さようなら、私の愛した、琥珀の秒針
食品メーカーで働く三十六歳の志保は、十八年前に凄惨な事件で引き裂かれた初恋の相手・遥斗と再会します 。しかし、彼は事故の後遺症で新しい記憶を保持できない「前向性健忘」を患っていました 。志保は身分を隠して彼に寄り添う中で、二人の父が犯した罪の残酷な真実を知ることになります 。
彼の平穏を守るため、志保は真実を葬り、彼のノートに「偽りの幸せな過去」を書き記して去る決意をします 。数年後、記憶を失い続けてもなお、絵画の中に二人の絆である「光」を描き続ける遥斗の姿に、志保は救いを見出します 。共に生きられずとも、魂に刻まれた愛を糧に、彼女は止まっていた自らの時間を動かし、未来へと歩み出していく物語です 。
彼の平穏を守るため、志保は真実を葬り、彼のノートに「偽りの幸せな過去」を書き記して去る決意をします 。数年後、記憶を失い続けてもなお、絵画の中に二人の絆である「光」を描き続ける遥斗の姿に、志保は救いを見出します 。共に生きられずとも、魂に刻まれた愛を糧に、彼女は止まっていた自らの時間を動かし、未来へと歩み出していく物語です 。