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有里佳 詩集

卒 寿 の 人

作者: 有里佳
掲載日:2026/07/27

       長く生きれば、いつか行く道。

     冬の季節は 誰にもあると

     山谷こらえて 乗り越えた人

     野辺に小さな 花咲くような

     (ささ)やかな幸福 喜びながら


     卒寿(そつじゅ)すぎて よろける姿

     今では出来ない 諸々仕事

     (うれ)いいらない 手足になるわ

     安らかな旅立ち その日まで


     毎日毎日 力のかぎり

     働いて生きた 気丈(きじょう)な人

     時は移りて 可憐な尾花(おばな)

     幼子(おさなご)に帰った 愛しい人よ



   

     卒寿は90歳  尾花はすすき (枯れすすき)

    不思議なもので、今日生まれた赤ちゃんも

    70~100年経てば、お禿か白髪になり

    動きが2歳くらいの幼児のようになります。


    このようになった時、手助けしてくれる人は

    有難い神さま仏さまと同じ存在かもしれません。



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