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【一部完】世界を救っているのに自分は気づかない話  作者: おむすびさん
二章【ダンジョンの町でハーレムパーティーと呼ばれて~本当に呼ばれてるだけ~】
22/59

 これで今日の更新は終わりです。


 いい時間になったので晩餐は終わり奴隷館に行った。


 もう遅い時間だったので、明日ツバキを買う事を伝えると、今回はすぐに購入できるらしい。


 前回は元貴族のエルザだから…じゃなく、俺が初めての購入だったかららしい。

 それならと購入して帰った。

 購入する事が決まると、エルザはなぜか複雑な顔をしていた。


 また契約条件のなかに、夜の仕事はしないという条件があったが、俺が言う前にツバキからなしでいいよ。と言われたのでありがたかった。


 なぜかエルザが驚いていて、まあ複雑の表情をしていたが、エルザは自分から言えなかったから気にしていたんだと思う。


 そんな事気にする必要はないとツバキに内緒で帰り道に言ったら、目を細めてやっぱり…と言われた。


 やっぱりの後が気になったが、聞いても誰も幸せにならない気がしてやめた。


 明日は三人でダンジョンに行くので楽しみだ。

 明日から三人ダンジョンだ。と思ったが、その前に問題があった。ツバキの物がないということだ。


 それに加えベッドが一つしかない。だがベッドは広いし問題なかったので、一緒に寝ることにした。


 ツバキが珍しくあたふたしていたが、エルザが部屋から連れ出して帰ってくると調子が戻った。


「俺はどの辺に寝ればいいか…」

「カイ様はここで、僕が真ん中、ツバキさんはここで寝ましょう。」

「えぇー。主人は真ん中ちゃいますの?両手に花どすえ」

「うーん。別にどうでもいい。明日はダンジョンだし早く寝よう」


 エルザの指示通りのところで寝た。


「さすがカイ様」

 エルザが真ん中付近で横になった。


「それならうちはここどすね」

 俺とエルザの間に横になった。


「あぁ!ツバキさんはこっちです。移動してください」

「ええやんここで。誰か困るんどすかぁ?」

「うぅ…それなら…」


 エルザが俺とツバキの間に横になった。もう俺の体に当たっている。

 とても困る…

 それにまだ言い争っていた。


「明日はダンジョンなんだぞ!俺はソファーで寝るから二人はここで寝ろっ!」


 恥ずかしくて怒鳴ってしまった。

 でもダンジョンなのだ。

 危険な場所だから俺は悪くないと思う…


「ごめんなさい」「堪忍してや」

 二人共謝ってくれたがソファーで寝る事にした。

 俺は基本的にはどこでも寝れるのし、早く寝たかったので今日はソファーで眠った。


 まぁ怒鳴ってしまってバツが悪かったのが主な原因だが…


 ソファーで寝ようとしてしばらくすると、エルザとツバキが来てもう一度謝り、結局エルザが言った通りにベッドで戻って眠った。



 夜中うめき声が聞こえて目を覚ました。

 それでベッドの有り様を見て愕然とした。


 ツバキの寝相が半端ない程悪く、なぜかツバキは90度回転してエルザを枕にして眠っていた。


 エルザは寝苦しそうにしていた。

 とりあえずツバキを元の位置戻した。


 明日は、いの一番でツバキのベッドを購入することが決まった。

 エルザの寝不足が心配だし、俺にされた場合無意識で反撃するのが怖い。



 朝起きると俺が一番最後に起きた。

 二人は得意な家事をしていた。

 軽く挨拶してエルザの様子を見たが、寝不足にはなってないようで安心した。


 ルーティーンを始めるとツバキがこちらに来た。

「うちもご一緒してもええ?洗濯は終わったさかい」

「別に構わないぞ」


 ツバキがお礼を言い、二人で始めようとするとエルザまで来た。


「僕も一緒にいいですか?ダンジョンで体力不足が気になって…食事はあと少しで終わりますので…」


 嬉しいことだ。

 ダンジョン攻略や自分の力を増すことに積極的で…


 やはり解放して良かった。

 エルザは自分の事より俺を優先していたから、家事が一通り終わるまでやっていたからな。


 三人で柔軟、ランニングをした。

 ランニング中、エルザは頑張っていたが途中でバテて休んでいた。


