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テープのりを最初に見た時の衝撃ったらない
のりを買い忘れたんだ オーイエ
学校でそれに気づくんだ
筆箱の中には 空っぽのスティックのり
どうしよう 困ったな
プリントがノートに貼れないや
仕方ないと俺は 隣の人を頼る
「きみきみ のりをかしてくれないか」
・・・・・・・・・・・・
そして差し出されたのは
まだ見ぬ未知の文房具
名前すら知らない俺は 言ってしまったんだ
「いや、修正テープじゃなくてさ」
クソッ クソッ
あの時の俺を恨むばかりだ
あの瞬間が 俺とテープのりの
最初の出会いだったのに
ver.2
それを「テープのり」だと知った俺
衝撃が体を走る
これがのりだと?ふざけるな
本当にこんなんで貼れるのか?
募る不信感
だんだんこれを使ってる
アイツの事さえも 信じられなくなって
何がなんだかわからなくなって
気持ちの整理がつかないままに
俺はテープのりを手に取り
ひと思いにのりづけした
・・・・・・・・・・・・
後日 母が買ってきたのりが
「テープのり」であったことに 運命を感じたのは
また別の話さ
※詩じゃなくなってる件
次はもうちょっと頑張ります。