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「とりあえず、他の場所を目指してみよう、そうだ、本当に目指してみよう。かなりいい感じになるはずなんだよな」
俺はそうすることにした。
そしていろんなやつを殺して回るんだ。回る回る。俺は、まわーる!
「そりゃああ、、良い簡易にいくぜ、遠くまでいくぜ、となりの大陸にでも行ったほうがいいいかな。これはかなりいい感じに遠くまでいくのがいい感じそうだから、頑張っちゃおうかな。俺しゃまがんばっちゃおうか」
俺は頑張ってみることにした。
なぜ俺は頑張らなければならないのか、それはわからない。俺ががんばりたいと思ったから、頑張りたいということなんだよ。本当にうっちゃうっちゃしたいよ。まじでいい感じにしたいよ。完璧にいい感じにちゃりかましたい気分だ。この世界に自転車はないけど、もう完璧にチャリかましたい気分だ。
「いや、そんなことは決めつけられないんじゃないか。もしかしたら、この世界にも車とかが開発されてたりするかもしれないだろ。本当にいい感じになりたいよ。車さえあれば、確実になれる気がするよ」
もう完璧だ。こうなれば、もう確実にいい感じになるために、くるまになって隣の大陸までいこう。いい感じに大陸にいこうかなっと、そう思えるんだよな。もううきうきですわ。
「うおりゃあああああああ!! いい感じ! いい感じにいくぜ!」
俺はぐるぐると回転した。縦に回転した。いい感じにでんぐり返ししたいよ。本当にでんぐり返しになるから、なーるなーるなんだぜ。まぁ完璧なんだよ。本当にいい感じにいきまっしゅ。まっしゅまっしゅ。本当に煮込みたい、まっしゅ。まっしゅを煮込んで、それをすごく頑張って食べたい。あつあっつにして、いい感じに味がしみてきたかなということころで、いい感じにあっつあっつしたいよぉ。もうそんなことになれば、確実に俺はとろけてしまうとおもうよ。とろけるのが、本当にいい感じに刺さっていくんだと思う。マジでやばい。マジでアタックした。こんなことないよ。もうこんなことないよ。完璧にいきたいよ。そうなれば、非常に生きるのが簡単になってくるから。まじまっじですわ。
「ふあああああああ!! 目が回ってきててええええええ! もうやばっしゅ。やばっしゅでしゅよおおおおおお! さいこうだよぉおおお!!」
もう俺は完全に気持ちよくなりたくなるけど、もう本当にはんぱなっしぶるですわよ。ふわあああああん! ふわん! やっべえええええ! きもちわりいいいいいいい! あっぱんあっぱん。やばしゅぎっしゅでしゅよ。完全にしゅきしゅきになってしまうかもしれん。もうこわれちゃうよぉおおおおお! ぐわああああん!!
俺は回ることによってどうにかなりそうだった。いやもしかしたらもうとっくにどうにかなってしまっているのかもしれない。もうそんなことどうでもいい。本当にどうでもいいんだよ。
おれはもう今を楽しんでいるんだ。この頭がぐるんぐるんして、今にも吐きそうな感覚を本当にすごく気持ちいいと思ってしまっている自分がいるんだよ。
「あああああああああ! しびれえるうううううううう!!」
もう自分の感覚がよくわからなくなっていた。回りながら、ゲロも吐いてしまった気がする。
もうそれすらもわからない。そしてどうでもいい。もう俺は死ぬまでこれを続けてみようと。そういう覚悟でいるんだ。それはもう間違いのないことなんだ。
「きょえ!!! もうやばっしゅ。このまま死んじゃう、死んじゃうよぉお。そのときには、いったい、いったいいいいい!!」
どんな快感が待ち受けているというのだろう。ああ、もう想像しただけでやべええよ。やべぇぞ! やべ! やべ! もうやべさんですよ。俺の近所のやべさんですよ。そんなにシャツ破くなでおなじみのやべさんです。それくらいの気分なんですよ。いい加減ぶちぎれるよやべさん。
「はぁ。はぁ」
俺は意気揚々と回りまくっていた。
しかし、急に体がいうことを効かなくなってしまった。
おい、どうしたんだよ俺の体。おかしいだろ、なんでせいぎょできなくなっちまったんだ。こんなのってないよ。なんで、なんで転んだまま、足が動いてくれないんだ。いや、指先すら動かすのも億劫だ。なんでこんな目にあっているんだ俺は。何が起きたんだ。
「げん……かいが、来ちまったのか?」
もうそうとしか考えられなかった。
俺はすごい限界になってしまったんだろう。到達してしまったんだ。完璧なる限界というものに到達し、体が動かなくなってしまったんだ。
はっ、考えてみりゃそりゃそうだ。誰が普段からあんな凄まじいスピードで回転してるんだってんだ。俺くらいしかいないだろう。まず試みようとするやつが俺くらいしかいないだろうし、もうそれは俺クラスのワールドクラスの俺ともなれば、それを真似するということは至難の業、神の領域へと至るといったところになるだろう。
「俺はもうここまでかもしれない。ふがいねぇな。本当に誰よりもふがいねぇ。ミミズよりもふがいねぇよ。俺はこうやって死んでいくんだ。自殺みたいなもんじゃないか。俺が普段から馬鹿にしてる自殺を、まさか俺自身がするはめになるとは……」




