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タピオカミルクティー

作者: 男子高校生A

タピオカ美味しいからいくらでも食べられる、流行ってるうちは。

タピオカミルクティーは美味しい。

少なくとも彼女とのキスよりは。


彼女とのキスは不味い。


どこまでも無邪気な彼女が、キスをねだった最初の日、僕は当然のように別れようと思った。



タピオカミルクティーは不味い。

少なくとも新しい彼女とのキスよりは不味い。


学年で一番不良とされる彼女が恥じらいながらキスを拒んだとき、嗚呼、甘いと思った。



そうやって何度も違う味のキスを繰り返すうち、タピオカミルクティーの味はわからなくなった。

タピオカ一杯分が豚骨ラーメンと同じカロリーってホントなの?デマなの?

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