の感染症」トップ氏収穫
カワラタケ(タマチョレイタケ目タマチョレイタケ科カワラタケ属)
年中発生し、その発生範囲は広葉樹でも針葉樹でも、切り株でも倒木でも杭でも……と、かなりの広さを誇る。煎じて飲むととても苦く、ガンが治る効果がある? とさわがれたこともあるキノコ。サルノコシカケに似ている。
☆白狐を飼いたいが、エキノコックスが恐くて飼えない。そんな心情を綴ったもの。
※エキノコックスはキノコではないのでは、との声も上がったが、堂々の四位にランクイン!
[コメント]
「トップさんの、胞子を寄せ付けない不思議な右手が、とてもかっこいいです」
「白狐たんかわいい!」