第3話 異世界へ
だいぶ短いです。
俺の身体に付与されるスキルの説明が終わった。
まとめると次のようになる。
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【マップ】:既に完成済み。周辺の国や街、村、地形の情報を入手出来る。
【亜空間収納】:無限に物を収納出来る。中では時間は経過しない。
【完全記憶】:一度見たものを瞬間的に理解し、記憶する。
【再現】:自身が見た、体験したことをできる範囲で再現することが出来る。魔法、スキルも可。ただし、その事象を理解できていないと再現することはできない。
【強化学習】:レベルアップまでに必要は経験値量が減少し、獲得経験値量が増加する。
【全属性耐性】:火、水、風、土、雷、光、闇の6属性に耐性がつく。
【瞬間移動】:視認できる所、もしくは一度行ったところに一瞬で移動する。
【創造】:自身の魔力を消費し、脳内で思い描いたものを創造する。創造するものが大きいほど、消費される魔力も増える。生物は創造不可。
【進化】:一定のレベルに到達すると、次の段階へと進化する。
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恐らく【再現】は【完全記憶】あってのスキルだろう。
理解してから再現するのだから。
それよりも【進化】ってなんだ。
俺はポ○モンか。
「さて、説明も終わりましたし、そろそろあちらへ行きますか?」
「そうだな。そういえば、俺はどこに転送されるんだ?」
「いきなり街に転送しても街の人がパニックになるかもしれませんし、森の中に山小屋でも作って転送しましょうか。そこに魔法やその世界でのお金や国についての本も置いておきおますし、しばらくはそこで生活できるようにしておきます。」
「ありがとう。」
「いえいえ、元はと言えばこちらのミスです。私こそありがとうございます。」
ヘスティアが頭を下げたので俺も慌てて頭を下げる。
「どうやら山小屋の準備が出来たそうです。」
「じゃあそろそろ…。」
「えぇ。」
立ち上がりながらそう言う。
「短かったけど世話になった。」
「こちらこそすいませんでした。それでは転移していただきます。いってらっしゃい。」
ヘスティアが笑いながら俺を見送る。俺もそれに答えるように笑う。
「あぁ、いってきます。」
次の瞬間、目の前が白い光に包まれた……。
次回異世界へ