 今までやってこなかったので仕方ない。

 それでも一月の間で大分体力はついたと思うが、魔術師でも体力は必要なのでこれからも頑張ってほしい。


 素振りを始めるとエルザは朝食の準備に戻った。

 ちょっと切なそうな表情をして戻っていった。

 もしかしたら、魔法の訓練をやりたいのかもしれない。


 こういう姿を見ると、いくら気にしないと言っても少し自分が情けなくなってしまう。

 やはり従者は買うべきだ。

 そうすれば俺の心苦しさも軽くなるはずだ。エルザやツバキのためじゃない。


 素振りはツバキの武器は刀ではなく剣なので、ドルクに習った素振りを教えた。

 さすがに体は覚えていたので少し安心した。


 教えているとエルザが朝食の支度が出来たと言いに来た。


 朝食中に今日の予定を話した。

 もちろんツバキのベッドを購入する事を理由と一緒に伝えた。


 伝えるとツバキは残念な顔をしたが、理由を聞くとしゃあないかと納得した。


 なぜかエルザは喜んでいた。

 喜んでいる事をツバキは気づいてなかったと思うが俺にはわかった。

 もしかしたら、あの前後に寝相の悪さで目を覚ましたのかもしれない。


 朝食後、家具屋さんは空いていないので、冒険者ギルドにパーティーの登録をするためにいった。

 二人でもパーティー登録できるが実はパーティー登録はまだしていなかった。


 エルザは私生活や俺の為になることには意見を言うが、戦闘中やどう進んでいくか等の冒険者として意見を言わずに俺の指示待ちだった。


 自信がないから俺に任せていたなら適材適所なのでまだいいが、奴隷だったからだった場合ならパーティーの在り方がダメな気がする。


 だからパーティーの登録はしなかった。

 ツバキも加入したが、ツバキはそんな感じには見えないので登録しようと今朝伝えた。


 どうやらそれは俺の考え過ぎの様だった。

 エルザは単純に冒険者として活動するのが初めてで俺に任せていたらしい。

 俺が危なっかしいのは心配したが、上手くはいっていたので口出しをしなかったらしい。


 戦闘をする奴隷でも、決定権がないだけで意見は言えるらしい。


 冷静に考えればそれが当たり前だし、エルザの過去※を聞いていたのに俺の考え過ぎの様だった。


 ※学生から潰れてしまった家の借金で奴隷になったので、冒険者の経験なんてありません。

 奴隷時代にも冒険者の依頼手伝いをした事がありません。それを聞いていました。



 物事に先入観がつくとそちらの方へ思考が偏ってしまう…

 俺の悪い癖だ。

 ツバキには奴隷の事を考え過ぎでおかしいと笑われたし、自分ははっきり言うと言っていた。

 いろんな感情が入り乱れなにも言えなかったが、そんなツバキが頼もしかった。



 人員の命がかかっているのに、自分の命令に自信がある人は凄いと思っているのは内緒だ。


 誰かの命令を聞く方が楽だが、一応リーダーだし私生活は頼りっぱなしなので頑張って考えているつもりだ。


 この事を伝えるとエルザが驚いていた。理由を聞くと罠を使ってのショートカットはおかしいので、なにも考えていないのかと思っていたようだ。



 これは落とし穴を使って下層に行く方法で、エルザをお姫様抱っこして落ちる。

 もちろん俺は骨折くらいするが、上級水回復魔法をかけて元通りだ。


 上級魔法の詠唱は長いので落ちる前に詠唱してもらい、落ちて1、2秒後にかけてもらう様に調整して落ちている。


 ツバキはドン引きしていた。

 失礼な仲間達だ。


 考えた末に楽をしていたのだがダメなのか…

 一応安全確認しているし…

 複数の石を落としてみて落ちるまでの時間と、落ちた後に鉄が響いた音がするかの確認だ。


 それで条件が揃えば落ちる事を決めるのだ。

 もちろん中層ではやっていない。

 ちなみに冒険者の遺品のほとんどがここで手に入った。


 ツバキは説明すると納得してくれた。

 結果が良く、結果的には誰も傷つかない、更に他人にも迷惑をかけていないなら最高ではないか。

 冒険者というのは結果さえ出せば良いのだ。


 エルザは理由を話しても落とし穴に落ちる度に嫌々だったが、今回話してエルザ自身に冒険者として経験が少ない事と、今回の話で少数派なのでこれが普通なのかと納得してくれた。


