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あーあ、これは完全に焼け野原と化してしまったな。
森の中の集落はいい感じに繁栄したかのように思えたけど、それも俺のパワーによってぐちゃぐちゃになってしまったな。
まぁ結構しつこく気を撃ち込んだから、流石にかなりボロボロになっちゃったな。最初らへんをたまたまくぐりぬけて命拾いしたやつがいたとしても、その後の永遠と続くしつこい攻撃で流石にダウンしてるだろうな。死んじゃっててかわいちょう。かわいちょう、かわいちょ。かわいちょしゅぎましゅうううう!!
「しゅぎましゅ! しゅぎましゅ! はぁ、これはかなり気持ちいな。やっぱり人間やることは人殺しでしょ。結局最終的にはここにたどり着くんだよな。最高のカタルシスを得ることができるのは、結局は他人の人生をめちゃくちゃにしてやる征服感にも似たどすぐろい闇の感情だからな。そのへんが理解できていないようじゃ、流石にまだまだとしか言いようがないかな。はぁ、気持ちいなぁ」
俺はとんでもなく気持ちよくなってしまった。
ちょっといい感じに破壊したから、ぶらぶらと散策してみようかな。俺の破壊の跡をいい感じに見て回ろうかな。将来的にはここが観光スポットになるかもしれないしな。俺という最高の人間が暴れた跡地として、世界遺産に登録されてもおかしくないもんな。それを見越して俺が下見しといてやろう。どんなもんかリサーチして、文句を言えるようにしておきたいよな。おい、ここはどうなってんだ! もっときれいに整えておけよ! 無能だなぁ。流石にこんなこともできないようじゃ首だよ君。なんのために生きてるんだよ。もう死んでしまえよ。首をつって流石に死んでしまえよこんな仕事もできないようじゃさぁ。もう死ね死ね! しね! しね!
「しね! しね! しね! しね!」
俺は気づけば再び気を放っていた。
ふぅ、ふぅ、おちつけ俺。おちちゅけ。こんなことしていても何も始まらない。あぶないあぶない。また無関係の自然を荒らしてしまうところだった。この怒りがどこかに向かう可能性がたったいま大いにあったな。そうなりかねなかったところを、俺の類まれなる理性が抑え込んで、なんとか大惨事にならずにすんだんだからな。他の人はこの俺のファインプレーに気づかず生きていくんだろうな。腹立つなぁ。俺の決断が無駄な死人を出さずに住んだというのにそれに気づかないとか、マジで無視してるのと一緒だろ。マジでヘドがでそうだわ。どうにかしてるわ、俺はそんなにんげんには絶対なりたくないわ。あー、きもちわりぃ。まぁただこの寛容な俺だからな、そのへんは実に腹立たしいところだが、特別に見逃しておいてやろう。言っておくけど俺じゃなかったらマジでやばかったからな。本当に俺でよかったと感謝してほしいくらいだ。まぁこんかいは大目に見るんだけどさ。
「はぁ。ほんと俺っておひとよし。気持ちいね。こんなすばらしすぎる人格の持ち主が世界中あふれてたらいいのになぁ。まぁないものねだりしても仕方ないけどな。そう、俺みたいなスペシャルな人間がそうそうそのへんにいるわけもないしな。そのへんは求め過ぎというか。仕方がないことだよな。俺のようなやつはそうそう現れてこないだろうし、俺はオンリーワンだからなぁ。誰も模倣品にはなれないんだ。かわいそうなことだけどな」
少し考え事をしていたら気持ちもだいぶ落ち着きを取り戻しつつあった。
これはいける、さすがはおれ立て直しも早いなぁ。
「おっしゃ、おっしゃ、散歩したけど特に何もないし、まああんだけ壊したんだから当たり前ではあるけど。だから俺はどこか行こう。もうこんなところにようはない遠くにいこう。遠くにいってそこでいい感じに破壊してまわろう」
やっぱり人間殺人をしないと始まらない。気持ちよさ、快感、ぞくぞくこみ上げてくる感情に浸り続けることはできないのだ。それは薬物でできた温泉のようなものだ。それにどっぷり使ったとき、すべてがとろけて何もかもがどうでもよくなりただ快楽だけが全身を満たし心を虜にしていくそんな状態へと昇華させてくれる。それは絶対に全人類が体験するべきだし、人類のゴールとも言えると思う。俺はその感覚を知ってしまっているからこそ、他のどんなことをしてもそこまでは心は揺さぶられないし、やぱり殺人にのみはぁはぁと息を切らしてしまうようになっちゃってる。なっちゃってるから、やるしかねぇ。そうれしかないんだ。
「ういーん。しょうがない。だからおれはあばれる。ういーん。俺はろぼっとだ。殺人ロボットだ。ものすごいんだぞー。ものすごく暴れてやりたい気分なんだぞ。ういーん。ういんういんういん。たいちょおおおおおお。しなないでーーーーー!!」
俺は一通りのルーティーンをこなしながら、空を飛ぶ。
そしてしばらく経って、よくわからない街についた。
これはかなりでかい城が立ってるじゃないか。これはひょっとしなくても、俺が経験したことのない、かつ求めに求めているすばらしいすぎる体験ができるのではないだろうか。俺は雪崩出てくるよだれを引き止めるので精一杯になっていた。




