【閑話】とある陸軍兵士達の雑談~誰が最強?
1週間に一度から少しペース上げられそうです!
頑張りますので、ぜひ読んでください!
「おい、聞いたか?帝国での戦の話」
「聞いた聞いた。海軍の新人准将がロロ・ホウセンを撃退したって話だろ?」
「そうそう。サンディ中将もマリオ少将もその場にいたからマジな話らしい」
「マジかよ…あの大陸最強と名高いあの『黒獅子』だろ?16歳とかじゃなかったか?その准将」
「16歳と言えども、あのドラゴスピアの正統継承者だぜ?インペリオバレーナ討伐の話と言い、普通の杓子定規で語れない人だと思うぜ」
「確かになぁ…てかそれほどの武術師がなんで海軍…?うちに入って欲しかったよ」
「それはそう……そんな傑物がマリオ少将とデルピエロ将軍と並べばどんな戦場も怖くないだろうな」
「うんうん。でもその中なら誰が最強なんだろうな」
「武術師の中で?」
「う~ん…戦場では魔術師や武術師とか関係ないからなぁ…この大陸で誰が最強なんだろうなとふと思ったのさ」
「武術師なら帝国の『黒獅子』ロロ・ホウセンが筆頭だろうな。次いで名が挙がるのは皇軍の『蒼の剣聖』ファビオ・ナバロか」
「魔術師なら王国の『戦爆葬送』ダイヤ・ミュラトールに、皇国海軍の『海の迅雷』パオ・マルディーニ少将が有名だな」
「両術士なら帝国の『白虎』ゲルト・ミュラー、王国の『深淵焔』リクソン・ベタンクール…」
「そして今や飛ぶ鳥を落とす勢いの皇国海軍の『銀龍』シリュウ・ドラゴスピア准将ね…」
「いやはやどの人物も伝聞で聞く限り超人的な強さらしいし、実際相対しないとわからないか…」
「それに今挙げたのは軍人だけだろ?冒険者や傭兵にも規格外の強さの奴はいるらしい」
「冒険者なら『鉄鬼』テオドーロ・マストロヤンニがその筆頭だろうな。傭兵なら帝国の『傭兵王』だっけ?あれも歴戦の勇士でかなり強いらしい」
「誰が最強なんだろうな…」
「あ~でもサンディ中将が前に言ってたような気がするな」
「なんて?」
「確か……こう言ってた」
『大陸最強?そんなのマリオ一択だろうな。本気のあいつにはかつての『戦神』だって敵いやしないさ~』