 普段意見しないのに、これにはおかしいです。と言っていた。

 説得が意外と大変だったので、これからは落ちてくれるだろうと安心したが、2人持って落ちても大丈夫だろうかと新たな心配が出来た。


 閑話休題。


 冒険者ギルドでエルザが持ってきた依頼を受けて、パーティー登録するとなぜかC級パーティーからだった。


 理由はぼかした言い方だった。

 人材不足なのかもしれないし、他に理由があるのかもしれない。


 俺とエルザは驚きや疑問に思っていたが、ツバキは疑問どころか不服そうだった。

 見た目はイケメンが笑っているだけだが、あの笑顔は嫌な時等に出る笑顔だった。

 模擬戦の時に気がついた。


 ギルドから出るとどうしてなのか聞いた。

 理由は自分達はA級くらいか、それに一歩及ばないB級くらいの実力はあると思っていたらしい。


 俺はかなり驚いた。最初はボケかと思ったが本気っぽかった。いろんな事にツッコミをいれたかったがやめた。

 モチベーションを下げるし、ツバキがそう思ってくれているのが嬉しくも感じた。


 ただ本当に俺達にA級の力があるのだとしたら…


 数ある冒険者の百万組に一組くらいの、冒険者の頂点の実力があるのなら…本当に人の未来は終わっている…


 ツバキのボケ…ではなく本気に対して、ランクはそのうち自分達の実力のランクに落ち着くだろう。

 B級だと特典が付くがあまり俺達には魅力的な特典ともいえない。

 特典が付く分頼りにされる。二人には言っていないがバルザ街みたいにだ。

 むしろC級が侮られないし、あまり頼りにもされないのでちょうど良い。

 当分ランクアップの試験も受ける気がない。


 そんな事をいうと納得してくれ、更にツバキは俺の事をおかしいけど面白いと笑っていた。


 ランクアップには試験を受けて合格するか、それに準じる依頼を達成しないといけないのだが、ほとんどの冒険者は前者でランクアップするし、準ずる依頼なんて受ける気はないので大丈夫だ。


 冒険者ギルドを出てダンジョンに向かおうとすると、エルザがツバキのベッドは買わないのか聞いてきた。


 ダンジョンに思い馳せすぎたようだ。ツバキのベッドを購入しにいった。


 来た時にはまだ閉まっていたが5分くらい待っていると、お店の人が気付いて時間にはまだ早いが開けてくれた。


 ツバキのベッドが決まり購入した。ついでにエルザの分も買っておいた。


 少し大きかったがあの寝相じゃ仕方ないので、ツバキが三人くらい寝れるベッドを購入した。

 エルザの分は普通のベッドを購入した。


 エルザは必要ないといったが、今後仲間が増えた時に昨日みたいになるのも困るといったら納得してくれた。

 トラウマが治ったら一人で寝たいと思うかもしれないし。


「二人共、うちの部屋にも遊びに来てや」

 なんで同じ家なのに遊びに行くんだろう?


「ダメですっ!私もカイ様にも必要ないです」

「エルザはんは必要ないかもしらんけど、カイはんはそんなんエルザはんにはわからへんやろ」


 また口喧嘩が始まったので先にダンジョン行っているぞ。と言って店を出た。


 どちらもいい加減にしてほしい。

 口喧嘩もそうだが、ツバキはエルザをからかいたくて冗談で言っているに過ぎないし、エルザもそれに気付いてほしい。


 俺がツバキにのったら意外に冗談だったと謝るかもしれないが…

 いや冗談でも俺がのったら、引っ込みつかなくて意地を通す危険性もあるな…


 これからどう接していくか迷いながらも、ダンジョン(冒険)を前にこんなことをしているパーティーが…

 そんなパーティーがA級だったら本当に終わっている。


 ただ一つ冒険者ギルドで考えた俺は間違っていなかった事を確信しながら、ダンジョンへ一人向かっていた。

 最後までお読みいただきありがとうございます。


 ブックマークや高評価を付けてくれている方が増えていたので、モチベーションが上がり、昨日の夜から執筆が進みました。

 ありがとうございます。


 多分、ポジティブな初感想も嬉しかったです。

 素直に受け取れない自分が嫌になりましたが、本当に嬉しかったです。


 ありがとうございます。


 そんな私ですが、他の方からの感想もお待ちしています。

 ひねくれた返しになるかもしれませんが、ご返信していきますのでよろしくお願いします。

 ただの誹謗中傷は勘弁してください…


 それと、もうすぐで繁忙期になるので更新のペースは落ちるかもしれません。


 ブックマークや評価をしてくれている方達や、していなくても楽しみにしてくれる方、暇潰しに使ってくれている方達には申し訳ないです。


 更新のペースは落ちるかもしれませんが、これからもよろしくお願いします。


 あとがきを最後まで読んでいただきありがとうございます。

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