ごめん俺もなんでこんなの書いたか分かんねえや
きっと息抜きしたかったんだと思うよ。
俺は今まで、適当に生きてきた。
それなりに勉強して、それなりの大学に進学して、それなりの会社に就職して。
めんどくさい事は極力避けて、努力なんかほとんどしてこなかった。
何かに情熱を傾けたこともない。
ただ無気力に、意味もなく生きてきた。
──だが、ある日思った。思ってしまった。唐突に。
このままでいいのか?
たった一度の人生だ。次なんて、先なんてないんだ。
惰性に生きていていいのか?
一度しかないなら、全力で、全て出し尽くすべきなんじゃないのか?
変われるかな?こんな俺でも、変われるのかな?人生に、満足できるのかな?
自分の両手に目を落とす。
枝のような指だ。頼りなく痩せこけて、骨しか無いと思わせる。······何も、してこなかった手だ。
変わろう。
瞳を決意に滾らせる。
──御歳92歳。
··················いや無理じゃん。
〜完〜
うん。何これ!!