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前兆その1

そしてその日は静かに到来したのだ。

俺にとっての勝負の日・・・!!

物心ついた頃から、いや、正確には長男で生まれてきた者の宿命を知った時から俺はずっとこの日を待ちわびていた。

宿命とは・・・次期『サンクトリア・アルトバルン』国王の就任!!

そう、この日より俺は国王という誰もが夢見る最強の役職に就くことができるのだ。

そんなことを考えていた前夜は無論、眠れなかった。

その分、当日の早朝は今までに感じたことがないほどに気持ち良かった。

「ふぁあ・・気持ちいい朝だあ」

無駄にきらびやかな装飾が周囲に施されたベッドから上体を起こしてう~んと一度大きな伸びをする。

「おはようございます、マルクス様」

そう言って深々とこちらに一礼する使用人メリザ。

「あぁ、おはようメリザ。」

俺もメリザに挨拶する。

失礼のないような態度を心掛けるのが両親からの教えであり、俺の数少ない責務だ。

あ、俺の名前はマルクス・アルトバルン。

このアルトバルン家の長男であり、今日から国王に就任する者だ。

しかし、今日から国王なんて正直割と実感がわかない。

頬を一度つねってみたが、やはり痛い。

うん、これでいいと思いつつ、エリザの方を見やった。

エリザは微妙にずれた眼鏡をかけ直すと話を進めた。

「お食事の準備が整っております。今すぐにこちらにお運び致しましょうか?」

「いや、それは後でいいよ。少し散歩に行きたいんだ」

「承知致しました。国王就任式には間に合うようになさって下さい」

「分かってるよ。妹の方にも行ってやってくれない?まだ寝てるだろうから」

「承知致しております。くれぐれもお気をつけて」

「んじゃ、行ってきます!」

こうして、俺は元気よく城を飛び出して城下町へ走り出した。


この後、まさかあんな事になろうとは誰も予想してはいなかっただろう・・・・・・

どうも、成瀬トモノリです。

短い内容での出発なので本題には掠ってもいないと思います。(笑)

これから少しずつ内容の濃いものにしていこうと思います。

読んでいただけると幸いです。

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