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命のパラドックス

作者:星野 暁
高校を卒業して島に残った青年・春馬は、「マングースの駆除作業員」として働いている。
その仕事は当たり前のもので、何も疑問に思ったことはなかった。

──ある日、一匹のマングースが罠にかかる。

だがそいつは暴れもせず、ただ春馬をじっと見つめていた。
それをきっかけに、春馬の中に「違和感」が芽生えていく。

次第に、春馬の前にそのマングースが何度も現れるようになり、ある日ついに──
そのマングースが“言葉を話す”のを聞いてしまう。

名前はグウ。
100歳を超える、かつて「人間によってこの島に連れてこられた最初のマングースの生き残り」だった。
グウは、人間の愚かさと、命のパラドックスを静かに、そして鋭く語る。

「ハブを減らすためにわしらを増やし、今度はわしらを減らす。
 じゃあ次は、何を殺すんだ? お前ら人間は、どこまでいけば気が済む?」

春馬は迷いながらも、グウとの交流の中で自分自身の正義と向き合っていく。

やがて、島の駆除政策に大きな変化が迫り、春馬はある選択を迫られる。
“命の声”を聞いた者として、どう生きるのか。
そして、グウが命を懸けて訴えたメッセージの本当の意味とは──。
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